週刊少年ジャンプで2000年8月から2010年8月まで連載された。単行本は全20巻。
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概要
ガリクソンプロダクションふえ科の講師ジャガージュン市や、ギタリスト志望なのに成り行きでふえ科に在籍することになってしまったピヨ彦(酒留清彦)をはじめとしたダメ人間たちの日常を描く、不条理ギャグ漫画。
読者アンケートの結果にかかわらず、週刊少年ジャンプの巻末(読者投稿ページの更にうしろ)に掲載されていた。ページ数は7ページ、たまに5ページだったりもする(ちなみに通常の漫画は19ページ)。このため単行本は半年に1回程度のペースで刊行されていた。
登場人物
ふえ科
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- ジャガージュン市 【右図1.】
- 〈CV:藤原啓治、実写:要潤〉
ガリクソンプロダクション(ガリプロ)に所属するふえ科講師。笛の形に穴の開いた服にマフラー、逆立った赤い髪が特徴。破天荒な行動で周りをふりまわすが、笛の実力は凄まじく、その音色を聴く者に曲のイメージを鮮烈に思い浮かべさせるほど。ただしまともに笛を吹くことは滅多になく、ある意味才能の無駄遣いをしまくっている。 - ピヨ彦(酒留清彦) 【右図2.】
- 〈CV:金丸淳一、実写:大村学〉
ギタリストを夢見て上京したが、何故かジャガーに気に入られてふえ科に入れられてしまった青年。ジャガーと「ガリ寮」に同居している。おおむねツッコミのポジションで、周りの人間(主にジャガー)にふりまわされる。 - ハマー(浜渡浩満) 【右図3.】
- 〈CV:小西克幸、実写:小木博明(おぎやはぎ)〉
元ヒップホップ術科講師(ヒップホップ科ではない)。忍者風の頭巾・面当てに黒いダウンジャケットといういでたち。口調は「~ござる」「拙者」など忍者っぽいものと「YO!!」などヒップホップっぽいものが混ざっている。ナルシストだったりMだったりストーカーだったり知ったかだったりええ格好しいだったりと作中でもトップクラスのダメ人間。セロハンテープ以下。捨てるために雑誌を縛ることは得意。歌手デビューした過去があり、一度だけ曲がヒットしている。(「なんかのさなぎ」の記事を参照。) - 白川高菜 【右図4.】
- 〈CV:笠木泉、実写:高橋真唯〉
アイドル科所属の女性。だがいつもだいたいふえ科にいる。趣味はインターネットで48のハンドルネーム(チムリー、夢~眠など)を持ち、ネットアイドルとしても活動していた(後に自爆してネットアイドルとしての人気は急降下した)。極度の上がり症で、それを誤魔化すため相手を殴りつけたり罵倒したりすることもしばしば。そのため、ガリプロ社長の増岡をはじめとしたドMの方々によく気に入られる。 - 高幡不動(しゃっく) 【右図5.】
- 〈CV:田村慧〉
ジャガーに憧れて、有名音楽大学を辞めてまでふえ科に入ってきた青年。リコーダーの実力は確か。実家はとても裕福で、高級マンションに一人暮らしをしている。性格は生真面目で、作中ではわりとまともな人間の一人だが、それ故にふえ科では影が薄いポジションとなっている。
身近な人たち
- ハミィ(ハミデント眠都)
- 〈CV:持山優美(ドラマCD)熊田幸(OVA)平野綾(アニメ映画)、実写:TERU〉
- 愛玩ロボ。育て親のビリーとうまくいかなかったところをジャガーに拉致され、ジャガーを「ご主人たま」と呼び従うようになる。
- その場の雰囲気で周囲の人間を格付けし、その位置によって対応を変えるようプログラミングされている。その格付けによって、ハマーだけはとことん見下されている。
- ビリー
- 〈CV:うえだゆうじ、実写:松田一輝〉
- リーゼントとサングラスがキマっている男。元パントマイム研究会。
- 研究会をやめた後はハマーと仲良くなり、2人でお笑い芸人を目指すようになる。
- ポギー
- 〈CV:真殿光昭、実写:YURUKI〉
- 人気ビジュアルバンド「ジュライ」のボーカル・歌詞担当。
- 人気絶頂期に調子こいてたところでジャガーと出会い、スランプに陥る。これを解決するためにジャガーの授業を受け、新世界を発見。変態の道を歩むことになる。
- ハメ字郎(酒留父字郎)
- 〈CV:うえだゆうじ、実写:藤井章満〉
- ピヨ彦の父。たて笛職人。珍笛専門店を営んでおり、ジャガーと仲がいい。
- 普段は職人気質の頑固親父だが、上司や怖い人の前では冴えないバーコード髪オッサンに変身する。
- 三太夫セガール
- 〈CV:掛川裕彦、実写:なぎら健壱〉
- ジャガーたちが通う専門学校「ガリクソンプロダクション」のスタッフ。サングラスと髭面が怪しい中年男性。
- 冬のボーナスのために、巧みな話術で無垢な若者をガリプロに引き込む。
- ジョン太夫セガール
