フォード・レーザーとは、日本フォードが1982年から2000年まで販売していた小型車である。
概要
オートラマ専売の小型車として1982年に発売、テルスターと共にオートラマ立ち上げ時のローンチモデルとして用意されていた。
アジア、オセアニア等でも販売されており、各地で「リアータ」、「アステカ」、「リンクス」等の名称で販売されていた。
また、台湾ではレーザーがマツダブランドで販売されていた時期があり、名称は他地域でファミリアに使用されていた「323」であった。
歴史
初代(1982年~1985年)
1982年発売。
ファミリアをベースに開発されており、ボディタイプは4ドアセダン/3ドアハッチバック/5ドアハッチバックが用意されていた。
エンジンは1500ccのみの設定。
2代目(1985年~1989年)
1985年発売。
1500ccに加えて1300ccが追加された。
同年には1700ccディーゼルやフルタイム4WDを追加。
3代目(1989年~1994年)
1989年発売。
このモデルからボディタイプが4ドアセダンと3ドアリフトバッククーペの2種類となった。
エンジンは1600ccDOHC/1500ccDOHC/1500ccSOHC/1300ccSOHC/1700ccディーゼルを設定。
4代目(1994年~1998年)
1994年発売。
ボディタイプは先代から変更されていないが、3ドアと4ドアではフロントデザインが別物となった。
1995年には4WDを追加、このモデルには1600ccエンジンが搭載されていた。
1998年にはモデルチェンジを実施。
兄弟車であるファミリアネオは1996年のマイナーチェンジ時に廃止されたが、レーザーの3ドアクーペは1998年まで生産されていた。
5代目(レーザーリデア、1998年~2000年)
1998年発売。
このモデルのみ名称を「レーザーリデア」に変更して販売していた。
エンジンは1800cc/1500ccの2種類を設定。
このモデルでは先代で廃止されていた上級グレードの「GHIA」が復活した。
2000年には販売を終了、実質的な後継モデルは欧州フォードのフォーカス。
2年間しか販売されていないため街中で見かけるのは非常に難しい。
関連動画
フォード・レーザーに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連項目
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