『プリキュア』とは、少女戦士達が正義を守るために戦う、東映アニメーション制作の低年齢女児向けテレビアニメシリーズの事である。またその作品に登場する特殊な力を持った少女達のこと。
第一作目から最新作まで「ニチアサ」と通称されるテレビ朝日系日曜朝放映枠で放映されている。
現在のシリーズは2013年2月にスタートした『ドキドキ!プリキュア』である。
概要
第一作目OP主題歌『DANZEN!ふたりはプリキュア』で「プリティでキュアキュア」とある通り、可愛さ(Pretty)+癒し(Cure)を視聴者に与えるヒロインの少女戦士「プリキュア」達が活躍するアニメシリーズ作品である。
「美少女戦士セーラームーンシリーズでの、男児向け集団ヒーロー物的な文脈での少女戦士達の物語作り」と「ドラゴンボールシリーズで培った肉弾戦・格闘戦の表現技術」と言う、二つの東映アニメーションの持つ強みを生かした作品である。またドラゴンボールからの流れで週刊少年ジャンプの王道(勝利・努力・友情)路線も女児向けに応用されてはいるものの、少なからず継承されている。
メインターゲットを【女性(4~9歳)/男性(19~30歳)】と公式に発表する嘘をつかない素直なアニメシリーズである。
女児向けアニメに(ryという煽りが頻繁に見られるが、対象はあくまでも上記である。女児向けである一方でいい年した男性向けでもあるのだ。よって男性諸氏もハマってしまったからといって悲観する必要は無い、もともとそのように制作されているのだから。
その一方で、やはりコンテンツとしてのメインターゲットは女児なのである(毎年仮面ライダー、スーパー戦隊並に売り上げるその市場規模からもわかる)。なので、大友はちゃんと大人としての分別を持って、女児を押しのけたり引かせたりせず、その親御さんに不信感や不快感を与えないように自重して楽しむのだ。
『ふたりはプリキュア(初代、無印などと呼ばれる)』の放送開始前は、前々作である『おジャ魔女どれみシリーズ』の完成度の高さから冷たい扱いを受けた本シリーズであったが、やたらパワフルでネタ度満載のOPが流れるや否や色々なお友達のハートをゲットし、現在に至る。
小さなお友達においては、男児向けアニメさながらの肉弾戦を繰り広げる主人公たちが戦うお姉さんとして受け入れられ、それまでの女児向けアニメで多く見られた「ステッキから光が出て相手を倒す」というような定番戦闘に飽きられつつあった状況下で、斬新なアニメとして受け入れられた(その後のシリーズにおいては、徒手空拳の肉弾戦とアイテムを駆使した必殺技を使い分けるパターンも登場している)。
一方、大きなお友達においてもそれは同様で、この手の変身美少女ものにおいて、本格的な肉弾戦を主体とした戦いを行ったのはプリキュアが初めてであり、斬新なアニメとして受け入れられた。また、キャラ萌え派にも十分応えてくれるキャラクター作りがなされている。しかし、大きなお友達からは「日常や学校生活に主眼を置いたエピソード中にも毎回戦闘シーンを入れる必要があるため、脚本にムリが生じている回がある」「作画(絵柄)が毎回変わり安定しない」「登場キャラクターの描写が甘い」などといった意見も散見される(しかし、女児向けアニメとして考えれば必要十分なレベルを持つ)。
なお、通常新作アニメは4月または10月から放送されることが多いが、この枠では「おジャ魔女どれみ」以降、2月上旬から新作アニメが放送される。これには、新学期(新入学)商戦に合わせて新しい関連商品を販売し、年末商戦で関連商品の在庫を消化するためという夢も何も無い現実的な理由がある。
また、時折新年などとは別に休止日を設けるため、1年の放送回数は50回に満たないことが多い。
生みの親の一人である鷲尾天プロデューサーは2009年に公開された『プリキュアオールスターズDX』で本シリーズから身を引いた。
海外での名称はほとんどが「Pretty Cure」、韓国での名称が「프리큐어」(プリキュア)、中国語圏での名称が「光之美少女」(グワンツィーメイシァオニュー)になっている。
制作 : 東映アニメーション株式会社
原作 : 東堂いづみ
各シリーズ紹介
ふたりはプリキュア
2004年2月1日~2005年1月30日に放送された、記念すべきシリーズ第1作目(通称:無印)。
今までの魔法少女路線から格闘路線への変更、監督が『ドラゴンボールZ』や『エアマスター』の西尾大介氏ということもあり、少年漫画並みの情け容赦ないガチなバトルシーンが随所に見られ、小さなお友達から大きなお友達に至るまで幅広く人気を得ることとなった、原点にして伝説的な作品。プリキュアシリーズを形作ったメートル原器・リファレンス的な存在。
