フジサンケイグループとは、フジテレビ・産経新聞・ニッポン放送・文化放送によって結成された日本のメディア企業体グループである。
概要
1967年にフジテレビ、産業経済新聞社(産経新聞)、ニッポン放送、文化放送が中心となり結成。
この4社以外にも、傘下にポニーキャニオン、扶桑社、ディノス・セシール、ラジオ大阪、サンケイビル、箱根彫刻の森美術館、美ヶ原高原美術館、上野の森美術館などを抱える。以前はサンケイリビング新聞社も傘下にあった(RIZAPグループに株式の大半を売却したためグループから離脱)。
グループ統一マークとして「目玉マーク」を1985年より使用しているが、文化放送やそのグループの企業など、使用していない企業も存在する。
実質的な中心企業はフジテレビである。フジテレビは産経新聞社、ニッポン放送、文化放送などの出資により設立された企業であるが、現在ではその3社を凌ぐ規模となっている。
歴史
結成から1992年までは創立者の鹿内信隆などの鹿内家による一族が実権を握っていた。しかし、1992年に当時の最高責任者であった鹿内宏明(信隆の娘婿)が本人不在の幹部会議で突如解任され、実権を失う。
鹿内家はこの事件によりグループの中枢から外されたものの、しばらくは大株主として影響を残していた。しかし、2005年までに保有株の大半を売却したため今では影響力は皆無に等しい。
長年に渡り、フジサンケイグループの実質的管理会社としてニッポン放送がその役割を果たしていた。しかし、ニッポン放送の子会社として設立されたフジテレビが経営規模を拡大させ、親会社であるニッポン放送より大企業になってしまう状態となる。そのため、2005年にフジテレビがニッポン放送の発行済株式を公開買付けをして親子関係を逆転させようとしていた。
そこに目をつけたライブドアの堀江貴文がニッポン放送の株を大量に買い占めて、ニッポン放送の経営権を握る大株主になる事件が発生。これによりフジサンケイグループ全体も手中に収めようとし、フジサンケイグループの最高責任者の日枝久などと激しい争いを繰り広げる事態となる。
結局、ライブドアとフジテレビが和解し、ライブドアが取得したニッポン放送株をフジテレビへ譲渡、フジテレビはライブドアに出資するという形で終結した。
この一件の後、ニッポン放送とフジテレビから放送事業を行う現業企業がそれぞれ新設され、残った株式管理等を行う旧法人が合併してフジ・メディア・ホールディングスが誕生。このフジ・メディア・ホールディングスがフジサンケイグループを実質的に支配する持株会社として頂点に立つ形となり現在に至る。
ちなみに、産経新聞社や文化放送などはフジサンケイグループ傘下ではあるがフジ・メディア・ホールディングスのグループ外企業となっている。 逆にフジ・メディア・ホールディングスが連結子会社にした仙台放送はフジサンケイグループには入っていない。
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関連項目
傘下企業
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