概要
OCG第9期第1弾パック・「THE DUELIST ADVENT」にて、≪ブンボーグ001≫が初登場。
以降、レギュラーパック1弾のつき1~2種のペースで徐々に、そして着実に強化が続いている。
元ネタは石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」か。
全身を文房具で武装した2頭身のロボットの姿をしている。
属するモンスターは地属性・機械族・攻撃力・守備力は500で統一。
レベルはバラバラで、そのレベルにあわせた数字を名称に持つ。
例:☆1→≪ブンボーグ001≫、☆2→≪ブンボーグ002≫
属するモンスターは効果モンスターが5種(チューナーが1種)、Pモンスターが4種、Sモンスターが1種。
属するモンスターの全てが、ブンボーグか機械族の攻撃力・守備力を上昇させる効果を持つ。
魔法カードのサポートが1枚存在する。
比較的サポートの豊富な属性・種族と、攻守500統一という低いステータスから受けられるサポートは多く、
高い展開力と爆発的な攻撃力の上昇からの見た目にそぐわぬ脳筋っぷりが持ち味。
大量展開の宿命として、ミラフォや激流葬などの全体除去に弱く、一度場をリセットされると立て直しが難しい。
さらに、≪スキルドレイン≫などの効果封じでヘタすると封殺されかねないので、除去カードはしっかり採用したい。
テーマ単位で環境に顔を出すことは珍しいが、【影霊衣】にて≪ブンボーグ003≫、≪ブンボーグ001≫の2種が
出張セットとして採用されることもある。
003と001のパンプアップ効果によって2400打点のモンスター(仮想敵は主に仮面を被ったダークヒーロー)を
安全に処理したうえで、優秀な儀式カードサーチャー≪虹光の宣告者≫のS召喚に繋げられることが主な利点。
所属カード
ブンボーグ001
チューナー・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 500/守 500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、 自分フィールドの機械族モンスターの数×500アップする。
(2):このカードが墓地に存在し、
フィールドに機械族モンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
【ブンボーグ】のチューナーにしてメインアタッカー。
自身の効果と、他ブンボーグのパンプアップ効果を集約させれば、攻撃力10000越えも珍しくない。
(2)の効果の特殊召喚を狙う場合はP召喚のほかに、≪機械複製術≫や≪地獄の暴走召喚≫等が相性がいい。
条件は多少厳しいものの、ターン1制限がないので何度でも復活し連続してS召喚することも可能。
ブンボーグ002
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 500/守 500
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ブンボーグ」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外の自分フィールドの機械族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
SS時に「ブンボーグ」カードをサーチ。
≪機械複製術≫などで複数SSすれば、後述のPモンスターのスケールがすぐに揃う。
場にいれば自分以外の機械族を全て強化してくれるが、どちらかといえば003を複数並べた方が、打点上昇を狙う場合は効率がいいか。
ブンボーグ003
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 500/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、
自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。 この効果は相手ターンでも発動できる。
通常召喚するとブンボーグをデッキから特殊召喚。
パンプアップ効果も大きく、自身の効果を使って001を特殊召喚すれば攻撃力は2500。
そこから≪機械複製術≫などで003を3体並べれば2500(001の効果)+2000+2000+2000(003の効果)で合計8500。
しかもこれだけ叩きだしておいて手札消費は2枚。
さらに、上昇値を参照するのはモンスターではなく「ブンボーグ」カードであるため、後述のPカードも加算される。
総じて【ブンボーグ】デッキのキーカードと言えるだろう。
ブンボーグ004
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 500/守 500
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
デッキから「ブンボーグ004」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を墓地へ送り、
このカードの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ、
墓地へ送ったそのモンスターのレベル×500アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベルの異なる 「ブンボーグ」モンスター2体を選んで守備表示で特殊召喚する。
デッキから任意のブンボーグを墓地へ送り、そのレベル分攻撃力を上げる効果を持つ。
現状、単体で出せる最大打点は009を落とした場合の5000。究極嫁を一方的に殴り倒せる。
そのターン中、相手の受けるダメージは0になるため、打点上昇より除去および(2)の効果のトリガーとしての効果。
さらに、攻撃で相手モンスターを破壊すれば、手札と墓地からブンボーグ2体を特殊召喚できる。
シンクロ、エクシーズに活用しよう。001はダメージステップ中に自己再生できないので注意。
ブンボーグ005
ペンデュラム・効果モンスター
星5/地属性/機械族/攻 500/守 500
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「ブンボーグ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
「ブンボーグ005」の(3)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
(2):このカードの攻撃力は、
自分のエクストラデッキの表側表示の「ブンボーグ」モンスターの数×500アップする。
(3):このカードがPゾーンで破壊された場合、
自分の墓地の「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
ブンボーグ初のPモンスター。
公式に使用でき、かつスケールの変動しないPモンスターとしては最大のスケールを持つ。
召喚・特殊召喚時に魔法・罠カードを割る他に、Pゾーンで破壊されると墓地のブンボーグをSSする効果を持つ。
≪連成する振動≫とは相性が良く、1ドローとブンボーグの蘇生に加え、SSしたブンボーグによっては、さらなるアドバンテージにもつながる。
