フロンティアゲート(FRONTIER GATE)とは、コナミデジタルエンタテインメントより2011年12月22日に発売されたPSP用ゲームである。開発はトライエース。
ストーリー
伝説の理想郷「フロンティアゲート」を発見したと言われている、赤の英雄と青の英雄の二人が開拓者の象徴となった土地があった。その地へ向かう未知の世界に憧れる者たちを乗せた船の中に、一人の新米開拓者がいた。
概要
『ラビリンスの彼方』と同じくコナミとトライエースの共同プロジェクトの一つ。
バグなどに対応したアップデータが配信されており、現在のバージョンは「2.0」である。
体験版も配信されており、製品版にセーブデータが引き続き可能である。体験版からセーブデータを引き継いだ場合は、特典として「赤の英雄防具一式」がもらえる。また、現在は終了しているが、Twitterで予約宣言を行うと「青の英雄防具一式」がもらえた。
両防具一式とも通常のプレイで入手可能であるので、新規に始める場合は無理に体験版からプレイする必要はない。
サウンドディレクターは、「猫叉Master」名義で音楽ゲームBEMANIシリーズでも活躍中の佐藤直之が担当しており、酒場に「ネコマタ」というキャラクターが登場する。
ブーストプラス
2013年3月14日に発売されたパワーアップバージョン。通常版を所持しているユーザー向けにアペンド版もダウンロード販売されている。
タイトルは「フロンティアゲート ブーストプラス(FRONTIER GATE Boost+)」。
拡張版のタイトルの由来はおそらく同社の『ラブプラス+』より。
バグなどに対応したアップデータが配信されており、現在のバージョンは以下のようになっている。
今作単体:「1.01」
通常版+今作アペンド版:「2.03」
ダウンロードコンテンツ(コラボレーション衣装の一部を除く)を含めて、通常版の内容は全て内包されており、全体の戦闘バランスが見直されている。
また、通常版のストーリークリア後の後日談である、メインシナリオ及びパートナーシナリオが新たに追加されており、レベルや武具のランクやクエストの難易度などの各種上限値の解放や新システム「ブーストスキル」が習得できるようになった。
ただし、クリア後すぐに追加要素が追加されるというわけではなく、クリア後にある条件を満たしてからとなっている。
通常版からセーブデータを引き継ぐ事ができ、全てを引き継ぐか、装備品のみ残して最初からやり直す2パターンが選択可能である。最初からやり直した場合は、キャラクタークリエイトも再度やり直すことができる。
今作も体験版も配信されており、セーブデータを製品版に引き継ぐ事ができる。また体験版には専用モード「ブーストモード」が収録されており、製品版にはセーブデータを引き継ぐ事ができないものの、こちらで新システムである「ブーストスキル」を体験できるようになっている。
戦闘
パートナーと二人一組となり、共有するAPを使用して攻撃を行うターン制RPG。
アドホックモードに対応しており、最大3組でマルチプレイが可能である。
- AP
- プレイヤーとパートナー間で1ターン内に使用できるポイント。技・魔法ごとに消費するAPの量は異なり、APを残したままターンを終了すると、敵からのダメージが軽減する。
- 戦意
- 敵とのエンカウントの仕方によって戦意が変化し、以降は自分と敵の行動によって変化する。プレイヤーの戦意が高いほどターン開始時のAPが増加し、敵の戦意が低いほど敵の攻撃の威力が減少する。また敵の戦意が最低値(アイコンが灰色)の場合、敵を捕獲(入手アイテムにボーナス追加)する事が可能となる。
- コマンド
- キャラクターごとに最大6つ技や魔法をセットでき、セットした技や魔法を使用して敵を攻撃する。技や魔法ごとに消費APと戦意の増減は異なる。技はキャラクターごとの武器のスキルレベルが上昇するほど、その武器で使える技の種類が増え、魔法は魔法学院にて習得可能である。さらに各魔法には修練度というものがあり、これが上昇するほど魔法の威力が増加する。
- ブーストプラス版では各種上限解放後に、武器のスキルレベルや魔法の修練度が解放前限界値から1上昇するごとに各武器や魔法のBP(ブーストポイント)を1獲得する。
