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ビタミンB9とは、水溶性ビタミンの一種である。ビタミンM、葉酸とも呼ばれる。
概要
体内ではDHF、THFと呼ばれる型で存在し、炭素を運搬して様々な物質の生合成に関わっている。
DNAの原料となる核酸の分解、合成、アミノ酸代謝などが主な仕事であり、細胞の増殖や体作りの根幹を成す。
そのため抗がん剤の標的としてもピッタリであり、メトトレキサートなどは葉酸拮抗により細胞増殖を抑えている。
通常の食生活でも十分摂取できるが、疾患によって小腸からの吸収が悪くなったり、多量のアルコールを飲んだりすると足りなくなることがある。また妊娠時は胎児の身体を合成しなければならないために多くの葉酸が必要となる。
葉酸は赤血球の合成に重要な役割を果たしており、不足すると「巨赤芽球性貧血」という貧血に陥る。→貧血
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