プラトーの花とは、mothy (悪ノP)が初音ミクAppendを用いて制作した初音ミクオリジナル曲である。
概要
悪ノPのライフワークともいえる、『七つの大罪シリーズ』に関連した曲の一つであり、年代的には「ヴェノマニア公の狂気」事件と「悪食娘コンチータ」事件の合間に起こった出来事を描いている。
物語は、とある高原の町にふらりと現れた女性、《ミクリア=グリオニオ》がたどった顛末を淡々と描写した物であり、曲の構成もかなりあっさりとした物になっている。
もちろん、同Pの特徴ともいえる『どんでん返し』も健在であり、今回はたった一言で物語の語り手が誰なのか不明にしてしまうという、いつもとは一味違った仕掛けが施されている。
なお、この曲は「Vocalo Append feat.初音ミク」収録作の一つとして制作された。
歌詞
「プラトーの花」と呼ばれた女がいた
可憐な花売り 皆から好かれていた
やすらぎ導く笑顔は まさに天使
若き領主が彼女を見初めたとき
誰もが喜び彼女を祝福した
二人の末永い幸せ 願ったのさ
結納の前日に 男は町に現れた
女に寄生する 醜い下品なケダモノ
秘密を知る者 彼女の過去を知る者
― 花は綺麗でなくてはならない ―
― 花は綺麗でなくてはならない ―
三年の時がたち 少年は町に現れた
母親の愛情を求めた たとえその人が
自分を産み捨てた 愚かな娼婦だとしても
― 花は綺麗でなくてはならない ―
― 花は綺麗でなくてはならない ―
「プラトーの花」は幸せ それでいいじゃないか
井戸の底 埋められた 二枚の枯葉のことなど
気に留めちゃいけない 気に留める必要などない
― 花は綺麗でなくてはならない ―
― 花は綺麗でなくてはならない ―
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オリジナル版。
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トリヴィア
- PVに使用されたイラストは憂氏が担当。物語の顛末を、一枚の絵で表した流麗なイラストは必見である。
- タイトルの「プラトー」(plateau)とは、英語で『高原』と言う意味。
- 名前だけなら、この物語のヒロインである「ミクリア」は前に一度登場している。どこに登場したのか、探してみるのも一興だろう。
- 最初に登場した時の記録と、悪ノPのマイリストコメントに付記された年代から、主人公・ミクリアの「プラトーの花」登場時点での年齢が23歳だという事が解る。
- 主人公の前歴である『娼婦』は、現在で言うところの売春婦や風俗嬢のことであり、お金を取って体を売っていたという過去は間違いなく隠しておきたいものだと言える。
- 初音ミクAppendが持つ声の内、「Solid」が使われている。
関連項目
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