これに至った背景としては女児向け作品の経験のないスタッフが任された為、開き直って自分たちの得意分野で作りたいものを作ったとのこと。
結果、関連商品は例年以上の売り上げを見せ、以降プリキュアシリーズが続くことになる。
また、"なぎほの"という単語は、百合萌えの大きなお友達を取り込むことになり、今でも印象が根強い。
関智一の演じていたメップルも、中の人がそれまで演じた役とのギャップで、当時かなり話題を呼んだ。
ふたりはプリキュア MaxHeart
2005年2月6日~2006年1月29日に放送された、シリーズ第2作目であり、なぎほのシリーズ最終作(通称:MH)。
プリキュアをサポートする新キャラクターとして「シャイニールミナス」が登場。本シリーズから劇場版の制作が開始され、玩具の売上等で好成績を残した。 TV視聴率においては、「おじゃ魔女どれみシリーズ」よりは劣ったものの、好視聴率をマークした。しかし、2回もの劇場版製作のためTV版の作画がおかしくなることがあり、「かんたんルミナス」という言葉がうまれるほど酷くなった事もある。
劇場版一作目では金色の姿になり、劇場版二作目は映画限定フォーム「スーパープリキュア」が登場。その後、この形式はプリキュア5以降の劇場作品にも用いられるようになる。
前作に負けないどころか、やりすぎというくらいのアクションシーンが展開する。とりあえずOPと変身シーンを見ればこのアニメが女児アニメ的にどれだけ異例かすぐにわかるはず。
ふたりはプリキュア Splash☆Star
2006年2月6日~2007年1月28日に放送されたシリーズ第3作目(通称:S☆S、SS)。主人公のモチーフは花鳥風月。
初代から世界観が一新され、「シリーズものとして続けていければいいね」というスタッフの願いが叶い制作。唯一シリーズ構成が途中交代した作品でもある。
「少し表現を柔らかに」というシリーズディレクターの小村監督の方針により、アクションは前シリーズより地味な方向に修正されたが、それでも前作以上に派手な回もあり、また前作まで余り見られなかった空中戦も展開するなど新たな試みが行われた。 しかし、視聴率が中盤以降低下し、第41話にて当時の最低視聴率だった4.0%(現在3位)をマークした。平均視聴率はワースト2位。 玩具に関しては依然として高水準ではあったものの、売り上げは前作の半分程度まで落ち込み、商業・劇場版の興行収入は歴代最低の成績となった。
しかし、スタッフが力を入れたおかげで作品自体は破綻せず、逆に感動のラストを迎えることとなった。今回における商業的な失敗は後に生かされており、この反省が堅実にシリーズが続く理由の一つとなっている。
大型スクリーン用映画は現在も稼働中である。本作の敵幹部はシリーズで初めてキャラクターソングに声出演しているなど、歴代の中でもかなり高い人気を誇る(DX2でも単独で4人も復活怪人に選ばれたのもそのためか?とも)。メイン声優・歌手などの関係者によるライブも定期的に行われる、スタッフやシリーズ構成に愛された作品。
後期ED『ガンバランス de ダンス』は平易で愛らしいダンス振り付け(「胸を張って」という歌詞の所で、舞が無い胸を突き出すところは一見の価値あり)が視聴者に好評を博し、次回作『Yes!プリキュア5』及び『Yes!プリキュア5GoGo!』後期EDで異例のシリーズ再登場を果たした。
Yes!プリキュア5
2007年2月4日~2008年1月27日に放送されたシリーズ第4作目で、2人から5人に主役を変更した第4弾。
かつてのセーラームーンを思わせる作品ともなっており、東映以外の作品(ぴえろ等)からも強い影響以上の何かを受けて作られている。主人公を変更した『ふたりはプリキュア Splash☆Star』と同様に主人公を変更し、さらに「ふたりはプリキュア」という概念を排除するきっかけとなった作品である。その効果は抜群であり、玩具等は前作より伸び、初代に近い売り上げを出した。
その一方で、視聴率の面では中盤から低迷し、平均視聴率においては、前作とほぼ変わらない結果を記録したが、商業的に息を吹き返した功績から初代と同様に続編が製作され、結果的に2年間続くことになった。
主人公の夢原のぞみ役である三瓶由布子氏はそれまでは男の子ボイスが主な仕事だったが、今作で女の子ボイスもできるということをアピールし自分の演技の幅を広げるきっかけとなった。
余談だが、前作のキャラクターソングには、「Yes!プリキュアスマイル」という曲がある。
ちなみに、当作品の略称がそのままYes!プリキュア5シリーズを総称した略称につながることもある。
Yes!プリキュア5GoGo!
