フェルナンド・ベルダスコ単語

フェルナンドベルダスコ
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フェルナンド・ベルダスコはスペインテニス選手である。

概要

スペイン中堅選手。ダブルスでも活躍しており、2013年にはツアーファイナルズのダブルスで優勝している。左利きスペイン人というとラファエル・ナダルと同じだが、四大大会の成績は全オープンが一番悪い。通算のマッチ勝率はクレーが一番良いのだが、本人はハードコートの方が得意なつもりらしい。近年では立たなくなったが、一時期はATPダブルフォルトキングと揶揄されるほどダブルフォルトが多いことで知られていた。

中堅選手だった彼を有名にしたのは何といっても2009年の全オープン準決勝。ナダルとのフルセットの攻防は5セット中3セットタイブレークという大戦となった。驚きだったのは彼のサーブで、それまではスピン系のサーブで入れに行くことが多かったのが、この試合では210km/h以上のフラットサーブを頻繁に打ち込んでいた。元々セカンドサーブに自信がなかったため、1stサーブで確実に入れにいく傾向が強かったらしい。この試合ではいつになく強気なプレイができていたわけだが、最後は弱気が出てしまう。最終セット4-5で迎えたサービスゲーム、0-40のピンチから2本返してあと1本で追いつける、という重要な場面で痛恨過ぎるダブルフォルトを犯してしまい試合終了。あんまりな最後ではあったが、それでもこの年の全オープンで最高の一戦に挙げる人も多い名勝負となった。

なお、2009年当時はナダルに対して全敗だったが、2012年のマドリッドで初勝利を挙げている。そして2016年、全オープンでは久しぶりに一回戦でナダルと対戦。見事フルセットナダルを破り辱を果たした。ま、2回戦であっさり負けてしまったが・・・そこは気にしないでおこ

全豪神

2000年代の全オープンは低ランクの若手選手やそれまで立たなかった中堅選手が決勝に進出することが多く、「全」「全男」などといわれていた。ざっと挙げると以下のようになる。

かつて全オープンで「レッドクレーには魔物が棲む」などといわれたりしたが、これは上位選手(特にアメリカ人)に速いコート向きの選手が多くクレーが苦手だったこと、クレーには専門的な選手が多数いることで説明がついた。それでは全オープンはなぜこれほどアップセットが起きたのだろうか。一説には北半球中心の生活を送っている選手にはオフを過ごした後、いきなり南半球で炎下の大会になるためコンディション調整が難しいのではないかという。しかし90年代は下位選手の決勝進出はこれほど多くなく、何故2000年代に入ってこれほど増えたのかは説明できない。

ベルダスコは印的な善戦を見せたが決勝進出はならず、この年からいわゆるBIG4同士の決勝がしばらく続く。この後、全オープンBIG4以外が決勝に残る大アップセットを見せるのは実に5年後の2014年、スタニスラスバブリンカまで待つことになる。

主な実績

関連動画

やはり2009年オープン準決勝の動画人気がある。

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フェルナンド・ベルダスコ

1 ななしのよっしん
2017/06/03(土) 22:09:16 ID: 8GdnzBI5EB
ベルダスコをすこれ
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