ヒビキ・トカイとは、アニメ『ヴァンドレッド』の主人公である。
概要~ヒビキトハ、ナンダ?~
物語における主人公で、惑星タラークにおける最下層にあたる三等民の少年。性格は見栄っ張りな所があり、同じ三等民の前で粋がるあまり勢いで新型の蛮型撲撃機を盗んでくると宣言してしまい単身完成したばかりの戦艦イカヅチに乗りこむこととなる。潜入には成功したもののイカヅチが予定より二時間も早く発進したこと、そのイカヅチが敵対する女だけの惑星メジェールの海賊団、メジェール・パイレーツによって強襲を受け占領された事により捕虜となる。また、食い意地が非常に張っており、食事に釣られて意に反して協力する事も多い。
蛮型撲撃機とは
男のみが生活し、男同士で交配し子孫を残す歪みねぇ惑星タラークにおける主力兵器であり、操作方法は感覚に任せた操作に機体が付いてくると言う謎技術の結晶。要するに動力は気合い。単身での大気圏突入が可能なほど、厚い装甲を持ち、肉弾戦闘を主とする男らしさがコンセプトの男臭い兵器である。敵対勢力に当たるメジェール側からは言語の関係からヴァンガードと呼ばれる。
本編でヒビキが盗み出そうとし、後に彼の愛機になる蛮型は最新型に当たる九十九式蛮型撲撃機であり、さらにそれが無機生命体ベークシス・プラグマに取り込まれた結果進化した特別な機体である。これにより、同じくベークシスに取り込まれた機体とは合体する事ができ、合体する事で凄まじい戦闘力を発揮するヴァンドレッドに変形する。
メジェールとタラーク
タラーク…男性のみが生活し、男性同士の遺伝子を掛けあわせることで子孫を残して行く惑星。女は男の肝を喰らう敵 であると教えられている。
メジェール…女性のみが生活し、オーマと呼ばれる女性が卵子を提供しファーマと呼ばれる女性が出産を担当する形で 子孫を残して行く惑星。男は不潔な生き物だと教えられている。
認証終了、アナタハ…
第一世代と呼ばれる男と女が別れる前の世代の一人であり、グラン・パとグラン・マ(それぞれタラークとメジェールの最高指導者)の一人息子である。男と女が別れるに当たって当時赤子だったヒビキはコールドスリープについており、物語の14年前タラークが移民船を改造してイカヅチ建造を始めた頃に突然目覚める。
育ての親はグランパの実弟ジン。ジンはヒビキにじっちゃんと呼び慕われていたが、ヒビキが年頃になったのを機に仲間を作れとヒビキを街へ送り込む。結果本来の血統からすれば一等民である筈のヒビキは三等民の、それもよそ者と言う扱いになり同じ三等民ともなじめず衝突こそすれどジンの期待する仲間の様な関係を築くには至らなかった。
捕獲時蛮型に乗っていたことから戦闘員として新たな敵を前に戦う事を期待されるが、自分に何の力もないと思うヒビキは寸前で怖気づいてしまう。しかし敵であった筈のブザムに叱咤され、『己の証を立てる』べく戦うようになる。
当初はスタンドプレーに走り暴走しがちであったが、クルーとの交流を経て自分一人の力で戦っているのではない事、仲間と言う存在、自分の戦う意味を学んでいく。彼の成長と意志にベークシスが呼応するように機体が強化されていき、最後には地球人による刈り取りから人類を救う救世主となる。
女と初めて遭遇した当初からヒビキの事を“宇宙人さん”と呼んで追っかけまわしていたディータに対しては次第に惹かれその気持ちを徐々に自覚しつつも体面を気にして言葉にできないなどシャイな面を見せる。
また、冥王星からやってきたミスティに対しては前述の生い立ちからその孤独感にシンパシーを感じたのか、曲りなりにも気づかいを見せるなど優しい一面も見せる。
タラークとメジェールの交流が始まるにおいてはタラーク側の男性を選定する選定員に選ばれる。
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関連項目
- ディータ・リーベライ メインヒロイン
- ブザム・A・カレッサ メジェールパイレーツ副長。その言葉に、ヒビキの運命が大きく変わって行く。
- メイア・ギズボーン メジェールパイレーツのエースパイロット。ヒビキのよき理解者となる。
- ジュラ・ベーシル・エルデン お色気担当。ヒビキに事ある毎にあらゆる意味で合体をせがむ。
- ミスティ・コーンウェル ヒビキに一目ぼれして以来ディータの恋敵に。男と女が共同生活をしている世界で育つ。
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