2008年2月3日~2009年1月25日に放送されたシリーズ第5作目。
前作からの続きものだが、時間が経過している無印→MHと違い、こちらはサザエさん時空に突入している。
前作の最終回の影響で初回が歴代最低視聴率のスタートとなった。
本作では前作でお手伝い見習いだった妖精「ミルク」が、人間態を得てプリキュア5人分の力を持つ「ミルキィローズ」としてプリキュア達とともに戦うこととなり、主役が実質6人となったが、プロデューサーの意向によりミルキィローズはプリキュアではないとされている。現時点で正規の戦闘メンバー最多の作品(6人)。
なお前作ではアクア1人しか持っていなかった武器だが今回は5人全員が持つこととなった(キュアフルーレ)。玩具の売上は前作とほぼ同じで、平均視聴率は歴代最低となった。
平均視聴率5.6% 、最高視聴率7.5% 、最低視聴率2.9%と厳しい成績こそあるが、オールスターズの原型作品との同時上映の影響もあるとはいえ、映画の興行収入は歴代2位という記録を打ち立てている。この功績がオールスターズシリーズ化へのきっかけを作っていると同時に、視聴率の低迷打開のためか以降の作品は2年目の続編を作らない体制となった。
なお、『Yes!プリキュア5』シリーズは「製作スタッフが好き勝手に作った作品」だということが、小村監督のコメントにより発覚した。同時にこれらは前作S☆Sの血脈を受け継いでいる作品でもある(スタッフの多くが残留しているのもそのためである)。そのためか、オールスターズ時は日向咲と夢原のぞみは同じような性格の持ち主という扱いをされており(オールスターズDX2)、いろんな場面で仲の良い描写が見られる。
余談だが、シリーズ中、タイトルロゴに「Pretty Cure」「PRECURE」と英字がついてないのは5シリーズのみである。
フレッシュプリキュア!
2009年2月1日~2010年1月31日に放送されたシリーズ第6作目。 キャラクターもストーリーもフレッシュ!ということで、スタッフも大幅にチェインジ!、今回はメインを3人に減らしてのスタートとなる。モチーフは各メンバーの個人カラーにちなんだ果物、および四葉のクローバー。
これまでの違いとして、変身時に一度髪を解く上、髪色や髪の長さが完全に変化するのが特徴(前作まではそのままか、少し色合いが変わったり髪留めが追加される程度)。また、変身後の衣装についても、今までの定番だった「胸の上のリボン」がはずされることで、前作までのキャラクターには目立たなかった「胸のふくらみ」がわかるようなデザインになっており、また他のシリーズでは「スパッツ」だったのを、「フリルのもこもこ(正確には多層フリルのペチコート)」に切り替えている。それに輪をかけて、プリキュア4人の身体的なスタイルも他シリーズより大人びたところがあり、そうした「よりお姉さん」的な面が幼女の、「そのスタイルの性的魅力と、なんとなく下着に見えてしまいそうな、もこもこのチラリズム」が大きなお友達の心をつかんだ。次作で衣装が元のスタイルに戻ったことから、全プリキュアシリーズでも異色の存在。
そうしたデザイン面ばかりでなく、今作ではプリキュアの存在が社会的に認知されていること、敵キャラが(異世界出身で高い戦闘能力は持つが)純粋な人間であること、後述のとおり中盤での新たなプリキュアの加入、エンディングもフル3DCGでプリキュア達が踊り、メンバーが増えるごとにちゃんとエンディングCGでのダンスにも加わってくれる…などなど、これまでには無かった新しい取り組みが多く見られた。その中でも劇中最大のイベントと言えるのが、7月12日放送の第23話より新プリキュアのキュアパッションが登場したことであろう。以後恒例となる最初の増員プリキュア(「キュア~」の名前を持つ、イレギュラーではない正規の戦士)であり、敵勢力からの離反で公式にプリキュアが登場するのもこれが初である。視聴率もニチアサ自体の好調もあって比較的高めで安定し、玩具売り上げに関しては前作より微増。プロジェクト的にも成功裏に、しかし惜しまれながら幕を閉じた。
なお最低視聴率は3.3%ではあるが、放送日は1月3日であり、裏番組はあの年明け恒例番組箱根駅伝復路である。
