あなた自身
一般的には
- 新約聖書の登場人物
キリスト教の使徒であるパウロが、手紙を出した相手の名前。
手紙の内容は”かつて君の奴隷で逃げだしたオネシモを、兄弟として向かい入れてほしい”。
手紙の内容は短く、これでは「奴隷ではなく兄弟として」なのか「奴隷だが兄弟として」なのかがわからない。当時のパウロが奴隷制に賛成・反対のどちらかは不明。
過去に奴隷賛成派・反対派がどちらもこれを根拠に論争したことがある。 - アテナイの詩人
紀元前4世紀に古代ギリシアにおいて活躍した劇作家。 - ギリシャ神話の登場人物
神であるヘルメスが貧しい身なりの姿をして家々を回るが、どこも扉を開けようとしない。最後に寄った町はずれのあばら家を訪ねると、中にいた老夫婦バウキスとフィレモンはヘルメスをこころよく向かい入れ、貧しい家だったが出来る限りのもてなしをする。酒がいくら飲んでも途絶えない事に気づき、老夫婦は相手が神であることを知り恐れ敬い、そんな二人にヘルメスは近くの丘に登るように促した。老夫婦は言われるまま丘に登ると、すぐそのあとに洪水が町を襲い破壊し尽くす。壊れたあばら家を神殿に作り替えたヘルメスは、ただ二人生き残った老夫婦に何か願い事はないかと説いた。老夫婦は「お互いに死を見て悲しみたくないので、二人同時に息を引き取りたい」と願いで、ヘルメスはこれを承諾した。
それから永い年月が経ち、二人はかなりの高齢となる。神官として神殿に使え、日課である石階段に腰かけての会話をしていると、互いの体から植物の芽が生えていることに気づく。終わりの日が来た事に気付いた二人は互いに感謝の言葉を述べあう。二人は寄り添いあう二本の大木となった。 - ユングの夢に出てきた老人
夢研究家であり心理学者であったユングの夢に、空を滑空して登場した。
キリスト教徒ではなくエジプトの雰囲気のある異教徒の老人、雄牛の角を飾り、背中にはカワセミの翼が生え、片足が不自由、四本の鍵を持っている。高い洞察力を持った霊的指導者であり、ユングに様々な事を教えてくれる。ユングの心理的側面の一つであり、フィレモンにとってはユングが生命的側面の一つである。 - ペルソナシリーズの登場人物 人間の意識と無意識の狭間におり仮面をつけた紳士の姿をしている。ある条件を満たした者にペルソナ能力を与え、時折金色の蝶の姿で現れ主人公達を見守り、導く存在として登場する。その正体は人間の普遍的無意識のポジティブマインドの象徴であり化身。普遍的無意識のネガティブマインドの象徴・化身であるニャルラトホテプとは対の関係にある。
- 西暦287年のローマを舞台としたミュージカル
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