- BoostAP
- APを一定値まで回復する。敵を攻撃したときに出る赤い石(マルチプレイの場合は緑や黄色)を貯めていくとBoostAPが最大3つまで使用できるようになる。
- コンビネーション攻撃
- 同じ敵に対して複数人で攻撃すると、使用した攻撃方法によってダメージアップ以外にも以下の効果を得ることができ、コンビネーションが続くほど効果が上昇する。ただし敵の攻撃で割り込まれたり、全体技を使用したり、一人が連続で攻撃を行ったりした場合は、コンビネーションが繋がらない。また同じ技を繰り返した場合は、効果の倍率は上昇しない。
- ブーストプラス版では一部の敵もコンビネーション攻撃を行うようになった。また同様に一部の敵がかばうを使用するようにもなったため、例え後述のクリティカルモードであっても割り込まれるようになった。
- 【打ち上げ:戦意効果上昇】【打ち落とし:BoostAP発生確率上昇】【崩し:アイテムドロップ率上昇】
【吹き飛ばし:スキル経験値上昇】【引き寄せ:命中率上昇】【強打:クリティカル率上昇】 - クリティカルモード
- コンビネーション攻撃中、まれにクリティカルモードに変化することがある。クリティカルモード中は全ての攻撃がクリティカルヒットとなり、さらに敵の攻撃に割り込まれなくなる。ターンが終われば終了するほか、BoostAPを用いた多重コンボでのクリティカルモードの場合、コンボを出し切る前に終了する事も。
- ブーストスキル
- ブーストプラス版追加要素。BPを消費することで、強力である様々なブーストスキルを習得することができる。習得したブーストスキルを使用するには、技パネルの隣にブーストスキル用のパネルが拡張されているので、そこにセットしていくことでブーストスキルの効果が発揮される。
登場人物
ギルドマスターに話しかけることによって、パートナーの変更が可能である。ただしパートナーがいる状態でなければ、クエストの受付を行うことができない。
ストーリーやクエストを進めていくことによって、パートナーとなるキャラクターが増えていく。
キャラクターごとにフロンティアレベルというものがあり、こちらを上昇させると最大APが増加する。
パートナー
- アレッティオ(Aretio)
声優:阿部敦、初期武器:両手剣 - マリアシャルテ(Mariashalte)
声優:坂本真綾、初期武器:槍 - シグリッド(Sigrid)
声優:小清水亜美、初期武器:両手剣 - ルーティル(Loutill)
声優:名塚佳織、初期武器:戦盾(いくさたて) - エミリオ(Emireo)
声優:鈴村健一、初期武器:片手剣 - レインヴァルト(Reinvalt)
声優:井上和彦、初期武器:片手剣 - ダンデス(Dandes)
声優:梁田清之、初期武器:重打撃 - ディジー(Dizzy)
声優:釘宮理恵、初期武器:軽打撃 - メルフィ(Melfy)
声優:大原さやか、初期武器:闘拳 - ニケ(Nike)
声優:白石涼子、初期武器:弓 - ラニ・ラト(Lani・Rate)
声優:小西克幸、初期武器:闘拳 - オルガ(Olga)
声優:皆川純子、初期武器:ボウガン - フォルカー(Volker)
声優:山寺宏一、初期武器:ボウガン - アーシャ(Arsha)
声優:遠藤綾、初期武器:双剣 - クロトキ(Kurotoki)
声優:宮野真守、初期武器:刀
その他
コラボレーション衣装
DLCとして一部を除き無料で入手可能である。
またブーストプラス版では通常版のDLCは一部を除き内包されており、ショップで購入可能である。
ブーストプラス版追加コラボレーション
- どこでもいっしょ
- クイズマジックアカデミー
- ランブルローズ
- 4Gamer
- 週刊ファミ通(週刊ファミ通 2013年3月28日号 特典)
- 電撃PlayStation(電撃PlayStation Vol.529 特典)
- TV Bros.(ラブプラス特集時のデザイン)
関連動画
ブーストプラス
プレイ動画
関連項目
関連サイト
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