『プリキュアオールスターズ』とは、テレビアニメ『プリキュアシリーズ』の歴代主要キャラクター(プリキュア)の総称、およびそのキャラクターが登場するクロスオーバー作品群である。
概要
プリキュアシリーズは2012年現在で9作目、代数にして7代目ともなっている。それまでの歴代プリキュアをプリキュアオールスターズと呼び、それと同時にプリキュア達が総登場する作品の事も指している。
代表的な物として、
- 東映アニメーション制作、東映系配給の劇場用アニメ映画作品
- バンダイが販売するトレーディングカードアーケードゲーム『データカードダス』で提供される作品群や、キュアドールを始めとする玩具類
- 講談社発行の書籍・雑誌でのコミカライズや絵本等
- イベント、コンサート、キャラクターショー、各種キャンペーン展開
等が上げられる。
なお、基本的にプリキュアと呼ばれるキャラクターは「キュア~」となっている主要キャラクターが基本であり、これに当てはめた場合、シャイニールミナスとミルキィローズは対象外となる。しかし、プリキュアオールスターズというカテゴリーの中ではこの2名も含まれるため、一般的にプリキュアと見なされるようになっている。詳しい一覧については「プリキュアの一覧」を参照されたい。
本記事では主に中核をなしている劇場用アニメ映画作品を中心に記述する。
劇場用アニメ映画作品
ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ
2008年秋公開の『映画 Yes! プリキュア5 Go Go! お菓子の国のハッピーバースディ♪』の同時上映作品かつ、プリキュアシリーズ5周年記念作品として制作された5分ほどの短編映画。
『Go Go!』までの歴代プリキュア11人が登場しており、バトルシーンもあり、ダンスシーンもあるという5分間の中にあらゆる要素が凝縮された内容となっている。
監督はこの後DX3部作を手がける大塚隆史が担当。後に大塚は『スマイルプリキュア!』のシリーズディレクターとなり、キャラクターデザイナーでこの短編作品の作画監督も手がけた川村敏江とTwitter上で話しているときに「ちょ〜短篇、11人でしたねぇ…」「思えばあれが悪夢の始まりでした…w」と語り合っている。
プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
2009年公開作品。女児向けアニメのビッグタイトル、プリキュアシリーズ全6作品(2009年当時)のプリキュア総勢14人が 一堂に会した、文字通りのオールスター映画である。
ストーリーこそシンプルにそぎ落とされているものの、大画面で繰り広げられる、縦横無尽の アクション! アクション! またアクション! 特に、プリキュア歴が長ければ長いほど、その絶妙な見せ場作りに感涙を隠せなくなる。そんなこだわりが、たくさん詰まっている。
"可愛く強くカッコいい"。プリキュアという作品の魅力が詰まったこの奇跡のコラボレーション作品は、女児だけではなく大きなお友達の心までも鷲掴みにした。
なお、この映画は横浜開港150周年を記念して開国博Y150とコラボしていて、JR桜木町駅付近から続く汽車道からワールドポーターズ(この映画を上映していた映画館がある建物)の付近でプリキュアたちが戦うシーンもある。当時ここで映画を見たファンらは、戦闘の舞台となった場所の現実の姿を、帰りに即座に見せられるという不思議な体験を味わったことであろう。
なお、セル版DVDの初期出荷分は、クライマックス部分の収録音声にノイズがある。この為発売元では交換を受け付けているので、是非とも交換しておこう。
プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!
