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概要
戦艦ヒラヌマは大和型戦艦と同じく、国民には知らされず極秘裏に建造されたとされる。
現在の日本にはヒラヌマに関するあらゆる資料が存在していないため全ては推測にすぎないが、排水量を29,000tとしている報道があることから金剛型戦艦をベースに建造されたものと思われる。また、命名の由来は平沼騏一郎元総理大臣（平沼赳夫の義父）によるものと考えられる。
ヒラヌマの建造から喪失に至るまでの経緯は、戦時中はもとより現在でも日本の公式機関による発表が一切なされていない。乗組員の証言もなく、参加した戦闘の結果についてもはっきりしていないが、以下のようなエピソードが戦中から戦後にかけて語られている。
- 1941年12月10日、金剛・榛名と共にフィリピン攻略作戦の支援に向かったヒラヌマは、コリン・ケリー大尉の操縦するB17にが投下した500ポンド爆弾を2発受け、大火災を起こして沈没した。
- ヒラヌマを撃沈したケリー機は「大空のサムライ」坂井三郎が操縦する零式艦上戦闘機の攻撃を受け、撃墜された。
- 米軍は「エンジントラブルを起こしたケリー大尉のB17は、榛名に体当たりをしてこれを沈めた。コリン大尉の勇戦こそは全軍の範とすべきである」と発表した。
- ヒラヌマは米軍機の爆撃により炎上したが、沈没はしなかった。
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関連項目
※注意
ヒラヌマはアメリカが作り出した架空の戦艦である。よって、ケリー大尉が体当たりをしたのか撃墜されたのか、ヒラヌマの被害状況について様々な言われ方が存在するのも当然のことである。 また、ヒラヌマと一緒に撃沈されたことにされた榛名も太平洋戦争開戦直後はフィリピンではなくマレー方面の作戦に参加しており、終戦直前に呉で大破着底するまで健在であった。ヒラヌマ「誕生」については、緒戦において破竹の進撃を続ける日本軍に対抗して士気を高めるための米軍の捏造であったとも、情報不足[1]から生まれた誤報とも考えられる。
なお、実際にこの日B-17隊が攻撃した艦は重巡の足柄と軽巡の長良であり、この2隻が戦艦に誤認されたものと思われる。(なお、双方航行・戦闘に支障の出るほどの損害はなかった。)
この手の航空攻撃における誤認は意外に多く、坊ノ岬沖海戦でも戦艦の大和と軽巡の矢矧を間違え、矢矧を攻撃する艦攻が多々いたという。
ニコニコにおけるヒラヌマ
主に『艦隊これくしょん〜艦これ〜』の静画方面で使われるタグとなっている。
用途としては作中の金剛型四姉妹の服装、艤装を着用した姉妹以外の誰かの静画にタグとして付けられる。
その他眼鏡を外した霧島や金髪になった金剛等、四姉妹がいつもの風貌じゃない静画でも使用される。
その他架空の戦艦として実際にヒラヌマをオリジナル艦娘として登場させてみたもの。
脚注
- *帝国海軍と海上自衛隊において、人名を冠した軍艦・護衛艦その他艦艇は存在しないため、米軍内でも違和感を持った者はいたであろう。ちなみに、砕氷艦「しらせ」は白瀬矗から取られたのではなく、彼の名を基にした白瀬氷河に由来するとされている。
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