そんな状況で3.3%であるわけだから、むしろ逆によくぞあの箱根駅伝からそれだけ視聴者をもぎとったと褒めるべきであろう。
番組放映開始当初に封切られた劇場用アニメ『プリキュアオールスターズDX』は、(当時未参戦のパッションを除く)初代~フレッシュの全プリキュア(シャイニールミナスとミルキィローズも準プリキュアとしてメンバーに含まれる)が一堂に会するお祭り作品であり、その後も春の新番組プリキュア紹介も兼ねたスペシャル映画シリーズとして定着することになる。
ハートキャッチプリキュア!
2010年2月7日~2011年1月30日に放送されたシリーズ第7作目。本作からタイトルロゴのアルファベット表記が"Pretty Cure"から"PRECURE"になった。 最初は2人からスタートしたものの、最終的には5人(元プリキュアである主人公の祖母含む。ゆえにヒロインとしては実質4人)になるプリキュアシリーズである。モチーフは花。
今作は『おジャ魔女どれみシリーズ』や『マリー&ガリー』のキャラデザインでおなじみの馬越嘉彦氏がキャラクターデザインを手掛けためか、これまでのプリキュアシリーズとは絵柄が大幅に異なっており(DXシリーズ除く)、今でも賛否両論であるが話題をさらっているのは間違いない。
さらに、主人公の声を水樹奈々という有名声優が担当するということで更なる話題を呼び、新聞でも報道された。尚、水樹氏は『ふたりはプリキュア』からオーディションを受けており、今回の出演決定に対し「念願」と語り喜んでいる。その他に無印・MHで準レギュラーだった水沢史絵や、かつて『美少女戦士セーラームーン』でセーラーマーキュリー=水野亜美を演じた久川綾、演じた役はほとんど死んでいるという『神風怪盗ジャンヌ』=日下部まろんを演じた桑島法子など有名声優も多数参加しており、大きな反響をよんでいる。この豪華なキャスティングにした背景として今でも関西、東海など一部地域で視聴率面で大苦戦している『サンデーモーニング』(TBS)対策という見方もとれる。
放送開始後は、"先代のプリキュア"が"悪のプリキュア"の前に敗れるという展開、プリキュアとしてのパートナーが最初の事件の被害者であるなど、今までのシリーズとは違った要素で視聴者をくぎ付けにすることとなった。
キャラデザインが他のシリーズにはない、極めて目立つ絵柄で視聴者の度肝を抜いたが、原画を大量に使用することによるアクションシーンは天下一品である。尚、キュアサンシャイン変身時の作画枚数は5000枚という驚きの数字を出している。今作は他の多くのTV番組でも取り上げられており、その中でもひときわ目立つのが、2010年の紅白歌合戦で主人公の声優である水樹奈々氏とAKB48のメンバー3人、そしてプリキュア4人が集合し主題歌を歌ったことである。大晦日の定番番組で行ったこの企画は大反響を呼び、視聴者(主にニコニコユーザー)を歓喜させた。ただし、それ以外でマニア層にとって盛り上がったのは、本家紅白よりもやはりアニソン紅白の方であった。
さらに、映画化に伴いJAL(経営破綻)とコラボレーションを行い映画の舞台であるパリへの旅行を企画。キャンセル待ちが殺到するほどの大盛況となる。セールス的にも序盤から好調な滑り出しを見せ、好調だった前作のフレッシュプリキュアをさらに上回る結果を出すことに成功し、単独映画興行収入も歴代トップへ躍り出た。
最高視聴率8.3%、最低視聴率3.8%、平均視聴率6.5%となっており、これは前作とほぼ変わらずの結果となった。
スイートプリキュア♪
2011年2月6日~2012年1月29日に放送されたシリーズ第8作目で、テーマおよびモチーフは音楽。
タイトル的にお菓子などを題材にしているように一見思えるが、「スイート」の綴りは"Sweet"ではなく"Suite"(組曲)であり、タイトルロゴも五線譜を基調にしている。初期メンバーのメロディとリズムは劇場版オールスターDX3にも登場した(物語的には実質的にスイートが主役)。
