パーフェクトダークゼロとは、2005年に発売されたXBOX360のゲームである。
概要
- 2000年に発売されたパーフェクトダークの続編である。開発は前作と同じレア社。
- 前作と同様ジョアンナ・ダークを操作してミッションをこなしていくFPSである。今作はCO-OP可能。
- またミッションモードの他に対戦モードであるコンバットアリーナがある。
コンバットアリーナはXBOX Liveでオンラインでプレイすることもできる。 - ミッションモードはプレイ状況やクリアタイムに応じてスコアが決められ、他のプレイヤーと競うことができる。
- 前作やゴールデンアイ007にあったチートは今回はお預け。
- 国内版は日本語吹き替えされている。
- 2015年に発売されたRareReplayにも収録されているが日本語吹き替えされていないので注意。
あらすじ
時は2020年、世界を手中に収める鍵となるヒエログリフの秘密を巡り戦いが勃発した。
父親のジャック・ダークと初めての任務に臨んだジョアンナ・ダークはその戦いに巻き込まれていく。
登場キャラクター
- ジョアンナ・ダーク(CV:釈 由美子)
本作の主人公。父親のダーク探偵社でトレーニングを積んでいる。未熟ながらもエージェントとしての能力を開花させつつある。 - ジャック・ダーク(CV:立木 文彦)
ジョアンナの父親でダーク探偵社のリーダー。元海兵隊だったが警察官を経て今に至る。 - チャンドラ・セカール(CV:湯屋 敦子)
ダーク探偵社のアシスタント。優秀なハッカーであり裏手でジョアンナたちをサポートしてくれる。
前作との違い
アクション周りの追加
- 身を隠せる場所に近づくとカバーポジションの体勢を取り、隠れながら射撃することができる。
- 前作では素手もしくは一部の武器でしか使えなかったグリップアタックが共通化された。
よって全ての武器でグリップアタックができるようになった。 - ダイブすることで敵の攻撃やオブジェクトをかわすことができるようになった。
- 梯子の上り下りの仕様が変更され梯子に近づいたらボタンを押すことで上り下りができる。
- ジップラインの追加。綱のあるところでボタンを押すと滑り降りることができる場所がある。
- 相手と会話する場面が追加され対応の仕方を選択することができる。
適切な対応を選択することでミッションをスムーズに進めることができる。
ミッション
- 必ずクリアしなければならないメインミッションとクリアに必須ではないサブミッションが存在する。
サブミッションをクリアするとミッションを有利に進めることができることがある。 - チェックポイントが存在し
ミッション失敗になってしまってもそこからやり直しができるようになった。
しかし、所持している武器はミッション開始時に戻り、サブミッションは未クリアの状態になる。 - 前作同様ミッションの量と内容は難易度によって変化する。難易度は今作は4段階。
武器
武器カテゴリの追加
の6カテゴリーに分けられる。
持ち歩ける武器の制限
前作では拾った武器は全て使えたが
今作では4つある武器スロットに収まるように武器を選ばないとならない。
スロットの消費数は基本的に
となっている。
なお落ちている武器を今持ち歩いている武器と入れ替えることは可能である。
武器スロットが空いている場合は前作と同様に武器の上に移動したり素手の時に武装解除をすることで
回収もしくは奪うことができる。
弾薬の補充は前作と同様である。
武器スロットを開けるために持っている武器を置くこともできる。
武器の持ち込み
前作ではミッション開始時点で持っている武器が決まっていたが
今作ではミッション開始前に持ち込む武器を選ぶことができる。
しかし、最初から全ての武器が選べるわけではなく
武器を持ってミッション完了することで持ち帰る必要がある。
武器の重量の仕様の追加
武器カテゴリによって武器の重量が異なり、武器が重いほど持っているときの移動速度が遅くなる。
移動速度は早い順に
となっている。
ガジェット
前作のデータリンカのようなスパイツールが専用で追加されている。
これを使用すると簡単なミニゲームが始まりクリアすると使用が成功する。
こちらは一度クリアすると持ち込める種類を選べるようになり、
選んだガジェットによって攻略方法が変化する。
登場する装備
前作から引き続き登場する武器がいくつか存在するが
セカンドモードや装填数などが変更されている。
ハンドガン
全て片手持ち。同じ武器がスロットに2本入っていれば両手持ちも可能。
- P9P(装填数:9発 セカンドモード:サイレンサー サードモード:フラッシュライト)
