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バロッサ星人とは、空想特撮作品「ウルトラシリーズ」に登場する宇宙人である。
通称は「海賊宇宙人」。派手に行くぜ!
概要
種族総出で海賊稼業をしており、物量差と武器・兵器を利用して他星の金品や貴重品を強奪・制圧を得意とする種族。
宇宙警備隊の任務の討伐対象になる程悪名名高く、ウルトラ戦士にとっては非常に厄介な宇宙人と見なされている。母星は赤黒い空の下、一面に荒涼とした風景の広がったかなり過酷な環境と思われる場所であり、略奪行為はバロッサ星の掟であるらしい。
人間とは異なり卵生の種族であり、一度に1万個の卵を生み落とすため、初登場した初代以外に母星にはあと9999人の弟がいるらしい。オスメスの区別があるのかは不明で、雌雄同体の可能性もある。
同族意識も強く、長兄を殺された敵討ちを目論んで以降も弟達が地球にやってきてはウルトラマンゼットや地球人と死闘を繰り広げることとなる。
背中には蝶の翅のような突起があるがただの飾りではなく、そこから蝶に似た巨大な翅を広げて飛行することも可能。タピオカのような地球のデンプンを含む食べ物を摂取することで自らの細胞を活性化させて巨大化する生態でもある。
他の星から奪った数多くの武器や兵器を「自分の物」として所有しており、ウルトラメダルを回収しようとしたキングジョーも彼らがペダン星人から奪った兵器の一つである模様。
最初に地球に現れた初代は奪った武器をその場に並べて得意げな仕草をした後に戦闘に入る辺り、収集癖や愛着を持っている様子が伺える。状況が不利と見れば相手の目に砂を掛けて目潰し、その場にある岩を投げつけてけん制、偶々目に入った武器を拾って応戦するなど臨機応変に対応する。掌から催眠波を出す能力も持ち、相手の頭を掴む事で意のままに動かす他、掌を顔の前に翳して自失状態にするなど応用の幅は広い。これらを駆使し現地人を操って生体認証を突破したり通訳機代わりとして交渉に利用している。
使用した武器
一部明らかに入手困難な代物まで混じっており実際に彼らと戦って手に入れたのか、何らかの方法で彼らの遺品を入手したのか、形が似ているだけの贋作なのかは不明。
初代 CV.外島孝一
・忍者怪獣サータンの毛で編んだ透明マント
・暗黒星系シャプレー星人の拳銃
・三面怪人ダダのミクロ化機
・宇宙帝王ジュダとモルドのバットキャリバーとバットアックス
・奇機械宇宙人・ガピヤ星人サデスのサデステイン
・暗黒機靭メカザムのソードザンバー
・マグマ星人のマグマサーベル
・暗黒星系ババルウ星人のババルウスティック
・宇宙剣豪ザムシャーの星斬丸
・バット星人グラシエの剣
二代目（初代の9999人の弟の一人） CV.関智一
・宇宙ロボット・キングジョーカスタムのペダニウムランチャー
・古代植物ジュランの種
三代目（初代の弟であり二代目の兄） CV.橋本達也
・雷撃獣神ゴロサンダーの棍棒
余談
名前の由来は、実在した海賊「ハイレッディン・バルバロッサ」。ガピヤ星人以来となる、全身スーツが作られた完全新規の宇宙人。デザインはゲネガーグも担当した楠健吾氏。「令和を代表する宇宙人」ということで、決定稿が仕上がるまでかなりの案を出し、苦労したとのこと。もっとも、ボスではない「普通の宇宙人」をデザインできて嬉しかったとも述懐している。
三度に渡ってゼットと戦いを繰り広げ、劇中でもインパクトの強い個性を残したことから、『ウルトラマンZ』という作品を代表する敵キャラの一体として認知されつつある。
関連静画
関連動画
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関連項目
関連リンク
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