北条響役の小清水亜美と南野奏役の折笠富美子は2人ともプリキュアシリーズの前にやっていた『明日のナージャ』以来の本放送枠でのメインキャラ担当となる。ちなみに小清水は、劇団若草以来の親友で現在は「±ふぃに」というユニットを組んでいる三瓶由布子がプリキュアを演じることに、前作担当の水沢史絵 同様驚き、水沢と揃ってネタにしていたのだが、そのネタにしていた2人が続けてプリキュアに抜擢される結果となった。
どことなく初代を彷彿させる設定が多く、特に二人同時変身が強制されるのはS☆S以来なので、単独変身に難色を示していたプリキュアファンは是非おすすめ(ただし後に仲間入りするビートとミューズは単独変身)。
歴代随一の謎の多さやドンデン返しを盛りこんであり、思わぬところで視聴者を驚かせる憎い演出が随所に施されている。 奇しくも本編の重大な展開が起こる時期と重なって本作の映画は本編と二人三脚の展開となっており、軽く関係性が触れられた程度のハートキャッチ以上に本編とのクロスが多い。
また、OP主題歌担当の工藤真由もこれまでのゲスト出演とは異なり、フェアリートーン役でレギュラー出演している。
スマイルプリキュア!
2012年2月5日~2013年1月27日に放送されたシリーズ第9作目で、テーマは笑顔。
5シリーズ以来となる5人編成でのスタートとなり、物語の題材はおとぎ話やメルヘンを中心としている。
これまで映画「プリキュアオールスターズDX」シリーズ3部作の監督を務めてきた大塚隆史が満を持してシリーズディレクターに起用され、キャラクターデザインも5シリーズのキャラデザを担当した川村敏江が再起用されている。この為発表時から5シリーズを想起したファンも少なくないようである。
声優でも、かつて自虐的に「キュアマジックリン」と言っていた福圓美里が主人公の星空みゆき役に採用され、オーディション3度目にしてようやく念願かなった井上麻里奈も、緑川なおが好きなキャラクターだった木野まことと同じ立ち位置な事から演じることを喜んでいた。
こうした中堅に近い2人に加え、黄瀬やよい役にデビュー4年目の金元寿子、日野あかね役に本業がタレントで声優としては2作目となる田野アサミと2人の新人が、また青木れいか役に西村ちなみ、妖精のキャンディ役に大谷育江と2人のベテランが起用されている。
特に西村は、かつて『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』でダークドリームの声を担当しており、発表時にはファンの間から「ダークドリームが本物のプリキュアになった」話題になったほどである。
セールス面ではスマイルパクトが発売から3ヶ月で20万個を売り上げるヒット商品となり、その後大人向けの化粧品として「スマイルパクト シャイニーパウダー」が発売された。また、映画『絵本の中はみんなチグハグ!』は、興行成績ランキングでシリーズ初となる1位を記録、またシリーズ累計観客動員も1000万人を突破している。
ドキドキ!プリキュア
2013年2月3日より放映開始したシリーズ第10作目で、テーマは愛。
シリーズ初となる4人編成でのスタートとなり、トランプをモチーフとしている。
スタッフはプロデューサーが柴田宏明、シリーズディレクターが古賀豪、シリーズ構成が山口亮太、音楽が高木洋と、いずれもシリーズ初参加の人物が起用されている。一方でキャラクターデザインには『スイート』でキャラデザを担当した高橋晃が再起用された。
相田マナ役の生天目仁美は一年間の予定を空けた上でのオーディションを経て採用されており、福圓や小清水、折笠ら先輩たちがこれを祝福している。また、『5』・『5GoGo!』のエンディングを歌い、本編や映画にもゲスト出演した宮本佳那子がキュアソード役に起用され、話題になっている。
その他の面子は、実年齢で歴代最年少となる寿美菜子が菱川六花役に、声優デビュー6年目となる渕上舞が四葉ありす役に起用されている。
妖精役には『5GoGo!』のクレープ王女や『スイート』のクレッシェンドトーンを演じたベテランである西原久美子を始め、寺崎裕香、大橋彩香、内山夕実が起用されている。
関連動画
ニコニコ動画での本編・MAD
かつて、本シリーズは現行のアニメとしては非常に権利関係に寛容であり、本編の即日うpなどは日常茶飯事であった。
当時の本編の再生数・コメント数は群を抜いていた。
