ビール(Beer)とは、醸造酒の一種であり、酒税法上では発泡酒類、発泡性のアルコール飲料の一種である。漢字表記では麦酒。極稀に麦ジュース・麦汁とか呼ばれる事もある。
概要
良く飲まれるお酒といえばビール。夏と言えばビール。冬でもビール。勿論春・秋もビール。食前酒として「とりあえずビール」と注文する人が多い。さながら「とりあえずビール」で一つの単語であるかの如く。安い居酒屋ではビールを注文しても、発泡酒や第三のビールの登場となるのはお約束である。
ドイツのビール純粋令では原材料は麦芽、ホップ、酵母、水で醸造した物のみビールと定義される。
日本のビールの定義はドイツの様に厳密ではなく、酒税法上では発泡性酒類に分類される。
原料の麦芽は大麦、小麦、その両方を使う場合がある。小麦麦芽を主体にしたビールは白ビール・小麦ビールである。
ベルギービールの一部には果物、香草、香辛料等の副原料を一緒に漬け込む物もある。
麦茶・焙じ茶・コーヒーと同様に、麦芽をロースト(焙煎)する事で、色味を濃く・黒くしたビールは黒ビールである。
ビールは名前の通り、酵母がアルコールを生成するための糖質の主原料は麦を糖化させた麦芽のみを使うのが本筋なのであるが、前述した一部ベルギービールの副原料は別として、コーンスターチ、米等の副原料が使われる場合もある。副原料には麦芽の風味がないので、香りが弱い薄味・あっさり味になる。大量生産工業製品としての意味合いは製造コストの低減が大きい。
酵母が麦芽の中の糖質を発酵させ、アルコールに変化させて出来る酒であり、その時に副産物として酵母が吐き出す炭酸(二酸化炭素)を残す事で、炭酸を含んだ酒、発泡酒となる。
炭酸飲料同様、炭酸の刺激とホップ独特の苦みと香り、麦芽のコクと甘味と旨味を含む複雑な刺激と味を持つ。
ホップは本来保存料としてビールに使われた物だがその苦みと刺激が好まれ、ビールに欠かせない原材料の地位を占めるに至っている。最近はホップ独特の苦みを嫌う人も多く、炭酸の刺激も含めて、飲み会・宴会の団体主義・集団主義が終焉を迎え、個食・プライベートを大事にする時代の嗜好の変化に翻弄されている嗜好品と言えよう。
缶入りの缶ビール、瓶入りの瓶ビール、アルミ製のタンクからサーバを使ってビールジョッキなどのコップに注ぐ「生ビール」と容器によっても趣が違う。
初めてビールを飲んだ人の驚きを関連動画で見ていただきたい
。日本の大手メーカの主力商品は、ほとんどがピルスナーという種類のビール。ヴァイツェンという種類の小麦を原料とするビールもある。また苦味の少ない種類のビールもある。
ミネラルが豊富で栄養価の高い、健康的な飲み物である。 「ビールと共におつまみを食べるから太るのであって、ビールだけでは太らない」とまことしやかに言われているが、ビールの中には太る原因と成る栄養素、糖質がちゃんと含まれている。そもそも昔のヨーロッパでは、カロリーの高さから食事代わりに飲む人がいる始末であった。だから当然飲み過ぎれば太る。ビールだけなら太らない説は、ビールを水とアルコールだけに想定して、人体のアルコール代謝を都合良く解釈していると言える。水太りの原因ともなるのは言う間でも無い。
1994年の酒税法改正で地ビールブームが起きたが、近年は発泡酒や他のアルコール飲料に押されて沈静化している。価格の高さ、保存期間の短さが原因と思われるが、大好きな物にすらお金をかけられなくなったこの超不景気が一番の原因であろう。
若者のビール離れ(迫真)
価値観の多様性から、昔に比べると若者はビールを飲まなくなったとよく言われる。
実際のところ、大衆酒ながら独特の苦味のあるビールは、飲みなれていない人にとっては飲みづらく感じられる、というのは真実であろう。それにより「ビールを飲めないやつはガキ」という意見や、それに反発して「ビールを飲んでるやつはオッサン」などという不毛な世代間抗争をしばしば耳にする。
あくまで味覚についての嗜好は人それぞれであり、それを無視して自らの主張を押し付ける行為は、仮にも酒を飲める年齢の人間であれば良識にかんがみて避けるべきであろう。注意したいものである。