2010年公開作品。前作のプリキュア戦士達に加え上映当時未登場のプリキュア戦士キュアパッション、『ハートキャッチプリキュア!』からキュアブロッサムとキュアマリンが加わり、プリキュアシリーズ全7作品(2010年当時)のプリキュア総勢17人が一堂に会する、文字通りのオールスター映画、その第二作目である。
前回はオリジナルのボスに○○○ナー軍団だったが、今回はシリーズの敵幹部軍団が立ちはだかることになった。
以前よりも本作はハートキャッチプリキュア!の二人を先輩方が後押しする作品の流れとなっている。
この作品も前作同様、小さなお友達から大きなお友達の心をしっかりハートキャッチし、興行収入・観客動員を共に前作を大きく上回った。そして、ファン待望のブルーレイ版ソフトが2010年の7月に発売している。
プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花
2011年公開作品。まさかの第三弾。上映当時未登場のプリキュア戦士キュアサンシャイン・キュアムーンライト、並びに新作『スイートプリキュア♪』からキュアメロディとキュアリズムが加わり、プリキュアシリーズ全8作品(2011年当時)のプリキュア総勢21人が一堂に会するオールスター映画にして、まさかまさかのオールスターズシリーズ最終作!!
・・・となる予定だった。
集大成の名にふさわしく、今回は夢の混成プリキュアチームが映画のボス達とガチで戦うぞ!
ザケンナー達もいっぱいいるよぉー!
大きなお友達の様々な期待を胸に制作決定されたプリキュア映画祝10作目!!(10周年ではない)
ちなみに劇場公開時は折しも東日本大震災の発生直後(3月19日)だったこともあり、急遽震災を彷彿させるシーンがカットされて上映された。DVD/BD版ではちゃんとノーカットで収録されているので、ノーカット版を見たい人もこれで安心である。
プリキュアオールスターズDX 3Dシアター
一時は終了となるはずだったオールスターズだが、2011年の夏のプリキュア関連のイベントにて上映されたミニシアター向け作品として復活した。
12分の短編作品でキュアビートまでの歴代22人のプリキュアがフルCGで登場し、モーションキャプチャーによるダンスを披露するというもので、完全3D作品として制作されている(3D作品はSSの『マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』以来)。
ダンス本編も見物であるが、編者としては冒頭と終わりのキュアドールを元にしたデフォルメチックのキュアメロディ・リズム・ビートのかわいさに注目したいところである。
なお、『プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE♡ 〜ミラクルダンスステージようこそ〜』として映像ソフト化されているが、Blu-ray版はBlu-ray 3Dではない(=3D映像として収録されていない)ので、その辺は注意のこと。
プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち
そして、まさかと言うべきか、案の定と言うべきか、スイート劇場版終了後に新しいオールスターズが発表された。
2012年3月17日公開。
生まれ変わった、という触れ込みなので今までのように全員集合は難しいのではないかとか、いろいろ言われていたが、DX3の21人にビートとミューズの2人、さらに第9作目『スマイルプリキュア!』の5人が加わった28人が大集合した。
そしてそこにもう一人、29人目にして初の映画オリジナルプリキュアである、キュアエコー / 坂上あゆみが登場。
能登かわいいよ能登
ストーリーはDX(1)の後日談に当たり、同作の敵・フュ―ジョンが再び登場する。
(当時未登場だったパッション~スイート勢のプリキュアも何故か参戦したことになっている)
反面、本作では5GoGo!までのプリキュア11人には台詞が用意されていない。
人数増加による影響
前述のようにオールスターズ映画は当初、DX3で終了する予定だった。これに関しては現実的な問題があり、
などの理由が監督から明かされている。
この内後者は、プリキュアシリーズそのものを長く続けていくためのプレミア感を維持するのに必要な処置と考えられるが、前者は物理的な制作量と上映時間の問題が関わってくる。
オールスターズ映画ではプリキュア全員に見せ場を用意し、同時に妖精も必ず登場させる必要がある。故に、これ以上続けた場合、制作陣にとってはかなり頭の痛い状況になりかねない(実際DX3の声優人数はある意味記録的なものになっている)。
また、これ以上長時間にすると、メインのお客様である女児には厳しいといった普遍の問題もある。
最終的にオールスターズDXシリーズは予定通り終了したが、オールスターズ映画自体は翌2012年もNewStageとして継続した。しかし、さすがに声優全員を揃えるのは難しかったのか、Yes!プリキュア5GoGo!以前の作品(所謂鷲尾P作品)のキャラクターは台詞無しという制限が付くことになる。
時を同じくして、毎年ゴールデンウィークにグランドプリンスホテル新高輪で開催されている、戦隊・ライダーとの合同イベント「ヒーローライブスペシャル」も、2010年・2011年はプリキュアオールスターズ全員集合を売りにしていたが、2012年はフレッシュプリキュア!以降のみの登場となった。
当初はスーパー戦隊VSシリーズや、仮面ライダーのMOVIE大戦等と同様に、「現行の作品と前年度の作品のクロスオーバー」などの案も挙げられていた模様。
その名残なのか、NewStageはスマイルプリキュア!とスイートプリキュア♪を中心とした構成となっている。また、スイートプリキュア♪のゲーム版ではハートキャッチプリキュア!がゲスト参加している。
来年以降の展開は不明だが、来年はちょうどプリキュア生誕10周年を迎えるので、何か大きなことをやらかしてくれる可能性は高い。じっくり期待して待つことにしよう!
