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バレンシア単語

バレンシア

バレンシア(Valencia)とは、以下のことを表す

  1. スペイン東部に位置する州。バレンシア州。
  2. 上記1.のバレンシア州の州都。スペインではマドリッド、バルセロナに次いで第3の都市である。
  3. 上記2.のバレンシアを本拠地とするサッカークラブバレンシアCF
  4. ベネズエラ中部に位置するカラボボ州の州都。ベネズエラではカラカスマラカイボに次いで
    第3の都市である。
  5. エクアドルサッカー選手アントニオ・バレンシア
  6. エクアドルサッカー選手エネルバレンシア

本項では2.を解説する。

概要

バレンシアとは、スペイン東部のバレンシア州の州都である。

首都マドリッド、カタルーニャ州バルセロナに次ぐスペイン第3の都市である。人口80万。

スペイン語バレンシアの2つの言公用語としていて、各種看は2言で書かれる。
バレンシアカタルーニャ語に似ている。

バレンシア州旗カタルーニャ州旗(サニェーラ)とよく似ていて、
カタルーニャ州旗の左にい部分を加えるとバレンシア州旗になる。

位置と気候

バレンシアは地中海に面していて、典的な地中海性気になる。

に面しているので少し湿度が高い。
スペイン内陸部の首都マドリッドで冷蔵庫から冷やした飲み物を取り出しても結露しないが、
バレンシアで同じ事をすると結露する。
とはいえ、東京よりはずっと湿度が低く、でも過ごしやすい。
クーラーや扇風機しでも十分にしのぐことができる。

均最高気温は29.6度になり、少し暑い。

均最高気温は16.1度、最低気温は7.0度で、日本の種子島とほぼ同じ。は降らない。

年中を通してが少ない。そのため不足や山火事が話題になることが多い。

バレンシアの経済

バレンシアには小規模なメーカーが集積する工業都市である。

米国自動車メーカーフォードこの場所自動車工場を建設し、現地の雇用に貢献している。



バレンシア地中海第一の貨物取扱量を誇る巨大なバレンシア港を持っている。

地図で見てもわかるようにジブラルタル海峡を越えて地中海に入ると一番先に現れる巨大港で、
地中海に入る船にとってはとりあえず寄っておきたい場所になっていて立地条件が非常に良い。
首都マドリッドの外港という位置でもあり、さらに立地条件が恵まれている。

バレンシア港があるおかげで、運業界にとってはバレンシアこそが南ヨーロッパの中心となっている。

例えば米国からイタリアに荷物を船で送る場合、米国を発ってバレンシア港に来て、
バレンシア港で荷物を降ろして、そして米国に帰ってしまう。
あとはバレンシア港を根拠地にする企業イタリアに荷物を届ける。
こういう中継港をトランシップ港といい、しっかり利益が出る美味しい存在なのである。

バレンシアオレンジ

バレンシアバレンシアオレンジで有名

この品種は、ウィリアム・ウルフスキンというアメリカ・ミズーリ州出身の農家
アメリカ・カリフォルニア州サンタアナに移住してポルトガル原産の木を品種良して作り、
スペイン移民に「バレンシアオレンジに似ているなあ」と言われたのが始まりであるとのこと。

カリフォルニアから世界中に広まっていき、現在世界で最も多く栽培される果になっている。

バレンシアにも渡ってきて、内のあちこちにバレンシアオレンジが広がっている

米作とパエリア

バレンシアスペイン最大の作地で、市街地から15km離れたアルブフェラ湖の周辺に水田が多い。
ここでは9世紀からを作り続けている。

湖の水量
が多く、日本の水田とそっくりな水田が広がる。
湖の畔のエルパルマールパエリア発祥地らしい。


パエリアバレンシアの定番郷土料理

パエリアは個別記事(→パエリア)でも説明されているように、産物と野菜を入れて
炊き込んだ料理である。

二輪レースの最高峰であるMotoGPバレンシア郊外バレンシアサーキットで開催されるとき、
MotoGP関係者にパエリアを振る舞うのが定番のになっている。記事1記事2記事3

市内の観光名所

芸術科学都市

芸術科学都市」とは、トゥリア川がかつて流れていた場所に建設された施設群である。

白い骨組みの建物が青い池に囲まれていてコントラストが印
夜になるとイルミネーションが点灯してとても綺麗な夜景になる

ソフィア王妃芸術宮殿オペラハウス・劇場)、
レミスフェリックプラネタリウム、レザリア)、
ルンブラクレ植物庭園、彫刻庭園)、
フェリペ王子科学博物館博物館)、
オセアノグラフィックイルカショーも行われる水族館)、

が詰め込まれている。いずれもヨーロッパ最大級の大きさを誇っている

バレンシア大聖堂とミゲレテの塔

この場所バレンシア大聖堂がある。

13世紀にバレンシアにおいてレコンキスタキリスト教徒がイスラム教徒から領土を奪還すること)が
成功した頃から建設が始まり、18世紀になって建設が終わった大聖堂。
そのため、ゴシック様式、ロマネスク様式、ルネサンス様式、バロック様式、ネオクラシック様式と
様々な建築様式が混在している。

内部はこうなっていてい石の柱が太く大きい。

この大聖堂の隣に高さ51mのミゲレテの塔があり、207段の階段を上ると最上階まで登ることができる。
そこには14ヶの鐘がある。またビル17階建て分の高さなので眺めも素晴らしい