一方で、そういった著しい権利侵害が権利者に与える影響は大きかったようで、現在では本編や一部のMADなどのアップロードは厳しく規制されている。
これからの現行シリーズ本編は、在京テレビ局6社へ提出した申入書に基づき運営判断にて削除されている。
ちなみに、ABC(=朝日放送)は在京テレビ局ではなく在阪テレビ局、つまり大阪のテレビ局である。
画面ギリギリの位置にウォーターマークを出してくれる控えめな良い局である(夏の高校野球の件は許してやれ)。
なお、DVDソースの本編は「東映アニメーション株式会社」名で削除される。
プリキュアシリーズ系の動画に関して、音楽系については、JASRACとニコニコ動画の契約の関係上故か比較的削除は穏やかだが、本編動画を単純に切り貼りした系のMAD等は削除されやすい。
また、2~3ヶ月に一度程度の頻度で削除祭りが開催される。
この祭りにおいては、3ケタ単位で関連動画が削除されるので注意が必要。
なお、時々プリキュアと見ると内容問わず即時削除を行う削除担当者がいる。
東映アニメーションの関係者か、プリキュアが嫌いなのか大好きだからこそなのかは定かではないが、その場合は潔く諦めるか、担当者がいない時間を見計らってアップロードし直す事。
- 調査結果1 ・・・ OP、EDのメドレー → 本編映像がそのまま使われている場合は削除される可能性が高い。
- 調査結果2 ・・・ 本編映像+BGM → 本編映像が使われているため削除される可能性が高い。
- 調査結果3 ・・・ 広告効果の高い動画(市場の購入に貢献している場合など)はノンカット動画でも削除されにくい。
コミュニティ
小ネタ
制作関連
- 「女の子だって暴れたい!」という漠然と書かれた一言が初代の作品作りの柱となっており、それはシリーズ全体の基盤のようになりつつある。
- プリキュアの変身シーンの決め台詞、必殺技の決め台詞は基本的に毎回ちゃんと収録(新録)している。よって前半と後半とでは声のトーンや演技が変わってしまっているキャラが何人かいるが、その回ごとの微妙な心情変化も反映されるというメリットもある様子。
- フレッシュ以降ダンスの振り付けを担当している前田健やMIKIKOは、よく勘違いされやすいがあくまで振り付け担当であってモーションアクターまではやっていない。
- プリキュアはごく一部を除いてプリキュアに対する顔パン・腹パンなどキツイダメージ描写は基本禁止されている。
- プリキュア対プリキュアは、MaxHeart劇場版2以降は暗黙の了解で避けられている。これは味方同士に限るもので、この時の経験からなのかライバルキャラとしてダークプリキュアという概念が誕生した。以降、味方プリキュア同士の戦いはほぼ皆無で、唯一フレッシュで「幻惑に惑わされた四人がお互いを敵と勘違いして戦う」という展開があるくらい。
- 動きの多い作品だがパンチラはNG。水着は映像としてはナシとされている。プリキュアの多くがスパッツ・バニエキャラなのはそのため。一度だけこれ+シャワーシーンを披露したmktnがいたが、保護者から良い顔をされず以降は本編で控える方針になった。また、当時ネットではプリキュアにまつわる数々の規制で鷲尾Pがかなり叩かれたこともあった。が、これらは女児のことを考えた(保護者込み)措置なので文句を言っても仕方ないことである。
- 様々な自主規制から、毎年夏になると「海に来て水着にならないのはおかしい」という大友指摘が絶えないのはお決まり。ただしカレンダーやカードなどでは水着解禁されたりすることもある。(5やフレッシュのカレンダーイラストでは歓喜の声があがった)
- プリキュア映画定番となったミラクルライト(による演出)は、子供の退屈しのぎの為に、当時は映画のプロデューサー、そして後にプロデューサーを引き継ぐ梅澤Pが考案した。最初は反対意見も多かったが、評判がよかった為に定番化。
- DVDなどにおいても、作画修正がほとんどされない。明らかな作画・彩色ミスですら放置しているものも多い。しかし、細かい演出修正されていたりする。
キャスティング関連
- 「プリキュア」はみんなオーディションで決められている。ブロッサムの水樹奈々ですらそれまでは何度も落ちた。
