パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストとは、2006年に公開されたディズニーの海賊映画である。
概要
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちに続くシリーズ2作目であり、興行成績はシリーズ1位を誇る。
次回作パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドと密接につながっていて、二つの映画で前編後編を構成しているといってよい。
今回の見所はジャックたちに襲い掛かる幽霊船フライングダッチマンとそのクルー、そして巨大な海の怪物クラーケンなど。そして衝撃のラストが待っている。
ストーリー
前作から3年。ウィルとエリザベスの結婚式当日、東インド貿易会社のベケット卿が現れジャックを逃がした罪で2人とノリントンを絞首刑に処するという。処刑になりたくなければジャックのコンパスを持ってこいと言われたウィルはジャックを探しにトルトゥーガへ向かう。
その頃、ブラックパールの酒蔵でジャックは死んだはずのウィルの父親、ビル・ターナーに再会する。彼はジャックが13年前契約したデイヴィ・ジョーンズから送られた使者だった。怪物が追いかけてきていると告げると彼はいなくなる。そしてジャックの手には黒いしみが・・。
解説
今回の映画では前作の呪われた海賊たちと比べてカリブの海賊以外の海賊の物語からもさまざまなモチーフがとられている。代表例として、以下のようなものがあげられる。
- フライング・ダッチマン - 和訳すると「さまよえるオランダ人」。ヨーロッパで近世になってから成立した海の伝説である。
- 黒いしみ - ビル・ターナーからジャックに与えられたクラーケンを引き寄せる印。古くは小説「宝島」の黒丸にもそのモチーフを見ることができる。これを送られた海賊は他の海賊すべてから命を狙われることになっている。
- クラーケン - ヨーロッパの海の伝説のひとつ。詳細は該当記事参照。
- デイヴィ・ジョーンズ - ヨーロッパの海の伝説のひとつ。英語では「デイヴィ・ジョーンズのロッカー」で海底を意味するイディオムとなる。参考:デイヴィ・ジョーンズのロッカー(英:Wikipeidia)
登場人物
- ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ/平田広明
- ウィル・ターナー:オーランド・ブルーム/平川大輔
- エリザベス・スワン:キーラ・ナイトレイ/弓場沙織
- ジェームズ・ノリントン:ジャック・ダヴェンポート/森田順平
- カトラー・ベケット:トム・ホランダー/横島亘
- デイヴィ・ジョーンズ:ビル・ナイ/大塚芳忠
- ビル・ターナー:ステラン・スカルスガルド/柴田秀勝
- ティア・ダルマ:ナオミ・ハリス/高乃麗
- ヘクター・バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ/壌晴彦
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関連項目
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