日本では主に、ラッパ、喇叭、軍隊ラッパ、信号ラッパ、お祭りラッパ、などの名称で呼ばれる。
概要
金管楽器の中で非常にもシンプルな作りであり、トランペットをはじめとする他の金管と違いバルブがなく、唇の振動だけで音程を変えるというナチュラルホルンの一種である。
呼称はフランス語に由来するが、フランス語のビューグル(bugle)はフリューゲルホルン(独: flügelhorn)を指し、英語のビューグルに相当するラッパはフランス語ではクレーロン(clairon)と称するので少々ややこしい。更に日本ではこれと語源の同じ英語 clarion から、ビューグルを「クラリオン」と呼ぶ者もいるが、厳密にはクラリオンは中世~ルネサンス期にラッパ全般を指した一般名称の一つであり、「明瞭(クリア)に鳴り響く楽器」ほどの意味合いを持つラテン語クラーリオー(clāriō)に由来する。
音階はド・ソ・ド・シ・ソ・シ・ド、
軍隊ラッパ
旧日本軍及び陸海空自衛隊では今なおラッパの信号は使われている。
陸上自衛隊は創設時に旧軍のイメージをなくすため喇叭譜は全面改訂したが、海上自衛隊では多数受け継いだものがある。
航空自衛隊はそもそもが旧日本軍には空軍がなく、陸海軍の航空隊を前身とする組織であるため、新譜の陸上自衛隊の方を吹く。
対して、旧海軍、海自は、二つ巻きラッパを縦持ちで吹く、これは艦内ではできるだけ省スペースで行動する必要が有るからである。
関連動画
ラッパ
関連項目
- 楽器の一覧
- 金管楽器
- FA-MAS(その形状からフランスでは”クレーロン”と通称される)
- トランペット吹きの休日 (原題は Bugler's Holiday)
- 正露丸 (商標の「ラッパのマーク」とCMジングルの「喇叭譜・食事」の演奏はビューグル)
- ソ・ラ・ノ・ヲ・ト (主人公・カナタの最初の楽器がクレーロン)
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