小ネタ
- 鷲尾Pいわく、本来シリーズ間の出演者同士は自身の作品への思い入れから摩擦が生じやすいが、プリキュアシリーズにおいてはオールスターズ共演時から結束が深まっていたとのことである。
それはそれぞれの作品を讃えつつも、各々のチームが「でもウチが一番!」という思いがあるからだともされている。(鷲尾も「そうあるべきだろう」と語っている) - 本作での共演が元でブラック家族、ホワイト家族というシリーズの垣根を越えた個人的な集まりが誕生した。
- ライブにおいてそれぞれの出演者を呼んだりするという機会も増えている。
DX
- ふたりはプリキュア第1話を意識してか、メップルがなぎさの頭に直撃するシーンがある。
その前にはS☆Sのムープとフープがなぎさと衝突しているが、音はS☆Sらしいやわらかな衝突音になっている。
が、かたや相棒のメップルは容赦なく衝突しており、かなり痛そうな音が鳴っている。 - ふたりはプリキュアSplash☆Star第1話を意識したようなシーンとして、フラッピ達が墜落してくる場面がある。
こちらはフラッピ達の第一声まで同じという凝りよう。だが、本編ではフラッピが自分の上にチョッピが降ってきて嬉しそうな顔をしていたのに対し、DXでは普通に乗っかられて重そうな顔をしていた。 - 4作品という今思えばまだ少ない人数であったため活躍のバランスは取れている。
が、劇中シーンのほとんどは先に上映されたちょ~短編のものがだいぶ流用されている。
(勿論その短編の完成度も高いためである) - アフレコは奇跡的にプリキュア全員が集結した。出演者の誰もが濃い人口密度による酸欠に苦しんでいたらしい。
- ドリームとブルームがシリーズ間の垣根を超えた同時攻撃をする場面があるが、これは「メインスタッフがほとんど同じ」という偶然が生み出した賜物である。(元々5はSSの血筋を受け継いだ作品とされている)
- DXの時、廊下でイーグレットの榎本温子とアクアの前田愛がお喋りしていたのを見て、鷲尾プロデューサーは感慨深いものを感じたらしい。
DX2
- ローズが俗にオープンゲットと呼ばれるローズ→ミルク変身→ローズに戻るという芸当を見せている。
これは有名な5のアクアチャンバラ回でアクアがハデーニャによって苦しめられた時のお返しという意味がある。
ハデーニャもミルクに変身したローズを見て「お前か」とローズの正体に気づくという5ファン胸熱の台詞を残している。 - DXの時は続編を作るつもりはなかったが、もし続くなら三部作にしようという構想はあったらしい。
- アフレコは、DX同様全員揃いはしたが、勢揃いでのアフレコシーンはとてもわずかだとか。
- 舞台挨拶の時に代表者としてあがったのはブラック家族+マリンだった。
が、過去の出演者の中にはわざわざお客(関係者席?)として駆けつけてきてくれた人もいた。
ちなみに本名陽子はこの後になのか、相棒のゆかなと喫茶店でお茶をしたらしい。 - ドリーム役の三瓶由布子は記者が(特典収録される方の)見に来ている舞台挨拶の時、感慨のあまり泣いてしまった。
が、その後、記者のいない舞台でブラックの本名が泣いてしまったことなども重なって周囲から「三瓶由布子は女優だ」と言われてしまったらしい。なお、三瓶由布子はプリキュア関係のことでよく泣いているのは有名な話である。
ちなみに特典映像では泣き腫らしてるシーンはカットされているが、明らかにその間で泣いているのがわかる。 - カレハーン役の千葉一伸と、ムカーディア役の置鮎龍太郎が、本作の宣伝ポスターの前で二人してハートマークを作っている写真がある。これを見たブロッサム役の水樹奈々に「気持ち悪い(笑)」と言われてしまったとか。
- この頃から以前よりも各シリーズの出演者同士がライブをやったりパーティーを開いたりということが多くなった。