ちなみに、≪サイバー・ドラゴン・ノヴァ≫から≪サイバー・ドラゴン・インフィニティ≫の素材になれる。
ブンボーグ006
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻 500/守 500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「ブンボーグ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】 「ブンボーグ006」の(3)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
(2):このカードの攻撃力は、
自分のエクストラデッキの表側表示の「ブンボーグ」モンスターの数×500アップする。
(3):このカードがPゾーンで破壊された場合、
自分の墓地の「ブンボーグ」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
005の対となるPモンスター。
召喚・特殊召喚時にモンスターの表示形式を変更する効果と、Pゾーンで破壊されるとブンボーグをサルベージ。
戦闘ダメージ回避のために守備表示で逃げに入った相手を叩き起こすことが出来る。
基本的な使用法は005と変わらないが、003など直接SSすることにあまり旨みの無いモンスターの回収には、こちらが適している。
ブンボーグ007
ペンデュラム・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻 500/守 500
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「ブンボーグ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の「ブンボーグ」カードの数×500アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「ブンボーグ」モンスターを攻撃対象にできない。
(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
スケールは大きいが、005、006のように付加効果を持つわけではないのでモンスター効果を使いたい。
(1)は墓地を参照する打点上昇。シンクロ召喚を多用するデッキなら大幅な上昇が期待できる。
(3)の貫通効果もあるので相手のライフに大きなダメージを与えやすい。
(2)の効果は相手の攻撃を自分に向けさせる効果だが、そもそも戦闘が得意なブンボーグにとって、そこまでプラスになるわけでもない。
ブンボーグ008
ペンデュラム・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻 500/守 500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「ブンボーグ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の「ブンボーグ」カードの数×500アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「ブンボーグ」カードを効果の対象にできない。
(3):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
基本的な使い方は007と同じ。
(2)の対象効果耐性は自分のブンボーグを≪エフェクト・ヴェーラー≫や≪ブレイクスルー・スキル≫から守れる嬉しい効果。
ブンボーグ009
効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻 500/守 500
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。
このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、「ブンボーグ009」以外の
自分フィールドの「ブンボーグ」モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、このカードしか攻撃できない。
(2):このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの「ブンボーグ」カード1枚を破壊できる。
ブンボーグの切り札。
(1)の効果で全てのブンボーグを自身に集約し、(2)の効果で心置きなくなぐり殺す。
ブンボーグの脳筋の極みのようなモンスター。
漫画『サイボーグ009』における島村ジョー/009の、「仲間の持つ特徴全てを併せ持つ最新型」という設定を再現したものとおもわれる。
(3)に破壊耐性があるが、この効果がある上で相手に狙われることも無く、戦闘で敗けるわけもないので、正直なところ毒にも薬にもならない。
ブンボーグ・ジェット
シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻 500/守 500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「ブンボーグ・ジェット」の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。
(2):自分フィールドの「ブンボーグ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):自分フィールドの「ブンボーグ」カード1枚と フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
ブンボーグ初のシンクロモンスター。ゼロゼロナンバーズではなくドルフィン号か。
001以上の打点を持ちうる永続効果と、場の「ブンボーグ」カードを破壊して新たなブンボーグをSSするか、破壊するかの効果のどちらかを使える。
現状のブンボーグではS召喚自体がひと手間なので優先度は高くないが、高いポテンシャルを秘めたカード。
ブンボーグ・ベース
フィールド魔法
(1):フィールドの「ブンボーグ」モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札の「ブンボーグ」カードを任意の数だけ相手に見せ、 デッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキに戻した数だけデッキからドローする。
(3):「ブンボーグ・ベース」以外の自分のフィールド・墓地の
「ブンボーグ」カード9種類を1枚ずつ除外して発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
ブンボーグ専用フィールド魔法。
(1)の効果で爆発的な打点をさらに高められるが、≪機械複製術≫の邪魔になったりもするので使い所が難しい。
(2)の効果で事故を抑えられるのは嬉しいところ。003、004を早めに引き込みたい。
何よりも目を惹くのが(3)の効果。専用の構築でもしない限りねらって打つのは厳しいが、
その分相手の損害はまさに致命的。
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