フェンリア(Fenrir)とは、バンダイナムコゲームスのフライトシューティングゲーム「エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション」および「エースコンバットX2 ジョイントアサルト」に登場する架空の軍用機である。
概要
フェンリアはXのレサス民主共和国の保有する航空要塞「グレイプニル」の戦闘データをもとに作られた機体である。
機体形状はカナード翼が付き、主翼は端の部分が下方向に曲げられている。コクピットはコフィンシステムを採用。
エンジンは3発機で、左側と右側には二次元推力偏向機構が搭載、中央のエンジンは下方向90度に向けて推力偏向を行うことが出来、垂直離着陸(VTOL)が可能となっている、とは言うものの、劇中では垂直離着陸のシーンは無いので確証は持てないが・・。
劇中での流れ
劇中ではCPU機は超兵器を搭載していた。まず一つ目はHPM(High-Powered Microwave weapons)。高出力マイクロ波兵器。要は電子レンジ兵器。ターゲット機にマイクロ波を照射し、機体の燃料を加熱して爆破するという兵器である。なお照射位置にプラズマの火球が発生するので一定以上の速度で飛行していれば回避はたやすい方である。
二つ目は光学迷彩システム。グレイプニルと同じく目視で捉えることが難しくなり、ロックオンも不可能になる。CPU機のフェンリアは通常ミサイル3発分の体力があるが、ミサイル2発分のダメージを与えるか、あるルートで要塞にダメージを与えると光学迷彩システムは破壊される。
その一方でプレイヤー機では特殊兵装でLSWM(長距離衝撃波弾頭ミサイル)を使用可能となっている。これは、グレイプニルが装備している「SWBM」(Shock Wave Ballistic Missile)、衝撃波弾道ミサイルを小型化したかのような兵装で、着弾するとそこら中に燃料を撒き散らし大爆発を起こす燃料気化弾頭を装備している。対空・対地どちらともロックオン可能だが、ZEROに登場したADFX-01モルガンとは違い近接信管を装備していないのでターゲットに当てるのをミスすると完全にもったいないことになる。当てるのに自信がないときは、地面に無誘導でぶち込んだほうが良かったりすることがある。
Xでのフェンリア(プレイヤー)
ADF-01ファルケンを購入可能な状態(購入していなくてもOK)で、難易度エースでキャンペーンモードをクリアすれば購入可能になる。価格は21万5000ポイント。架空機ではあるが、チューニングは不可能。
使用可能な特殊兵装はLASM(長距離空対艦ミサイル,18発)、XMAA(高性能中距離空対空ミサイル,22発)、LSWM(長距離衝撃波弾頭ミサイル,2発)の3つから。
X2でのフェンリア
キャンペーンモード2周目以降(つまり1回以上クリアした状態)で、難易度エースでミッション21Aをクリアすると購入可能になる。価格は82万4000ポイント。インフレ激しいっていうレベルじゃねぇぞ!
兵装は一般ミサイル4種(STDM,HACM,LGWM,HVWM)のほか、LASM,XMAA,SFFS(自己鍛造小弾頭爆弾),LSWMの計8種から2つを選んで出撃出来る。LSWMは4発に増えたが、X2では使用した弾薬のコストが報酬から天引きされてしまう。一発850ポイントも引かれるので、全弾使い果たすと3400ポイントも報酬が減るので要注意。
ちなみに前作で暴れすぎたせいか、当たり判定がうんと小さくなってしまった。当たり判定よりもエフェクトの方が大きい、もはやエフェクト詐欺である。
機体名の由来
北欧神話の「フェンリル」が由来。南方読みなので若干発音が違うが英表記での綴りは一緒。
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関連項目
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