初期装備。前作のファルコン2ポジション。スコープは標準装備でセカンドモードでサイレンサーを着脱でき、音を立てずに敵を仕留めることも可能。フラッシュライトは暗所を照らすことができる。 - ファルコン(装填数:18発 セカンドモード:ファイアクラッカー)
ファルコン2との関連は不明。P9Pより装填数が多いがスコープやサイレンサーがない。
ファイアクラッカーは弾倉を投げることで敵をかく乱することができる。 - DY357マグナム(装填数:6発 セカンドモード:おとり弾)
前作からの続投武器の1つ。連射速度が速くなっている。
グリップアタックが共通アクションになったので専用のセカンドモードが追加。発砲時は無音だが着弾時に爆発を起こせる弾を発射できる。 - MAGSEC4(装填数:9発 セカンドモード:リバウンド弾)
前作からの続投武器の1つ。発砲音は同じだがデザインが変更されている。セカンドモードの3点バーストは削除され、壁に当たると跳ね返る弾を発射できるようになった。 - サイコシスガン(装填数:6発 セカンドモード:サイコシス)
トランキライザー。これを受けてしまうとしばらく視界がおかしくなる。
セカンドモードは弾倉全弾消費で当てた敵を味方にすることができる。
前作のトランキライザーとサイキックガンを合わせたような武器。
SMG(サブマシンガン)
片手持ちのものと両手持ちのものが存在する。片手持ちのものは両手持ちが可能。
- DW-P5(装填数:24発 セカンドモード:サイレンサー サードモード:フラッシュライト)
両手持ち。
P9Pがサブマシンガンになったような武器。サイレンサーを使用すると未使用時より連射速度が落ちる。 - UGL リベレイター(装填数:24発 セカンドモード:ブービートラップ)
片手持ち。
命中率より威力を重視したようなサブマシンガン。
セカンドモードで敵の接近を検知して爆発するセンサー爆弾として投げることができる。 - CMP150(装填数:24発 セカンドモード:ホログラム)
片手持ち。
前作からの続投武器。発砲音も同じ。セカンドモードは自動ロックが削除されホログラムを投影できる。 - RCP90(装填数:24発 セカンドモード:リスクセンサー サードモード:リプログラマー)
両手持ち。
連射速度威力共に優れたSMG。ただ連射していると集弾率が下がっていくのが難点。
セカンドモードは味方を緑枠で敵や設置物の位置を赤枠で表示できるリスクセンサー。
サードモードは設置物のプログラムを変更して無効化することができる。
FN P90がモデルとされている。
アサルト
- KSI-74(装填数:30発 セカンドモード:銃剣×1)
スコープなし。
AK-47をモチーフにしたと思われるアサルトライフル。銃剣を使うと先端の刃が射出され、音を立てずに敵を倒すことができる。 - FAC-16(装填数:30発 セカンドモード:グレネード(装填数:2発) サードモード:サイレンサー)
スコープあり。
DW-P5と似た性能をしているがこの武器はセカンドモードで物と接触すると爆発するグレネードを撃てる。 - スーパードラゴン(装填数:30発 セカンドモード:グレネード(装填数:6発)サードモード:ナイトビジョン)
スコープあり。
前作からの続投武器。が外見は大きく異なる。セカンドモードで壁に当たると跳ね返るグレネードを撃てる。 - ラップトップ(装填数:30発 セカンドモード:セントリーガン)
スコープあり。
前作からの続投武器。あの悪名高いPCガンことラップトップガン。
セカンドモードで本体を変形させてセントリーガンとして設置することができる。
重火器
全て両手持ち。M60とプラズマ、ロケットランチャーはタレットに積み換えることのできる。
- M60(装填数:80発 セカンドモード:鉄びし(4発使用))
タレットに標準装備されている重機関銃。威力は高いが命中率が悪い。
セカンドモードで鉄びしを撒き、通った敵にダメージを与えるなどできる。
現実世界のM60と同じ。 - プラズマ(セカンドモード:クローク)
高温のプラズマ弾を発射できる。そのため、燃料タンクを爆発させることも可能。
装弾の仕様が他の武器と異なり、自動で弾薬数が回復する。最大200で発砲すると5減る。
セカンドモードは弾薬数を消費することで光学迷彩を発動することができる。光学迷彩は発砲すると解除される。また光学迷彩は発動した回数に応じて維持できる時間が短くなっていく。 - ロケットランチャー(装填数:4発 セカンドモード:フライバイワイヤー)