- 「プリキュア」「妖精」に一度でも選ばれるとそれ以降新しい別役で出演出来ない(過去作の再演は別)。プリキュアではなく番外的な協力者という形であればその後も起用される(元霧生薫役の今井由香など)。
- 過去に脇役等で出演した声優が後にプリキュア役に選ばれることが多い。竹内順子、中川亜紀子、小清水亜美など。
- 追加戦士の声優はオーディション時点でキャラがプリキュアになることを知らされるが、オーディションを受けた声優は合否問わずそのキャラがいずれプリキュアになるというネタバレに関して厳重な緘口令が敷かれている。ただ普通の会社なら、関係者が知り得た会社に関する情報を勝手に公表してはいけないのが通常なので、これもその一つととらえるべきだろう。唯一知らされず驚いたのは続編で戦士化が決まったミルキィローズ役の仙台エリだけ。
(仙台「この娘(ローズ)可愛いですね」スタッフ「君だよ」) - 『美少女戦士セーラームーン』と比較されやすいという逃れられない性があり、ムーンライトやハミィ・れいかの母など、セーラームーン関係者のキャスティングはかなり話題になりやすい。しかし初代の時点でセーラーヴィーナス役の深見梨加が参加していることは忘れられがちである(5人に限らなければ元セーラー戦士はちらほら起用されている)。逆にセーラー戦士メイン5人の中でセーラーマーズ役の富沢美智恵は未出演である。
プロモーション関連
- 毎年夏休みには秋に映画のPRを併せて一部の大手鉄道会社でスタンプラリーを開催している。特筆として関西大手の阪急電鉄・阪神電車でのスタンプラリーで、これは東映(プリキュア)と東宝(阪急・阪神)の二大映画会社のコラボ企画ともいわれている…のだが、2012年はジュエルペットに奪われてしまうことに。関東では東映アニメーションが沿線にあるつながりから西武鉄道が担当しているほか、映画公開時期には横浜市営地下鉄も実施している。以前は東映とグループ会社の関係があった東急電鉄でスタンプラリーが行われていた。2012年夏からはイオン系店舗やローソンでスタンプラリーが行われている
- 東京駅一番街の東京キャラクターストリートにはオフィシャルグッズショップ「プリキュア プリティストア」がある。上京した際、話の種に寄ってみるのも一興かと。同じキャラクターストリートに所在するテレビ朝日のグッズショップ「テレアサショップ」(六本木ヒルズの本社や東京ソラマチにも所在)でもプリキュアグッズを扱っている。2012年の夏には大阪と福岡でも期間限定でプリティストアが開店していた。
- プリキュア関連の常設展示施設としては、大泉学園の東映アニメーション本社に併設された「東映アニメーションギャラリー」、京都の東映太秦映画村内にある「東映アニメミュージアム」「プリキュアギャラリー」がある。また東映太秦映画村では週末にはほぼ定期的にプリキュアショーが開催されている。
放送枠について
- 本放送はABCをキー局としてテレビ朝日系列(ANN)24局同時ネットで日曜8時30分より放送し、それより6日遅れでTBS系列(JNN)の山陰放送でスポンサードネット、16日遅れでTBS系列の宮崎放送で番組販売扱いとしてネット(以前は5ヶ月遅れだったが2012年7月から11月にかけて2話ずつ放送したため遅れが短縮された)されている。
- また山梨県、富山県、 福井県、 徳島県、高知県では未放送であるため、近隣の都府県の放送を区域外受信する必要がある。
- 衛星放送では、アニマックスが本放送終了1年5ヶ月後に夏休み期間中に一挙放送→10月から3月までANN系本放送の前の時間帯に当たる日曜7時30分から1時間2話づつ放送→4月から平日帯枠で放送しており、その後BS11が本放送から約3年ほど遅れる形で土曜19時30分から放送している。この他古い作品は東映チャンネルでも放映されることがある。また、2013年4月からはテレ朝チャンネル1でも初代シリーズの放送が開始されている。
