パンダマウスとは、ハツカネズミ(以下マウス)の一品種である。
概要
パンダマウスはマウスの一種で主に愛玩用に飼育される。 元々は江戸時代に愛玩用として飼育されていた品種であるとか。 その後日本からは絶滅したが、海外に持ち出されていた個体が繁殖したものが研究用として里帰りを果たした。
ペットとしてはハムスターなどには知名度では遠く及ばないが、地味に人気のある種である。
外見的特徴
パンダマウスの名の表すとおり、白と黒のぶち模様を持つ。 多くの個体は白地に首の周りとおしりに黒い模様が出る。 また、体長は12cm台とかなり小柄。しかもハムスターなどと違い長いしっぽがあるため、実質体長は7cm程となる。 ちなみに原種となるハツカネズミの体長は16cmほど(尻尾込み)となる。
飼育について
パンダマウスは非常に小柄なので、市販されている網目のあるケージでは脱走の恐れがある。 そのため、飼育にはガラス製の水槽や大きめのプラケース、衣装ケースを改造したもの等が適しているとされる。 もちろん市販のケージも使用可能だが、その場合ワイヤーの巾が10mm以下になるよう改造する等脱走対策が必要となる。
いっそのことマウス用の飼育ケージ(実験用)を購入する手もある。
ケージ以外はハムスターの飼育方法とほぼ同じでよいが、寒さに弱いためペット用ヒーター、シートヒーターなどで しっかり保温をすることが大切である。
入手方法
パンダマウスはあまりメジャーなペットではないため、扱っているお店は少ない。 しかしハムスターの他にも齧歯類を置いているようなペットショップであれば頼めば入荷してくれることもある。 また、飼育者が繁殖させた個体が里親に出される事もある。 一部であるがインターネットで通信販売をしている業者もあるようだ。
一つ注意しておきたい事として、通常のマウスの白黒ぶち模様の個体をパンダマウスと称して販売しているケースがある。 事前に書籍やインターネットを用いて両者の違い、大きさなどを把握しておくとよいだろう。
関連項目
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