飲み方いろいろ
飲み方によって味わいは千差万別である。
- ジョッキに注いで、泡をジョッキの上部の二割ほどに作りグイッと飲む。喉越しを楽しもう。 居酒屋などで、「生」「生ビール」「中生(生中)」などと注文すると、大体のお店ではこれが出てくる。
- ビールを強めに注いで泡を立て、それを鎮めてから静かに注ぐ。苦味や雑味が泡に吸着してスッキリ・クリアな味わいになる。苦いビールが苦手な人にオススメ。
- 瓶ビールをビアタン(ビアータンブラー)に注いで、キュッと飲む。通は瓶ビールの新鮮な香りを楽しむ。宴会や家庭などで重宝される。
- 缶ビールをそのまま、プシュっと開けてゴクゴク飲む。一番お手軽な飲み方。缶から一度陶器のコップに移すと泡が立っておいしい。
ビールの種類
ビールの分類は、大雑把に上面発酵(エール)、下面発酵(ラガー)、自然発酵の3つに分けられる。さらに細かく分類すると、85種類に分けることができる。他にも色や香りで分類することができる。
世界のビール傾向
アメリカ
アメリカン・ラガーと呼ばれる、コーンなどの副原料を多用したサッパリスッキリ系が主流。「水みたいに薄い」とよく揶揄されるが、分かりやすい味である。ガブ飲みに適している。
ヨーロッパ
ビールの本場でもあり、国や地域ごとに様々なスタイルがあってもうワケわかんねぇな(困惑) しかし主流はやはりチェコ・ドイツ発祥のピルスナースタイル。イギリスからはギネスなどの黒ビール、エール各種、ベルギーからは日本でも有名な数多くの地ビール、ドイツからは小麦多目の白ビールなど幾らでもあるので好きなものを選んで、どうぞ(投げやり)
日本
ピルスナースタイルが主流だが、「キレ」「苦味」「喉越し」が重視されている模様。その代表的であるアサヒ・スーパードライは海外でもライセンス生産される人気銘柄。
しかし世界のビール傾向からすると苦味にこだわりすぎのような・・・「ビールは苦いもの」という先入観が若年層のビール離れを招いている気がしないでもないし。プレミアム・モルツも売れてる現状からして、そろそろ苦いビールという固定観念から逃れてもいいのではないだろうか。
祭り・イベント
- ドイツ、ミュンヘン「オクトーバーフェスト」(秋開催)。胸の露出度が高い民族衣装の都合上、世界有数のおっぱい祭りとしても有名である。
- ドイツ、シュトゥットガルト「カンシュタット・フォルクスフェスト」(秋開催)
- 日本、東京・大阪・横浜「ジャパン・ビアフェスティバル」(夏~秋開催)
参加レポート→全員泥酔の飲み会 in ドイツ
(デイリーポータルZ)
国内の大手ビールメーカーとその主な製品
地ビール
世界のビール
注意書きは国内での販売元。生産も行っているものもある。
- バドワイザー - 麒麟麦酒
- クアーズ - クアーズジャパン
- ミラー - アサヒビール
- ハイネケン - 麒麟麦酒
- カールスバーグ - SUNTORY
- ヒューガルデン
- ギネス - キリン
- 青島(チンタオ) - アサヒビール
- ビンタン
- タイガー
発泡酒(第二のビール)
第三のビール
ビールを使用したカクテル
- 黒ビール+シャンパン=ブラックベルベット
- ビール+カンパリ=カンパリ・ビア
- ビール+レモネード=パナシェ
- ビール+ジンジャー=シャンディーガフ
- ビール+トマトジュース=レッドアイ
- ビール+カシスリキュール=カシスビア
- ビール+テキーラ=?
関連項目
関連動画
関連商品
食品
書籍
関連リンク
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB


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読み:ビール
初版作成日: 08/07/01 23:22 ◆ 最終更新日: 12/01/05 00:33
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