フェステとは、シェイクスピアの戯曲に登場する道化の一人である。
概要
フェステとはシェイクスピア作の喜劇「十二夜」に登場する宮廷道化師である。
シェイクスピアの作った道化役の完成形、最高傑作との呼び声も高い。
宮廷道化師について
宮廷道化師とは、中世の貴族等が雇っていた道化師の事であり、その扱いは犬などのペットと同義であった。
滑稽な格好や言動で主人や周囲の人々を楽しませ、自ら笑い者の対象となるのが仕事である。
その為、小人症などの肉体的障害を持っている者も多かったと言われている。
しかし、宮廷道化師は人間扱いされていないが故に無礼な発言も許されており
主人に対してある種の発言力を持ち、政治に強い影響を与えた道化師も存在している。
舞台演劇においての宮廷道化師は、右往左往する貴族達をからかい、観客を楽しませる道化役であると同時に
物語に深く立ち入らずに登場人物に干渉する事で、観客を物語に引き込みつつ物語を客観視させるという
ある意味、最も重要な役割を担っていると言える。
ルナドンのフェステについて
「ルナティックドーンテンペスト」にはフェステという名の風の妖精が登場する。
このゲームのシナリオはシェイクスピアの戯曲を原案としているのだが、登場人物達を茶化す事で物語を客観視させるメタ的な意味での水先案内人の役割を担っていた元ネタとは違って、
既に登場人物の一人として物語に参加しているプレイヤーに対して憎まれ口を叩きまくったあげく本当に水先案内人としてどこまでもついてきて余計な問題を引き起こす為、非常にウザがられている。
詳しくは「フェステの人」を参照。
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