「自由アイリス教国の見習い騎士、フォルバンといいます。大型艦の先輩方とまだ肩を並べられない修行中の身ですが、何卒ご指導をよろしくお願いします!」
フォルバンとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』の登場キャラクター。
第二次世界大戦時のフランス第三共和政時代からドイツ降伏後の亡命政権でもある自由フランス軍に所属していた、ラドロア級駆逐艦の一隻、フォルバン(Forbin)をモチーフにしたキャラクター(KEN-SEN)である。
デザイン:夜ノみつき、CV:長谷川明子
指揮官、概要を完遂するのは義務だと思いますよ
アイリス(自由アイリス教国)に所属する駆逐艦。レアリティはR(改造後SR)。
2018年7月26日~8月9日に行われたイベント「光と影のアイリス」の期間限定建造で取得可能だった。現在は取得不可なので通常実装かイベントの復刻を待とう。また同時にショップで後述の着せ替え、「フルール・ド・ブラン」を購入できた。こちらも当然現在は入手不可なので復刻を待つしかないにゃ。下記の常設化に伴ってまた復刻販売されているにゃ。
2019年6月27日~7月11日の日程で「光と影のアイリス」が復刻開催されているため、持っていない指揮官は今度こそ入手しよう。
2020年5月14日に「光と影のアイリス」が「作戦履歴」で常設実装となり、フォルバンも小型艦建造に常設実装となった。
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自由アイリス教国の見習い騎士であり、金髪ロングヘアー。瞳の色はエメラルドグリーン。膝から下は騎士のそれを思わせる脚絆を着けている。体全体は白系のワンピースの上から、青いジャケットを着けている。ワンピースの上からは、やや駆逐艦離れした2つのたおやかな膨らみが見えている。右手には抜き身のサーベルを持っている。
ちなみに、髪の毛でやや見えにくいが、背負っている艤装の中央に時計がついている。これは「距離時計」と呼ばれるもので、時計の長針で敵艦との距離、短針で方角を表示することが出来る時計である。電子機器などあるはずもなく、まだ機械的にアナログな方法で火砲を動かしていた時代の装備である。同型艦のル・マルスにも同じ時計がついているのが確認できる。
極めて向上心が強く、リシュリューらアイリスの先輩たちに追いつくべく、日々の鍛錬を欠かさない勤勉家である。だが、公式によるとやや「意識高い系」の嫌いもあるようで…?
着せ替え「フルール・ド・ブラン」が、ショップの限定販売で取得できた。なお、「フルール・ド・ブラン」とはフランス語で「白い花」のこと。言葉通りの白いドレスに身を包み、リンゴとトマトをいっぱいに詰めた(ついでに魚雷が刺さってるけど)カゴを手に持っている。イラストは上から見下ろすアングルの構図になっているが、それによって2つの膨らみがさらに強調されている。
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改造が最初から実装されており、フォルバン本人はさらなる強さの高みへの情熱に燃えている。重桜の剣の心得のある者たちとも手合わせしたいと語っている。あと、本人曰くあの2つの膨らみは前と変わらないらしい。
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上記の復刻と共に、新たな学園着せ替え「エコール・ド・シュバリエ」がショップで限定販売されている。
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2020年5月28日のアップデートで、大陸版3周年パーティー着せ替え「フェット・シャンパーニュ」がショップで限定販売されている。
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性能は当然ながら同型艦のル・マルスとほぼ同じである。耐久値は低いがそれをカバーするために高い回避値をもつ。改造完了すれば、レアリティなりの強さを発揮できるだろう。
スキルは
「シュヴァリエブクリエ」前衛艦隊がアイリス・ヴィシア所属艦隊のみで編成されている場合、20秒毎50%で発動する。8秒間、味方が受けるダメージを10.0(MAX30.0)%軽減する。同じスキルの効果は重複しない。