ロケット弾を撃てる。セカンドモードで弾薬の燃料が持つ限り弾道を操作できる。
前作の武器で例えるとロケットランチャーというよりはスレイヤーに近い武器。 - ジャッカル(装填数:1発 セカンドモード:EMPマーカー)
シングルショットのスナイパーライフル。セカンドモードでレーダーや周辺機器をかく乱し、レーダー付近の敵の位置を特定することができる。 - ショックウェーブ(装填数:30発 セカンドモード:Xレイ)
敵をショックウェーブで吹き飛ばす武器。リロードは存在しないが発砲しているとオーバーヒートを起こし、しばらく放熱が必要になる。セカンドモードは壁越しで敵の位置を確認できる。
近接武器
- コンバットシールド(武器スロット2枠消費)
敵の攻撃から身を守ることができる他片手持ちの銃と両手持ちも可能。
敵からのグリップアタックでは耐久は消費しないが銃撃に対しては一定量受けると壊れてしまう。 - DEF-12 ショットガン(武器スロット2枠消費 装填数:6発 セカンドモード:レーダースウィープ サードモード:ミミック)
前作からの続投武器。だがデザインは異なる。セカンドモードはレーダースウィープで敵の位置を特定できるが自分もレーダーに映ってしまう。サードモードは敵レーダーをかく乱することができる。 - バイブレード(セカンドモード:デフレクト)
名前から察しの通り振動ブレード。リーチは短いが当てれば高威力である。セカンドモードでバリアを生成して弾丸を跳ね返すことができる。
投てき武器
投げることのできる装備。
- フラググレネード
前作からの続投武器。片手持ちの銃と両手持ちができる。投げると4秒後に爆発する。 - フラッシュグレネード
片手持ちの銃と両手持ちができる。投げると爆音と閃光を発する。 - マルチマイン(セカンドモード:リモートコントロール)
設置型の爆弾。敵が接近すると爆発するセンサー爆弾。セカンドモードで設置するとリモートで爆発させることができる。ある意味前作からの続投武器。 - ホーク(セカンドモード:シュラプネルシールド)
ホークブーメラン。投げるとまっすぐ飛んで行き壁に当たると反射して戻ってくる。持ち手の所のカウントが0になるまでに戻ってこない場合は自動で復活する。威力は高いが投げている間は無防備になるので注意が必要。セカンドモードでグレネードやプラズマ弾から身を守るシールドを展開できる。
ガジェット
データシーフとロクトパス、デモキットはミッション前に選択して持って行くことになる。
- データシーフ
ハッキングキット。使用するとルーレットが表示され、カーソルが青い所と重なったらボタンを押す。全ての青い所をクリアすればハッキング完了。 - ロクトパス
ピッキングキット。足が8本あるからロクトパスと呼ばれているらしい。
使用したらコントローラーのスティックを操作して振動の大きさやロクトパスの色を頼りに
ピッキングスポットを探っていく。全てのピッキングスポットを探し当てればピッキング成功。
また開いている扉に使用すると施錠することもできる。 - デモキット
爆破キット。使用すると回路が表示されるので四角形を回転させて起点と終点を繋げていくとセットできる。 - カムスパイ
前作にも登場したカメラ付きのドローン。EMPで電子機器を破壊したり自爆させることができる。
またトラッカーを設置できるバグスパイも存在する(外見は同じ) - オーディオスコープ
偵察機器。これを通して見ているターゲットの音声を分析することができる他、分析した音声をコピーすることができる。 - リバイブキット
協力ミッション限定。倒された味方を復活させることができる。
乗り物及び設置物
- タレット
銃座。最初はM60が付いているがロケットランチャーやプラズマと入れ替えることが可能。
タレットに付いている重火器は残弾が無限になる仕様がある。 - ジェットパック(JETPAC)
マシンガン2基が装備されているパーソナルフライトデバイス。
飛行しながら射撃が可能。 - ホバークラフト
ドライバーシートとガンナーシートがありドライバーシートに乗ることになる。
ガンナーシートはタレットと同じ仕様でロケットランチャーやプラズマ、M60が装備できる。
その他
ゴーグルもしくはバイザーはミッション中に落ちている場合があり、そのミッションにのみ使用することができる。また武器のセカンドモードで別の種類のバイザーを使用すると効果が消えてしまう。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 1
- 0pt