DX3
- 歴代映画ボスキャラを葬るシーンがあるが、一部は当時の映画のトドメシーンの構図に似たものもある。
ドリームは言うまでもなくほとんどそのまま。 - ブルーム役の樹元オリエはそのちょっと前に出産を終えたばかりの産後初アフレコだった。
「DX3に間にあうの?」といろいろ心配されていたがちゃんと間に合っている。 - アフレコした日にはドリーム役の三瓶由布子立ち会いの下、マリン役の水沢史絵からメロディ役の小清水亜美へ、バトンの引き継ぎが行われている。3人が親友だからできたことでもある。
- 音楽面では佐藤直紀が5シリーズ以来の登板で、かなりこだわって作られている。
よって流用されたものはなく、高梨康治もクレジットされていない。 - メロディとリズムのパッショナート・ハーモニーは本編とは違い凛々しい顔で放たれている。(普段は基本笑顔)
- ピンクチームの収録中、控え室で夢原のぞみのキャラソン『もん!太陽ドリーム』が何故か頻繁に流れていた。
おかげでピンクチームは歌詞を完全にマスターしたらしい。(この曲は5チームの中でも話題になっている名曲)
舞台挨拶で司会からそれに触れられると(ブルームの樹元が話題に出した)三瓶はかなり恥ずかしがって話題をやんわりと流している。 - 前回は挨拶中に号泣したことでネタにされた三瓶由布子は、控え中にブラック家族と円陣を組んだ時点で泣いていた。
おかげで舞台挨拶の時は比較的冷静なコメントを残しており、むしろ泣きかけたのは樹元オリエと沖佳苗だった。 - 本作に合わせて発売されたプリキュアぴあはプリキュアファンの聖書のような扱いをされるほどの内容を誇る。
NewStage
- 前年に引き続き、マリン役の水沢史絵立ち会いの下、メロディ役の小清水亜美からハッピー役の福圓美里へピンクプリキュアの、また水沢からビート役の豊口めぐみを経てビューティ役の西村ちなみへブループリキュアの、ミューズ役の大久保瑠美からピース役の金元寿子へイエロープリキュアの、それぞれバトンの引き継ぎが行われている(おまけに同じ事務所の豊口・大久保から西村へのバトンタッチも)。大久保→金元以外なぜかバナナがバトン代わりに使われているが(タイアップを行っているチキータのもののようだが)。
- 元ABCアナウンサーの赤江珠緒があゆみの母役でゲスト出演する。赤江がプリキュアシリーズに出演するのはABC所属時代に『映画ふたりはプリキュアMaxHeart』以来。
関連商品
関連項目
外部リンク
- 『映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』公式サイト

- 『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』公式サイト

- 『映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』公式サイト

- 『映画プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』公式サイト

http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA


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読み:プリキュアオールスターズ
初版作成日: 09/11/29 19:19 ◆ 最終更新日: 12/04/12 23:09
編集内容についての説明/コメント: 完結関連などの古くなった情報を再構成
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