パンジャンドラムとは、第二次世界大戦中に英国で生まれた珍兵器妖怪である。
概要
パンジャンドラムは、大西洋の壁と呼ばれたドイツのコンクリートで出来た防御陣地を破壊するために開発召喚されるはずだった妖怪である。
その名付け親で召喚の中心に携わったのは、作家で後に名作『渚にて』を執筆することになるネビル・シュートである。引用元はサミュエル・フットの英詩「The Great Panjandrum(偉大なパンジャンドラム)」から。
ちなみにこの「Panjandrum」。もともとギリシア語の接頭語panとラテン語の接尾語rumを使った造語らしく言葉に意味はないそうです。もともと、ある俳優がどんな台詞も暗記できるといわれたのでフットがならばと意味がないナンセンス詩として書いたものらしい。いや、ここでその詩
が掲載されているけど意味わかんねーよ! ともかく転じて「The Great Panjandrum」=「おえらい御仁」「もったいぶった役人」、「お祭り騒ぎ」という意味があるそうです。
…まぁ、つまるところ「お偉いさんが作れっていうから作ったんだけどさー」みたいな空気があるようなないような。さてどうだろうか?。
冒頭にも説明したように、ノルマンディ上陸作戦に先駆けてドーバー海峡を望むフランス側に設置されたコンクリートで作られた陣地を破壊するためにどうするか考えて出来たらこうなったというシロモノ。
しかし、召喚した紳士(開発者)たちの紅茶が切れていたため、紳士達はまったく期待外れの妖怪を召喚してしまった。(これは英国的には当たり前の出来事であるが・・・)
構造的にはいたってシンプルで、1.8tの爆薬を積んだ車軸の両側に車輪をつけている。一見すると糸巻き(ボビン)のようでもある。詳しくは関連動画を参考のこと。
ちなみに車輪にすえつけられたロケットは、それで推進するのではなくて車輪を回すためのもの。
乾いているとは限らない砂浜を車輪で走行させるということの無茶に誰か気がつけよ…と作っている人も気が付かなかったのかなんなのか。
結果、ロケットの脱落や予測不能な動きをする、見に来ていた人に襲いかかる等、安定を増すために大型化すれば今度はロケットの推進力が足りない。数を多くすれば両輪の回転が一致しない。改良すればするほどドツボにハマるので、流石の英国紳士たちでも扱えなかったため開発中止封印処理されてしまった。それなら最初からロケットで牽引すりゃいいのに…とか突っ込んだら負けです。
もちろん中の人などいない。
ドイツのリモコン移動地雷ゴリアテ、米国の円盤型戦闘機XF5Uフライングパンケーキと並んで第二次世界大戦の三大珍兵器珍獣のひとつに数えられる。
ちなみにとあるゲームのMODでは妖怪化したパンジャンドラムが出没する海岸があるらしい・・・。
つい先頃、これまたご丁寧に英国紳士の皆様がパンジャンドラムを再現しております。
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関連項目
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読み:パンジャンドラム
初版作成日: 09/11/27 03:27 ◆ 最終更新日: 11/12/18 19:32
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