フタコブラクダ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。
概要
「ヒトコブちゃんとヒッチハイクでいろいろ旅してま~す。でもいつも朝早くって眠いんですぅ……。寝心地のいい場所を求めて、今日もパークを旅しま~す」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
ご存じ砂漠で大活躍の動物であるラクダのうちコブが2つある方・フタコブラクダのフレンズ。乾燥・酷暑・砂嵐に強い体の構造をしており、主に砂漠地帯の移動・運搬用家畜として世界中に広がり重用されている。眼に砂が入らないようにフサフサとまつ毛が長く生え、鼻の穴を自由に開閉する事が出来る。
ラクダ最大の特徴であるコブは髪型のシニヨンとして人の姿で再現された。彼女の場合はシニヨンは2つで、本人もそう歌っている。
ラクダは一度に80~136リットルもの水を摂取出来、取り込んだ水を血液中に極限まで溜め込める動物で(この特徴はアニメ版でも謎解きとして説明されている)、フレンズ化した後もこの性質は受け継がれたと思われる(本人曰く、飲める時にたくさん飲むのがコツ)。攻撃時は唾を吐き付けて行う。
コブはシニヨン(髪)に変化したが熱の遮断・エネルギー貯蔵庫としての機能は健在らしい。また、砂漠の厳しい暑さだけでなく夜の過酷な寒さにも対応している。
ラクダは100㎏以上もの荷物を背負っても平気で移動出来る強い体をしている。フレンズは元動物よりも身体能力が割り増しされて人の体となるため、フレンズとしての彼女のパワーは計り知れない。元動物と同じく姉のヒトコブラクダよりも体が丈夫らしい。
外見
頭の両サイドに髪をお団子状に纏めて布で包んだ、ツーサイドシニヨンと赤色の髪ひもは各バージョン共通の特徴。外見はアプリ版・けもフレ図鑑版によって違っている。どちらも姉よりも大人しい感じを受ける。また、共通して胸がデカい。
アプリ版
髪型はシニヨン2つ+ウェーブがかったロングヘアーで、髪色は朽葉色。前髪はお姫様カットのように切り揃えている。瞳の色は黒色で、長いまつ毛は目に砂が入るのを防ぐ機能を持つ。口元の形はラクダの顔を正面から見たモノ。
ワイシャツの上からベージュ色の長袖カーディガンを着込み、緑色のチェック柄ミニスカートと茶色+錆色のタイツを履いている。首下にはモフモフなマフラー(本人談、貸し出しも可)を装備。防寒具を備えているのはとても冷え込む砂漠の夜に備えたラクダの体構造を表現したものか。お尻からは短めの尻尾が生えている。
けもフレ図鑑版
髪の色は明るめの茶色になり、髪質はストレートに変更。髪型はもみ上げ部分を伸ばし、残りを纏めてシニヨンにしたモノ。髪ひもは先端の房がオレンジ色から黄色になった。
白色の半袖ワイシャツと青色のミニスカートを着ており、アプリ版と比べ暑い砂漠で暮らす動物のフレンズらしい涼しそうな服装になった。脚部分は白いハイソックスと黒色のローファー靴に変化。マフラーは撤去され、代わりに毛皮状のモフモフをネクタイのように締めている。
肩からは赤色のカバンを下げ、左手首には赤色と青色のリング状アクセサリーを填めている。表情がエロい。
ゲームでの扱い
ピュア属性(緑)のレアリティレベル2のフレンズとして登場。レア度はコブが2つある+家畜として広く普及している事実を反映した設定か。コストは250・攻撃タイプは近距離・サイズはM。姉共々特定のグループには所属していない。固有スキル「フタコブサンドフォール」は発動から20秒の間だけ敵軍団先頭1体の攻撃速度を20%ダウンさせる。
温厚でのんびりゆったりとした性格で、ほわほわした話し方をする。何時も眠たげな感じで何時でも何処でも瞬時に寝れる。目が覚めてもその状態は長く続かず、あっという間に眠くなる。水を飲むのと寝るのが大好きで、水をたらふく飲んだ後にぐっすり眠るのを好む。ちなみにヒトコブラクダは実の姉で、よく面倒を見られる立場。
メインストーリーでは第9章で登場。ジャパリパークの中央エリア「パーク・セントラル」奪還戦に姉妹揃って参加し、「遺跡と砂」エリアで戦うトムソンガゼルの下に援軍として駆け付けた。セルリアンとの戦闘よりも遺跡の謎解きに興味があるようで、出題されるナゾナゾに新しく思い付いた「砂漠ナゾナゾ」を勝手に追加していた。
フタコブラクダのストーリークエストではサーバル・ミライさん・プレイヤーと一緒に砂漠を移動し、セルリアンを蹴散らしながら近くのオアシスに到着。お昼ご飯と水を飲んで一息付いたらあっという間に寝てしまった。そのまま夕方になり冷え込んできても眠たそうで、ヒトコブラクダが駆け付けても・寒さを避けてバスに乗り込んでも寝続けていた。
なお、ラクダは排泄された糞も有効活用される(乾燥させて燃料になる)。彼女はその事を理解・記憶しており、サーバル達にその事を話そうとしてミライさんに止められている(ちょっと刺激が強いとのこと)。
けもフレ図鑑での扱い
ヒトコブラクダと共にジャパリパーク中をヒッチハイクしながら旅してまわっているようだ。居心地のいい場所を捜し求めているらしい。間の抜けたのんびりした性格のようで、一期一会という四字熟語を使い、旅の中での出会いと思い出を大切にして増やそうとしている。常時眠た気なのは朝が早いからなようだ。
ヒトコブラクダの事をヒトコブちゃんと呼び、向こうからはフタコブと呼ばれている。もしかしたら姉妹関係ではないのかもしれない。
ぱびりおんでの扱い
「あたしが運ぶ運ぶぅ。」
2018年6月6日のさばくエリア解放と同時に観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は緑で、一人称は「あたし」もしくは「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
デザインはけもフレ図鑑版が採用されている。ヒトコブラクダと比べて少しおっとりしており、「運ぶ運ぶぅ。」「喜ぶ喜ぶぅ。」など重ね言葉を使用することがあり、語尾に「ぁぃぅぇぉ」を付けるときがある。
ヒトコブラクダとは「ヒトコブちゃん」「フタコブちゃん」と呼び合う仲でけもトークでも一緒にいることが多く、他フレンズのあーかいぶで登場する際もヒトコブラクダとの共演がいくつかある。[1]ちなみに他のフレンズからも「フタコブ」と呼ばれる事がある。
ヒトコブラクダと一緒にパークのあちこちを旅しているようだ。ちなみにフタコブラクダの方が少し力持ちなのかヒトコブラクダからは「……あなたって時々物凄い力出すわよね。」と言われている。
砂漠の過酷な環境で暮らすためか睫毛が長く砂が入らないようになっていたり、熱い砂に膝をついても大丈夫だったり、水を飲み溜めができたりするのだが、その一方でジャングルなどの湿気っぽい場所は苦手なようだ。
関連静画
関連項目
脚注
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- ページ番号: 5499031
- リビジョン番号: 3155998
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