ちなみに「シュバリエ」は騎士のことで「ブクリエ」とは盾のこと、スキル名を訳すと「騎士の盾」となる。
スキルを活かすには、前衛はアイリスもしくはヴィシアの艦で固める必要が出てくるが、相方の騎士ル・マルス、「駆逐艦という名のなにかアイリス版」SSR駆逐艦ル・トリオンファン、軽巡エミール・ベルタン、重巡サン・ルイといずれ劣らぬ高性能艦揃いなので、特に困ることもないであろう(サン・ルイは計画艦なので手に入れるのは大変だし、他の艦はイベント報酬とか期間限定建造とかで入手困難だが、そもそもフォルバン自体も同じ話である)。特に、ル・マルスは「シュバリエブクリエ」と対になる攻撃力上昇スキル「シュバリエ・サーベル」(騎士の剣)を持っているので、是非この2隻は組ませてあげたいところである。
他には、限界突破での標準装備である、お馴染み「全弾発射」を持つ。
改造時の戦術啓発によって、
「緊急回避」20秒毎15.0%(MAXで30.0%)で発動。6秒間、自身が全ての攻撃を回避する
のスキルを取得できる。これによってますます防御型の特性が強まり、生存率の向上が望める。相方のル・マルスも改造で習得するため、上記「シュバリエブクリエ」と相まって、極めて沈みにくい前衛艦隊が組めるだろう。
欠点は対空能力が低いこと。編成するときは対空担当を付けてあげよう。必然的に軽巡のエミール・ベルタンが担当になるだろう。
争いのない、平和な日…私たちはそれを奪い返すために戦っているのですね(史実)
ラドロア級駆逐艦とは、戦前の1929年から31年の3年間に14隻が建造された級である。日本においては特型(吹雪型~綾波型~響型)が建造され、駆逐艦の新しい形として世界に衝撃を与えていた頃だ。
このラドロア級、純粋な駆逐艦と呼ぶにはやや微妙な存在である。フランス海軍では「艦隊水雷艇」と呼び、駆逐艦ではなく魚雷艇、水雷艇の一種とする資料もある。全長103m、排水量1,300tというサイズは日本の睦月型駆逐艦とほぼ同じ、武装も13cm単装砲4門、55cm三連装魚雷発射管2基と、この点も睦月型なみであった。つまり、日本の艦隊決戦用の駆逐艦とは違い、「ちょっと大きな水雷艇」というフランス独特のコンセプトの艦種だったのだ。
そのラドロア級のうちの1隻で、1928年7月17日進水、1930年5月1日竣工に竣工したのが10番艦「フォルバン」である。艦名は17~18世紀にフランス海軍の提督を努めた軍人、クロード・ド・フォルバンにちなんでいる。
フランス第3共和国軍がドイツの電撃戦の前に破れて降伏し、このままではフランス海軍の軍艦たちはドイツに接収されて戦力として利用されることは火を見るより明らかだった。幸いにも、フランスはアフリカ周辺に植民地を多く持っており、それらの基地に駐留していたり本国の基地から逃げおおせた艦はひとまず難を逃れ、傀儡のヴィシー政権側につくことで辛うじて自立を保つことができた。ただ、偶然イギリスにいたりそちらの領内に逃げた艦はすぐにイギリス軍に接収されることになった。
ラドロア級駆逐艦も、「フォルバン」「ラルション」「ル・フォルトネ」「バスク」ら4隻はちょうどエジプトのアレキサンドリアに駐留しており、地中海を抑えにかかったイギリス軍によって手早く接収されることになった。だが、これが幸いしたと言うべきか、この4隻はド・ゴール将軍の自由フランス軍に組み入れられることになった。ル・マルスの記事である通り、ヴィシー政権側につくなどした他のラドロア級の艦がいずれも悲惨な末路をたどる中、「フォルバン」らは近代化改修を受けて連合国側の艦として使われる事になり、戦後まで生き残ったのである。
指揮官、関連動画を無駄にしてはいけませんよ
フォルバン(アズールレーン)に関するニコニコ動画の動画作品を紹介してください。
指揮官、お疲れ様です。関連静画に異常はありません。ご安心ください
この関連項目……決して忘れはしません!
- アズールレーン
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
- アズールレーン(陣営) / 自由アイリス教国
- ラドロア級駆逐艦
- ル・マルス(アズールレーン)※ヴィシア聖座所属
- フォルバン(アズールレーン)←いまここ
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