- 〈CV:長嶝高士〉
- 三太夫セガールの息子。40歳超にしか見えない七三ちょび髭の肥満体型だが、立派な18歳。
- 「開運パワー研究科」では自作の「ジョン太流開運術」で幸運を招くも、必ず不幸な結果で終わる可哀想な人。しかしその不幸を意地でも認めないため、周りから嫌われている。
- 間池留
- 〈CV:うえだゆうじ〉
- ジャガーの父。どう見ても外国人だが、名前が漢字だから日本人。
- 飛行機事故がきっかけで、体が半透明になる。塩をかけられたりお経を聞かされるとより透明になってしまう。
- ビューティ田村
- 〈CV:西村ちなみ〉
- 呪術も得意なギター科の少女。ガリプロのギター大会でピヨ彦と出会い、何がきっかけかピヨ彦に恋してしまう。
- 読者にとっては可愛いアプローチをピヨ彦にしかけるも、顔つきや言動があまりにも怖すぎるため、ピヨ彦からは避けられている。
周辺の人たち
- キム公(キングダム公平)
- 〈CV:青山桐子、実写:カルーセル麻紀〉
- ジャガーが所属していた秘密組織「そふとくり〜む」のドラム担当。
- 組織内最強の能力を持ち合わせた、自他共に認める組織のリーダーだが、人望は薄い。
- 山田サヤカ
- 〈CV:戸松遥〉
- 音大に通う女子大生。ハメ字郎のお店「ピヨひこ堂」のお得意様。
- ピヨひこ堂の偶像となったピヨ彦を「リコーダーを愛する青年」として憧れており、惚れたピヨ彦もそれを演じている。
- みるく
- ガリ寮の隣に住むおばあちゃん。足が弱いため移動が難しいが、足さえ使わなければアスリート並みに動ける。
- 宇津久島福嗣
- ピヨ彦の隣に越してきた怪しい男。実際は訛りが恥ずかしくてうまく喋れない純朴なミュージシャン志望。
- しげみち
- 「そふとくり〜む」のヴィブラスラップ担当。どうでもいいところをネチネチこだわる40代。
- 無我野喬至
- 年始掲載回で必ず登場する愛の伝道師。
メディアミックス
ドラマCD
「ジャガージュン市のオールナイト昼」(2004年2月)と「夏だウィンター! ガリフェス開催!」(2006年12月)の2本が集英社から発売されている。「オールナイト昼」には、原作中に登場した浜~のシングル「なんかのさなぎ」がフルコーラスで収録された。
ゲーム
「ピューと吹く!ジャガー 明日のジャンプ」(2004年3月18日発売、PS2)と「ピューと吹く!ジャガー ビョーと出る!メガネくん」(2004年4月29日発売、GBA)の2本が、いずれもコナミデジタルエンタテインメントから発売されている。
OVA
2007年、全3巻のDVDアニメが制作された。制作はFlashアニメブランドの蛙男商会、総監督はFROGMAN。
このDVDアニメを元にした映画「ピューと吹く!ジャガー ~いま、吹きにゆきます~」が2009年1月10日に公開。真木よう子や板東英二(板東英二を模したキャラクター「野球家族」役)らも参加した。
これにあわせて、DVDアニメの新シリーズ「ピューと吹く!ジャガー リターン・オブ・約1年ぶり」が全3巻で発売されている。
実写映画
実写映画化作品「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」が、2008年1月12日からアミューズCQNほかにて公開。
監督にマッコイ斉藤、脚本にオークラを据えるという、バラエティ番組だったら絶対ハズさないスタッフ陣となっているが、ジャガーが笛を一切吹かなかったり、謎にバイオレンス要素が盛り込まれたりと改変要素はかなり多く、原作ファンからの評価はイマイチ。
ちなみに、毒舌キャラで大復活を遂げる直前の有吉弘行がオリジナルキャラで出演している。
ニコニコ動画でのピューと吹く!ジャガー
前述の「なんかのさなぎ」を基にしたMADが多く見られるほか、ネタにしやすいためかハマーを取り扱った動画も多い。
また、「演奏してみた」カテゴリでは秀逸なリコーダー奏者の動画に「ジャガーさん」タグがつけられていることがある(そのまま名前になった「ジャガーP」という投稿者も)。
関連動画
関連項目
- ニャンピョウ
- 耳クソ
- 好きだよアタイそういうの
- ジャンピング土下座
- なんかのさなぎ
- G子
- カリスマ整体師 あおすじ吾郎
- そぉい!!
- レッツ・ダンシング 俺の手の上で…!!
- 何でもかんでも人に教わろうと思うな 自分で考えろ!
- ツンデレーション
- セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん
- 週刊少年ジャンプ
- 漫画作品一覧
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- イヤだよキモい!お前洗ってないイヌの匂いがすんだよ!
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