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

この場所ラ・ロンハ・デ・ラ・セダがある。名前は「の取引所」という意味。

この場所はイスラム時代において宮殿だった。15世紀にの取引所として建てられた。
柱は螺旋状になっており天井はこのようになっている。ヤシの木をイメージしているらしい。

バレンシアは暖かいのでヤシが生えている。特にバレンシア州エルチェヤシの植物園があり、
紀元前からヤシの木が植えられていて、現在では20万本のヤシが植えられている。
そういう土地柄なのでヤシの木はしくない。

宗教施設ではなく商業施設として建てられたものなので、とくにこだわりがない。
いろんなオブジェがあるが、マリア像があったり悪魔像があったりの像があったりと統一感がない。
かっこいいから作っときました、という感じ。

火祭り博物館

後述する火祭りにおいてはことごとく人形が燃やされる。

ところが一番出来映えのよい1体だけは燃やされず、この場所にある火祭り博物館に保管される。

ユーモアがあって面白い力作が展示されている。

セラーノスの塔

この場所セラーノスの塔がある。

1392年に建てられてからずっと他のとともにバレンシアを守り続けてきた。
1865年に他のは撤去されたが、このだけは壊されずに保存された。

夜は綺麗にライトアップされる

火祭り

火祭りとは現地ファジェスといい、バレンシア3月中旬に5日間にわたって開催される祭典である。

男女ともに民族衣装を着こなして参加するのが習わしとなっている
男性の民族衣装はこんな感じ。 巻きというのが一つの定番で、バンダナをして肩に布を掛ける
女性の民族衣装はこんな感じ。 デカくてゴージャスなスカートは18世紀の宮廷衣装を元にしている


爆竹花火を一晩中鳴らして雰囲気を盛り上げる。

爆竹をいくつも入念に仕掛け一斉に点火する。

高さ10mを越える巨大な手作りの人形(ファジャ)をいくつも広場や大通りに並べる。
2014年には日本スペイン交流400周年記念事業の一環として、招き猫だるま
ドラえもんとなりのトトロなどのファジャ製作された。検索するといかにも日本な人形が出る。

最終日の3月19日に人形が点火され、炎上して15分ほどで骨組みだけになる。
これを人形焼き(クレマ)という。

建物内部の可燃物への延焼を防ぐため建物にシートを掛け、消防車シートに放しながら着火される。
画像検索すると凄まじい風景に入ってくる。

石造建築ばかりのバレンシアだからこそ成立するお祭りで、
木造建築の多い日本では絶対理なイベントだろう。


トマティーナ(トマト祭り)

バレンシア地から高速道路A-3で西へ35km移動すると、人口1万人のブニョールという村に着く。

ここでは毎年8月最終水曜日トマトをぶつけあう「トマティーナ(トマト祭り)」が行われる。

トマトを満載したトラックが何台もやってきて、村役場の号とともにトマトが投げられる。

4万人ほどの観光客が詰めかけて地元民と一緒にトマトを投げ合い、みんな全身真っ赤になる。

バレンシアのサッカークラブ バレンシアCFとレバンテUD

バレンシアを代表するサッカークラブバレンシアCFレバンテUDである。

バレンシアCFはなかなかの強クラブスペインの中でも観客動員数はトップクラス
ニコニコ大百科にも個別記事あり(→バレンシアCF


バレンシアCFの本拠地はこの場所にあるエスタディオ・デ・メスタージャである。
1923年に作られていて老朽化している。
この場所ノウ・メスタージャを建設する計画が進んでいたが資難になり工事が中断している。


レバンテUDの本拠地はこの場所にあるエスタディオ・シウダ・デ・バレンシアである。
観客席がユニフォームと同じくに塗られている。


バレンシアCFとレバンテUDの対決はバレンシアダービーと呼ばれる。

バレンシアから60km離れたビジャレアル市にあるビジャレアルCFバレンシアCFライバル同士で、
この2チームの対決もバレンシアダービーと呼ばれる。

二輪の聖地 バレンシアサーキット

バレンシア地から西に離れた郊外バレンシアサーキットがあり、
二輪レースの最高峰であるMotoGPが毎年11月に開催される。

大勢の観客が押し寄せて、大きな盛り上がりを見せる。

このサーキットはも暖かいので車両テスト走行に最適であり、テストにも多用される。

なサーキットがある、
モータースポーツへの理解があって「騒音が酷いからレースをするな」というが少ない、
商工業の産業に恵まれて住民の所得準も高くモータースポーツの出費に耐えうる、
そうした条件が重なり合い、バレンシア人たちはMotoGPにおいて躍進している。

バレンシア出身のMotoGPライダーの名を挙げると、ジャウメ・マシアアロン・カネット
ホルヘ・ナヴァーロニコラス・テロルエクトル・バルベラホルヘ・マルティネス
リカルド・トルモとなる。

ホルヘ・マルティネス率いる名門プライベートチームTeam Angel Nieto(旧称Team Aspar)
バレンシアを本拠地としている。

Team Angel Nieto(旧称Team AsparバレンシアCFが、バレンシアブランドイメージ強化を
的として2014年に提携したことがある。こちらが記事。 

関連動画

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関連項目


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ページ番号: 5385369 リビジョン番号: 2585013
読み:バレンシア
初版作成日: 15/12/05 02:04 ◆ 最終更新日: 18/05/01 21:07
編集内容についての説明/コメント: 大幅に加筆しました。
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バレンシアについて語るスレ

1 : ななしのよっしん :2018/02/12(月) 21:29:03 ID: dm8AF1Vccg
ファイアーエムブレム外伝Echoes)の舞台
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