フラット・エスカルドスとは、Fateシリーズに登場するキャラクター。
演. 納谷健(音楽劇『ロード・エルメロイII世の事件簿-case.剥離城アドラ-』)
プロフィール
- 誕生日:12月1日
- 好きな物:サブカルチャー数種、教授、級友、人間、人ならざる者
- 嫌いな物:運動
- 決戦の地:スタンドアローンから見渡す広大なネットの海
- 身長/体重:173cm・58kg
- 魔術系統:属性は空。混沌魔術に近い我流。あえて言うならエルメロイ教室流。
魔術基盤に頼らず即席で一から魔術を組み上げるので同じ魔術を使えない。 - 魔術回路のスペック:質EX、量EX
編成・一見異常に見える正常。突然変異に見えるが1800年越しの落ち物パズルの大連鎖。
概要
時計台にて魔術を学ぶ青年魔術師。地中海のモナコに居を構える魔術師の家系であるエスカルドス家の嫡男。過去に類を見ない魔術回路と、それを制御する才能を具えた天才であるが…Fateシリーズにおける魔術師としては致命的なまでにゆるい性格と魔術師が持つべき合理性がゴッソリ抜け落ちているせいで時計塔の講師陣は胃に多大なるダメージを負わされてしまう。故に講師の間でたらい回しにされまくっていたが、最終的にはロード・エルメロイII世に押し付けられ、やっぱり彼の胃にもダメージを与えた。
外見はいいところのお坊ちゃん風の美青年。コロコロと変わる表情と後述の性格から幼い印象を抱く人もいるだろう。そんな彼の性格を一言で表すならアホの子。あるいは天才馬鹿。しかも、魔術師どころか一般的に見ても大いにネジが外れているとしか思えない、フリーダムすぎるキャラ。とはいえ、倫理観や思考回路、性格などが多くの魔術師のような醜悪な方向には歪んでおらず、どんな相手でも平等に接する善良さも際立っている。
魔術師としては後述のレアな属性と世界各地の魔術の「いいとこどり」をして即席で作った魔術基盤によりそれを「なぜか通してしまう」混沌魔術を用いている。しかも、術式の扱いが色位並の才能がある。特に他人の魔術に干渉する分野には異常なまでの才覚をあらわしており、時計塔では魔術協会幹部の極秘会議を盗聴する、他の魔術師が使っているやつの視覚を借りるなど、「一般的な魔術師」からしたらこの上なく屈辱的で禁忌に近い事を悪気なく、そしていともたやすくやってのける。
だが、魔術回路と魔術センスこそ一流、なれど魔術師としての心構えが完全に欠落していることから、両親からは麒麟児のお披露目ではなく、厄介払いという理由で時計塔に送り込まれた過去を持つ(しかも、それまでに5回も両親に暗殺されかけた)。当然、改まることがなない性分に多くの講師陣が匙を投げていた…が、他の講師陣と違ってエルメロイII世は肉体言語による教育的指導が激しいものの彼を見放したりはしなかった。そのため、「面と向かってバカとかアホとか怒ってくれる」(本人談)エルメロイ教室の人々には感謝している。だからといって恩師に対して「絶対領域マジシャン先生」と呼ぶのはいかがなものかと。
メインキャラとしては『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』『Fate/strange Fake』に登場。
他作品でも主にボケキャラ、トリックスターとしての登場が目立つ。
Fate/strange Fakeでの活躍
いつものように魔術協会幹部の極秘会議を盗み聞きした情報からアメリカのスノーフィールドにて聖杯戦争が起こることを知る。師匠からは厳しく制止されていたが、双方の勘違いによって貰い受けたゲーム会社の懸賞品「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(レプリカ)」を手に単身渡米。そして、Fateシリーズ史上、もっともいい加減なプロセスでバーサーカーを召喚。そして、そのバーサーカーをツッコミ役に回してしまうほどのアホの子っぷりを二十分に発揮しながら聖杯戦争に身を投じていく。
しかし、流石に類まれなる魔術の才能を持つ故か一目見ただけの私服姿のギルガメッシュやジェスターの正体を看破するなど、才能という説明では追いつかないほどの実力を見せている。一方で死徒に関して「効率が悪い」と言い切ったり、人の命を地球より重いとしつつも自分を襲撃した魔術師たちを「地球を飛び越えるための大事な部品」「殺したら可哀想だし勿体無い」と言うなど、魔術師でもただの人間でもない得体の知れない一面を覗かせている。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿での活躍
流石に最古参の弟子(兼ボケ役)だけあって出番も多い。クラスメイトであるスヴィン・グラシュエートからは監視される立場であるが、あの性格なので彼もぶん回してトラブルを引き起こしつつも驚異的なコンビネーションを発揮してトラブルに対処している。
この作品にて性格などが原因で格闘戦能力が非常に低いことも判明した。エルメロイⅡ世がアイアンクローなどの肉体言語に訴える理由もこの格闘戦闘力の弱さ故の行動だったりする。他にも蒼崎橙子のハイキックにも一発で沈んでしまうほど、弱い。護身術の単位が取れずスヴィン卒業後も留年している。
また、トリマムウに対してはちょくちょくライネス・エルメロイ・アーチゾルテの目を盗んでは情操教育に悪い映画を見せるなどの要らん知識を吹き込んでいる。そのせいでトリマムウにある意味深刻なバグを植え付けてしまった。
関連動画
関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- Fate/Apocrypha
- Fate/strange Fake
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- ロード・エルメロイⅡ世
- スヴィン・グラシュエート
- バーサーカー(Fate/strange Fake)
- アホの子
- 愛すべき馬鹿
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