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首都圏ではTOKYO MXが2010年4月のプリキュア5の放送を皮切りに途中休止期間を挟みながら平日帯枠で再放送してるが、MH→無印という妙な順番で放送したり、終了して1年も経っていないフレッシュやハートキャッチを放送するなど、かなり変な順番で放送している。また2012年4月からチバテレビで無印(6月からMH)を帯で、テレ玉でフレッシュを週1回放送、さらにとちぎテレビも5月からフレッシュを帯枠で、6月からはハートキャッチをtvkが帯枠で、群馬テレビが週1回で放送しており、この為いずれかの独立局が映れば毎日何かしらプリキュアをやっている状態と化している。2013年2月現在は以下の通り。
また、2013年に入ってからはハートキャッチプリキュア!の再放送が地方局で行われている。放送局 作品名 放送日時 開始日 TOKYO MX ふたりはプリキュア Splash☆Star 火~金16:30~17:00 2013年3月27日 tvk 現在未放送 - 2013年2月14日までスイートプリキュア♪を放送 チバテレビ 現在未放送 - 2013年3月18日までフレッシュプリキュア!を放送 テレ玉 ハートキャッチプリキュア! 木曜18:30~19:00 2013年1月24日 とちぎテレビ ふたりはプリキュア 月~木7:30~8:00 2013年2月11日 群馬テレビ ハートキャッチプリキュア! 月曜19:30~20:00 - 近畿広域圏では夏の全国高校野球選手権大会開催時は放送休止となり、休止になった回は高校野球の準決勝以降の午前中に放送される。また全国でも6月第3週の全米オープンゴルフと11月第1週の全日本大学駅伝大会の中継で休止になるほか、年によっては年末年始の特番やオリンピック・FIFAワールドカップ・世界水泳等の中継・ハイライト番組などで休止になることがある。
- 視聴率面では日曜の朝にしては比較的高い水準(とはいえ少子化の影響や裏の報道系情報番組の台頭などで80年代、90年代の同枠の作品より低下傾向になっている)はではあるが、関西や東海などでは裏の『サンデーモーニング』(TBS)の方が断然高く、大苦戦を強いられている。実際、裏が「スポーツ御意見番」のコーナーだから仕方ないか。とはいえ、視聴率対策でなりふり構わずやっている点は否めない。
- 映画については東映チャンネルが最新作を、アニマックスが旧作を放送する頻度が高く、映画公開前には共同で「プリキュア映画カーニバル」という企画を行っている。地上波ではABCが休み期間中に放送することがあるほか、ASNS公開前にはMXがDX3部作を3夜連続放送するというとんでもないことをやっている。また、オールスターズに関する特番はこの4局とANN系地方局や関東独立局、BS11などで放送されている。
- 映画特別仕様オープニングはテレビ朝日系列で差し替えられているが、週遅れネット局やDVD版/Blu-Ray版では通常版に差し替えられている。
関連項目
プリキュアシリーズ
キャラクター関連
関連企業
動画関連
- プリキュアMAD
- プリキュア熱血MADリンク
- 手描きプリキュア
- プリキュア5EDパロ
- セイントプリキュア
- プリキュアm@ster
- 軍師でプリキュアシリーズ
- プリキュアなのはMAD
- まどか☆マギカ×プリキュアリンク
- プリキュア×ペルソナリンク
- 「とりあえずプリキュアに変身して」シリーズ(岡山のプリキュア)
- プリキュアon and onシリーズ
- 王女ご乱心シリーズ
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プリキュアシリーズの生みの親である、東映アニメーション鷲尾天プロデューサーへのインタビュー記事。『プリキュアの定義』などに関する詳細な言及のある一級品の資料。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%82%A2


ページ番号: 200635
リビジョン番号: 1822221
読み:プリキュア
初版作成日: 08/06/04 20:44 ◆ 最終更新日: 13/05/29 16:59
編集内容についての説明/コメント: ちょいと追加
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