「プレイエリアの外です」とは、プレイヤーへ向けた警告メッセージである。
概要
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のVRデバイス「PlayStation VR」にて表示される警告メッセージ。
VRデバイスの中には、プレイヤーのいる位置を検出する「ポジショントラッキング機能」を有するものがある。例えば、プレイヤーが自分の足で部屋の中を歩くと、ゲーム内のキャラクターも同じように部屋の中を歩き回る、といったゲームシステムを実現している。
この機能を使用するためには、VRデバイスとは別に赤外線センサーなどの子機を部屋の中に設置する必要がある。PlayStation VRにおいては「PlayStation Camera」というカメラを子機として部屋に設置し、このカメラでプレイヤーの姿を撮影することで位置を検出し、ポジショントラッキングを行うという仕組みになっている。
PlayStation Cameraが撮影できる範囲のことをSIEは「プレイエリア」と名付けており、このプレイエリアからプレイヤーが外れてしまうとポジショントラッキングが正常に行えなくなってしまう。その場合に、ヘッドマウントディスプレイに映る映像に被さる形で、前述の「プレイエリアの外です」警告メッセージが表示される。
- 奥行き:PlayStation Cameraの前方0.6m〜3.0m内
- 横幅:PlayStation Cameraを中心線とした1.9m内
となっており、意外と狭い。特に横幅については、大きく体を倒すとすぐにエリアから外れてしまい、「プレイエリアの外です」と警告されてしまいがちである。
鉄壁のスカートの噂とその波及
PlayStation VRのゲーム「初音ミク VRフューチャーライブ」「サマーレッスン」などでは、ゲーム内に登場する女の子とコミュニケーションをとったり、その姿を鑑賞することなどを楽しむのだが、そんな通常のプレイに飽き足らず、彼女らのスカートの中を覗き込もうと企む変態紳士・変態淑女たちも少なからず存在する。
そんな彼・彼女らは自分の体を傾けたり屈んだりして、ローアングルから上を見上げようとするが、前述の通りPlayStation VRのプレイエリアは存外に狭く、「プレイエリアの外です」という警告メッセージで視界が覆われてしまいやすい。
そんな事情もあってか、一部では「初音ミクのスカートの中は『プレイエリアの外です』という警告メッセージでガードされる(ようにプログラムされている)」という噂が流れた。実際は前述の通り、そういうプログラムではなくプレイエリアの狭さにより発生しうる事象であり、付け加えると、同ゲームでは視線の高さを自由に変更できるため、低くすれば体を傾けなくてもスカートの中が覗き放題である(実際には、初音ミクのスカートの中はスパッツなので、覗いたとしてもあまり意味はないのだが…え?ある?)。
その噂が一部の人々の琴線に触れたのか、この警告メッセージを「見せられないよ!」画像のようにモザイクがわりにしたコラ画像やイラストが出始めており、Twitterやニコニコ大百科などでそれらの投稿が増えつつある。
関連項目
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