ブリトヴァとは、機動新世紀ガンダムXに登場するMSの一つ。
型式番号はNRX-011。パイロットは東部戦線の狩人の異名を持つドゥエート・ラングラフ。
概要
新連邦軍が開発した後方支援用MSの試作機。
本来は腕部や脚部からミサイルを放てる重装MSとして生み出され、恐らくは後方から味方を援護するのを主な役目として想定していたことが予測される。
だが……本機のパイロットを務めることとなったドゥエート少尉の鶴の一声(…かどうかはともかく彼の要望によることは確か)によって、なんとそんな役割とは真逆の近接用変態MSが誕生してしまった。
ちなみにドゥエート少尉の要望は、上層部からの要請へと昇華したようで……。
上の人「パイロットが『コイツの武器を近接用にしてくんね?』って言ってるから、カスタマイズよろしくね」
現場「はぁ?!後方支援機になんでわざわざそんな真逆の改造しなきゃなんねえんだ!ふざけんな!」
上の人「まあまあそう言わずに、せっかくこいつを使ってくれるパイロットの頼みなんだし…」
現場「冗談じゃねえ!んなことは他の機体でやってくれよ!これは後方支援機なんだ!」
上の人「 や れ 」
現場「……………………」
と、こんなやりとりがあったかどうかはともかく、お偉いさんの勅命によって開発陣は渋々カスタマイズを行ったという。
そして本編に登場するブリトヴァは、肥大化した肩からマイクロミサイルを撃ちまくって自分の得意距離に誘い込んで、内蔵されたヒートワイヤー『モノフィラメントワイヤーカッター』で相手を切り刻むという斬新過ぎるMSとなった。
このモノフィラメントワイヤーカッターの恐ろしいところは、ワイヤーが細すぎて目視が困難な点で、このワイヤーの存在を把握していないと食らっている側は一体何をされているかわからないポルナレフ状態になってしまうことである。
切れ味も抜群で、ガンダムに使われているルナチタニウム合金すらあっさりと切り落としてしまう。劇中ではテスト戦闘に付き合ったMSは尽く細切れにされてしまっていた。
こうした何が起こってるかわからない状態に相手を陥らせ、パニックのうちに倒すというのがこのMSの得意戦法である。
しかし裏を返せば、ワイヤーの原理さえわかってしまえば、突破口は十分に掴めるという点である。
劇中ではガロードの奇策でエアマスターを餌マスター囮にし、エアマスターの肩口スレスレからビームライフルを撃って相手に攻撃を当て、その隙にエアマスターがトドメを刺すという危ない方法で倒している。
さらに言えばブリトヴァのワイヤーが有効だとされる間合いから離れ、射程外から集中砲火を浴びせればこのMSの突破はそう難しくないと考えられる。
もっとも、そうさせないためにドゥエートはあの肥大化した肩にマイクロミサイルを装備させたわけだが。
関連動画
開発陣も涙した(かもしれない)名機の活躍する動画をお待ちしております。
関連商品
開発陣が刻の涙を見ながら改造したMSです。是非立体化を……。
関連項目
- 0
- 0pt