プラネットマンとは、漫画・アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
概要
悪魔将軍の直轄部隊「悪魔六騎士」に属する悪魔超人。太陽系の全惑星(当時惑星扱いだった冥王星も含む)を模した体をした超人で、その正体はかつて存在を噂された幻の惑星・バルカン。地獄めぐりのうち「No.2・宇宙地獄」を担当し、多彩でトリッキーな戦いを見せる。笑い方は「カカカーッ」。
神から太陽系11の星を奪ったと豪語し、キン肉マンを倒せば残る地球を奪い取れるとしている。体にある惑星状パーツは実際に各惑星の環境や特徴を備えており、各惑星を分離して自在に動かすことも可能。
登場初期と終盤や新シリーズでは姿が別人みたいに変わっている。能力の設定や技の内容、ド派手な技名など規模だけならラスボス級のヤツ。しかし作者曰く、「戦い方が決めづらく毎回技を考えては作画していたがどうしても盛り上がらず、早く次の試合に進めたかった」らしく、読者からの試合中の人気も不評であった。その影響で週刊少年ジャンプでの人気も落ちたことから、テコ入れとしてウォーズマンの体内での対抗戦をおこなうこととなった。
プロフィール
活躍
黄金のマスク編
豊島園(アニメではよみうりランド)においてキン肉マンと対戦。多彩な技を駆使してキン肉マンを苦しめるが、次第に劣勢に陥っていく。奥の手として「魔技・人面プラネット」でキン肉マンの仲間達(テリーマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ロビンマスク、カナディアンマン(アニメではカット)、ビビンバ(アニメではハラボテ・マッスル)、キン肉真弓、キン肉小百合)を人質にとり攻撃を封じ込めた。しかし、人質と自身の体は一体化しているという弱点を突かれ、心臓に位置していたウォーズマンが決死の覚悟で自らを貫かせる行為によって突破。逆に正義超人達を復活させてしまった。最後の悪あがきでプラネットリングを投げつけるがキン肉マンに利用され、逆に自分が喰らって首切断となり、そのままブラックホールスープレックスで止めを刺された。さらに、死ぬ間際にテリーマンたちに超人パワーを奪われ、正義超人を復活させてしまった。
その後、悪魔将軍によって復活し、将軍の体内で宇宙的レスリングとスピードを担当する。夢の超人タッグ編では、悪霊超人として登場。
完璧・無量大数軍編
他の悪魔超人ともどもいつの間にか復活し、悪魔将軍配下として完璧超人の本拠地「超人墓場」に攻め込んだ。ワープトンネルを抜けた先であるサグラダ・ファミリアにて「完璧超人始祖」の一人、完璧・捨式(パーフェクト・テンス)サイコマンと激突する。
惑星の力をフル活用して次々と攻撃を掛けるが、屈強な体を持つサイコマンには通用せず、逆にマグネットパワーを発動され大ダメージを受けてしまう。最後の策として再び人面プラネットを使いネメシス以外の死亡した無量大数軍を憑依させるものの、サイコマンに情などなく一切躊躇せず人質を潰しながら攻撃し、完全に詰んでしまう。そのまま捕まり、元完璧超人始祖である悪魔将軍(ゴールドマン)への見せしめとしてマグネットパワー付きの〈完幻〉ファントム・キャノンで地面に叩きつけられ敗北。粉々に砕け散り死亡した。
文字通り完敗な結果に終わったが、試合を見ていたバッファローマン・ブラックホールに対して不敵な笑みを見せながら塵になるなど、最後まで悪魔として戦った。
戦績
主な必殺技
- プラネットリング
- 腰にあたる土星の環を手に取り、相手目掛けて投げつける。環は相手を追尾する性能があり、喰らった相手は首が吹き飛ぶほどの切れ味を誇る。しかし、似たような技を使ったフリーザと同じような結末を迎えている。
- ジュピターリング
- 胸担当の木星の環を出現させ、これを代用品として使用する。
- リングストーン
- 環をかみ砕いて口に含み、相手に向け吐き飛ばす。
- プラネット重力
- 木星の高重力を利用し相手を引き寄せる。
- オリンポスボルケーノ
- バックブリーカーで相手を押さえた後、肩担当の火星にある火山・オリンポス山を噴火させ相手を攻撃する。
- 氷点下の首四の字
- 両足首担当の海王星と冥王星の極寒環境を利用し、首四の字固めを掛けた相手を凍り付かせる。そのまま別の技で凍った相手を砕いてしまうのが主な流れ。
- アポロンダイナマイト
- 太陽の塊を投げるとんでもない技。
- 魔技・惑星直列
- 自身を惑星群に変化した後、惑星を一直線に並べ相手に突進する。
- 魔技・グランドクロス
- 惑星群に変化した後、惑星を十字に並べ相手を攻撃。打ち上げた相手をマットに叩き付けるか押しつぶしたりする。
- 魔技・人面プラネット
- 悪魔超人に伝わる究極の技。死亡して間もない者を自身の体に憑依させ人質にする外道技。大抵の場合この後はロクなことにならない負けフラグでもある。
- 宇宙地獄
- プラネットマンの二つ名と同じ名前を持つ、プラネットマンの切札。
- あたりを無重力の解放空間(リングすらない)に変化させることで相手の行動の一切を封じ込め、
- 惑星超人であるプラネットマンだけが行動可能となるというチート能力。
- どんな体勢からでも使える上発動と解除が一瞬で行えるため、カウンターで使えば相手のあらゆる落下技や激突技を無効化でき、また攻撃の瞬間だけリングを戻すようにすれば身動きの取れない相手超人を一方的に攻撃できる…と超人レスリングの根本を揺るがすインチキ特殊能力である。
- まさに「天も地もない宇宙地獄で俺様のワンマンショー」そのままであり、これで類似能力のミラクル・シーツや転所自在の術のような準備もいらないんだからバッファローマンや同じ宇宙超人のブラックホールをして「反則スレスレ」「いつ見てもえげつない技」と言わしめたのもむべなるかな。
- 唯一の弱点として攻撃時にはリングを戻さなくてはならないという部分があり、マグネットパワーを持つサイコマンにはここを突かれて敗れることとなったが、それこそ相手が始祖でもなければ負けないようなチート技であることは疑いないだろう。
キャラクターソング
関連動画
関連静画
関連項目
- キン肉マン
- キン肉マンの登場人物一覧
- 悪魔超人
- 惑星
- 太陽系
- 悪魔将軍
- 悪魔六騎士
- スニゲーター
- プラネットマン ※当記事
- ジャンクマン
- ザ・ニンジャ
- サンシャイン(キン肉マン)
- アシュラマン
- 7人の悪魔超人
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