この記事は『アクセル・ワールド』の登場人物について記述しています。 その他については「Black Lotus」を参照してください。 |
ブラック・ロータスとは、川原礫作「アクセル・ワールド」に登場するデュエルアバターである。
概要
猛禽のような頭部、四肢の全て、果ては腰部の睡蓮のようなアーマースカートまでが全てが鋭く輝く刃となっている黒水晶を削りだしたかのような透き通った黒色の途方もなく美しいデュエルアバター。
黒雪姫が駆るこのアバターは≪ネガ・ネビュラス≫の首領にしてレベル9の≪黒の王≫その人である。
≪絶対切断ワールド・エンド≫の二つ名の通り、このアバターは≪絶対切断属性≫によるアビリティ≪終決の剣ターミネート・ソード≫の効力で触れたものを拒絶するかのように両断し、防御はおろか物理攻撃も生半可な精度では通用しない。
加速界において≪切断≫を弾けるのは≪絶対防御インバルナラブル≫のグリーン・グランデ、≪災禍の鎧クロム・ディザスター≫クロム・ディザスター、自身の部下であった≪矛盾存在アノマリー≫グラファイト・エッジのたったの三人である。
身につけた必殺技も攻撃的なモノのみで
レベル4必殺技≪宣告・連撃による死デス・バイ・バラージング≫は左右一方の足剣による斬撃を三秒間、秒間100発という超速度で放つ技。
レベル5必殺技≪宣告・貫通による死デス・バイ・ピアーシング≫は5m先まで届く強力な刺突攻撃。
レベル8必殺技≪宣告・抱擁による死デス・バイ・エンブレイシング≫は抱きしめた相手を両断する絶大の威力を持つ残酷な技。
その心意の力も圧倒的な≪破壊≫の属性をもつ。≪奪命撃ヴォーパル・ストライク≫は遠く離れたモノさえ粉砕し、≪星光連流撃スターバースト・ストリーム≫は16発の閃光を以て神の一角さえも退ける。
心意技ではないが、+の自己暗示によって自らの性能ダイヤグラムを変える≪オーバードライブ≫というスキルを編み出し、≪モード・ブルー≫≪モード・レッド≫≪モード・グリーン≫のそれぞれ近接、遠距離、防御性能に特化した3つのモードを設定して使用している。
このアバターの難点は<刃の無い所の耐久力が低い>ことで、経験が浅い頃はそこを狙われて苦戦を強いられたが、回転運動を用いてベクトルを反転させる返し技≪柔法≫でその弱点を克服した。
≪黒≫は≪拒絶の色≫
究極とも言える攻撃性能と引き替えに、このアバターには「人と繋がるための手」すらない。
敵はおろか、手をさしのべる仲間すらも自らに触れたものは全て傷ついてしまう。
青や赤という色の明度が完全に0となった≪純粋な黒≫の持つ意味は未だ明かされていないが、
黒雪姫は「あらゆる色に染まることを拒む、何も持たない虚無の色」と表現した。
このアバターを、黒雪姫が醜悪と評する訳はここにある。
関連レギオン
→≪ネガ・ネビュラス≫
関連項目
- 黒雪姫
- アクセル・ワールド
- Black Lotus(名前の元ネタとなったマジック:ザ・ギャザリングのカード。)
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