バロック・バンジークスとは、カプコン発売のゲーム「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」の登場人物である。
概要
本作の中心人物の一人であり、法廷で戦うライバル検事。
大英帝国の法曹界ではその名を知らぬ者はいないと言われている伝説の検事で、中央刑事裁判所(オールドベイリー)の「死神」と呼ばれている。
中世の英国貴族のような服装にマントを纏っている。眉間を斜めに走る大きな傷があり、どことなく闇を感じさせるような暗い目つきをしている。実際に対峙した成歩堂龍ノ介からは「本当に、生命を吸いこまれそうな“闇”の冷気をまとっている」と評されている。マントで体を覆ったその姿はさながらドラキュラのようにも見える。
彼が検事席に立つ法廷では被告人は“いけにえ”と呼ばれ、その法廷で被告人の命が助かったことは1度もないという。これはかつての御剣や狩魔のように「どんな被告人も有罪にする」という意味ではなく、例え無罪になったとしてもその被告人は無事では済まないと言われているのである。その呪われた伝説から、いつしか彼が立つ法廷では被告人の弁護をする者がいなくなったとされている。
非常に不穏な雰囲気のある人物だが、裁判では証拠品の捏造や証人との裏取引といった不正は一切行わない至極真っ当な検事である。しかし、審理中にワインを飲んだり、グラスやボトルを傍聴席に向かって投げたり、検事席に足を乗せたりと、シリーズ恒例のやりたい放題検事でもある。一方でその度にそれらの非礼を一応詫びる等、妙なところで礼儀正しい一面もある。
ある時期を境に法廷から姿を消した過去があり、本作では5年ぶりに法廷に立つとされている。そんなタイミングの悪い時期に初めて英国の法廷に弁護士として立つあたり、成歩堂家のピンチ体質は先祖の代からしっかりと健在のようだ。
また、詳細は語られていないものの、かつて日本人との間で何か問題があったらしく、審理中に度々日本人に対する敵意を顕わにする発言をすることがある。
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