ビクトリーマグナム(Victory Magnum)とは、漫画及びアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の主人公「星馬豪」が使用したミニ四駆であり、フルカウルミニ四駆シリーズ第6弾である。
概要
2代目マグナムで通称Vマグナム。必殺技は「マグナムトルネード」。
空力性能や重心が大幅に強化されており、スピード重視の性能を考慮して、リアウィングは小型化されている。
キットのものはリアウィングが非常に脆く、一度のコースアウトで折れることもしばしば。またフロントカウルの後部は取り外しが可能で、軽量化のためによく外される。
バリエーションにファイターマグナムVFX、ビクトリーマグナムプレミアムがある。
フルカウルミニ四駆シリーズで一番売れたキットであり、ミニ四駆全体で見てもアバンテJr.に次ぐ歴代2位の売り上げを記録している。
劇中での活躍
原作
土屋博士の「V計画」によって開発された、セイバー系と一線を画するミニ四駆。
誕生
奇しくもV計画の最終段階において、プロトセイバーJBにより兄弟のマシンは危機に瀕していた。博士は計画の最終段階を進めながら彼らのいる場所に向かうも、電力切れにより機械が停止。同時にプロトセイバーの空気砲によって、マグナムとソニックは溶岩の海に落とされ、跡形もなく消滅した。
しかし、その散り際に立ち昇った煙が天に届き、そのせいかどうかは分からないが、不意の落雷が天より落ちる。これが土屋博士のトラックの電力系統を奇跡的に復活させ、次世代のマグナムとソニックはついに完成した。
愛機を失い悲嘆に暮れる兄弟と、そんな二人を無感情に見下ろすJの前に現れた土屋博士が始動させた2台のミニ四駆は、圧倒的なスピードでプロトセイバーをぶっちぎる。呆然とする一同の前で、ビクトリーマグナムは豪の手に渡された。
豪の愛機に
しかし、プロトセイバーJBとのレースでマグナムセイバーを失った悲しみはそう簡単に癒える物ではなく、豪は土屋博士にビクトリーマグナムを返そうとした。
だが、そこは既に天下に名の響いた星馬兄弟。返却の申し出は受け入れられず、サマーレースで三国藤吉に無理矢理走らされる事となる。兄貴の星馬烈のバンガードソニックと共にコースアウトし、もがく姿がセイバーと重なったため、セッティングが施され、愛機として認め本領を発揮した。
烈の言い分を無視し軽量化をし過ぎたせいで全体が脆くなり、近藤ゲンのブロッケンギガントのアタックで一度シャーシが破損。 その後パテで修理したが、再びブロッケンギガントのハンマーGクラッシュを喰らった際にシャーシ以外が完全に大破した。その後豪はサイクロンマグナムに進化させようとするのだが…?
アニメ
土屋博士がVマシンでマグナムセイバーをベースに作ったマシン。
JのプロトセイバーJBにマグナムセイバーを落とされたのがトラウマとなって烈兄貴と共にミニ四駆を辞めようとして、Vマグナムは埃まみれとなっていた。烈兄貴は土屋博士の言葉を受けて再起したが豪は未だに悶々とした。見かねた父の星馬改造から釣りに誘われたが、「マグナムは壊れてしまったけど、今度の新しいマシンもマグナムって名がついてる。お前が育てたマシンの子供じゃないか。親がいたからこそ子供が生まれた。後は誰が育ててやるかだ。」という言葉を受けて再起し、豪はVマグナムと共に再出発する。その後三国藤吉が開催した遊園地レースでプロトセイバーJBにリベンジを果たした。
その後は空気の刃でマシンを切り裂くバトルマシン、沖田カイとビークスパイダーが現れ、対策として烈からアルミで作った装甲を与えられるが、サマーレースでは装甲とタイヤが当たっていたためスピードが出ず最下位を走ってしまうが、マグナムトルネードで窮地を脱し決勝レースに参戦する。決勝レースでは最下位から走ることになるが17台を抜くのは容易ではなく、ビークスパイダーと周回遅れになりかける。その後1位を走っていたビークスパイダーは逆走を始め、最後の1台になったところで執拗に狙われたが、あわやというところで鷹羽リョウのトライダガーXに救われた。機関室の炎上もあってボロボロになりながら2位でゴールした。
大神軍団の2人(近藤ゲンと沖田カイ)と言った強敵とレースしていき、烈兄貴と共にカイ、ゲンとレースしていた最中、完成したばかりの「レイスティンガー」を引っ提げた土方レイが乱入し、Vマグナムは上記の二人を追い上げるためにマグナムトルネードを使用するが、その瞬間にレイスティンガーのニードル攻撃を受けてしまい、空中で完全に大破。このシーンはあまりに衝撃的&トラウマで、再起は不可能だった。
唯一無事だったボディキャッチはサイクロンマグナムに引き継がれた。
アニメ版MAXでは市販化されており、登場人物の松ひとしがこのマシンを改造した「ビクトリーチャンプ」を使用。推進器のようなウィングとサイドにスタビポールが付いているのが特徴。コバンザメ走法を得意としている。
またファイターレディ(堂本サユリ)はファイターレディマグナムを使用。一文字豪樹のマックスブレイカーに敗れたが、ひとしのビクトリーチャンプに勝利し、元GJC優勝者の面目を保った。
関連動画
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