ヘビーロブスターとは、星のカービィシリーズに登場したキャラクターである。
概要
「星のカービィ スーパーデラックス(以下、SDXと記述)」で初登場したボスキャラクター。同作のリメイク版である「ウルトラスーパーデラックス(以下、USDXと記述)」と「あつめて!カービィ」でも登場している。カービィよりも二回りほど大きな、海老(ロブスター)型のロボットである。全身金色(USDXの「銀河にねがいを」「格闘王への道」では銀色になっているが)のカラーリングに緑色の目と手元の大きなハサミが特徴的。
デビューは同作品の『メタナイトの逆襲』で、戦艦ハルバードの防衛兵器としての登場。メタナイト達の手でハルバードと共に製作され、ハルバードに配備されていた(或いは後述するように、機械惑星メックアイから用意したのかもしれないが詳細は不明)。
高い性能を誇るロボットで、ヘビーロブスター(重い海老)という名前や鈍重そうな容姿に反して軽快に立ち回り、例をあげると大柄な体格を生かして高くジャンプし踏みつけてきたり、推進ジェットや自足歩行で体当たりを行うなどの攻撃をしてくる。また、ハサミ型の腕からは小型のヘビーロブスターを発進させたり、ペイントスライムや火炎放射を繰り出したりと多芸なボスキャラとなっている。
以下に、登場作品ごとに詳細を記載。アニメ「星のカービィ」に登場したヘビーロブスターについても同項で述べる。
登場作品
星のカービィスーパーデラックス
「メタナイトの逆襲」に登場。チャプター1のから早くも登場するが、登場してすぐにハルバードの離陸に伴いカービィもろともバラバラになって吹き飛ばされてしまうため自動的に終了・クリアとなる。戦闘開始から終了までの非常に短い時間の中でヘビーロブスター撃破も一応不可能ではないが、得られるコピー能力は限られているので困難だろう(倒しても特典などは特に無いし、後述のボス戦闘が免除される事も無いが)。
その後チャプター5にて改めて登場し(チャプター1で大破したヘビーロブスターを回収・修理したのか、元々2機以上配備してあったのかは不明)、バル艦長の迷走でハルバード船内をあちこち破壊しながらカービィを追い詰めた後に戦闘になる。戦闘では稀にペイントスライムを出してくるが、このスライムを吸い込むと「ペイント」の能力をコピーする事ができ、これを使えばボスがダメージと共に本物のロブスターよろしく真っ赤に塗り潰されてしまい、視界も潰されているため行動パターンが一変する事に。もっとも展開的には有利になっているにも関わらず、敵の動きがおかしくなった分パターンが不規則に変化し、攻撃の先読みがしづらくなるという意見もあるため、ペイントを使用せずにさっさと倒してしまうプレイヤーも多い。最期はカービィによって倒され大破爆沈、その衝撃でハルバードの残ったウイングを破壊した。
「銀河にねがいを」では、機械惑星メックアイ(Mecheye)の最後に登場するボスとして現れる。
メタナイトの逆襲に登場したものと全く一緒だが、ペイントスライムをコピーすると上記と同様に「ペイント」の能力を得られる。コピーのもとデラックスが存在しないコピー能力なので仕方が無いといえば仕方無いかもしれないが。
「格闘王への道」でも、全19体のボスキャラクターの1人として登場する。
星のカービィウルトラスーパーデラックス
基本的には上記の項で説明した内容とほぼ一緒だが、こちらの場合はヘビーロブスター戦専用のBGMが用意されている(参考:ピコカキコ「ヘビーロブスター」)。
また「銀河にねがいを」で登場する際にカラーリングが銀色になっており、メックアイで量産されているロボットである事も判明。ステージの背景ではヘビーロブスターやペイントスライムが量産されている風景が見られる。本作より新たに搭載された新モード「ヘルパーマスターへの道」で登場する際も同様に銀色のヘビーロブスターとなっている。
メタナイトの逆襲で登場したメタナイト印のヘビーロブスターは金色で、それ以外に登場するヘビーロブスターは量産型につき塗装がされていない、という事であるか。なおカラーリング以外の部分には異なる点は無い。
星のカービィ(アニメ版)
第99話「撃滅!ナイトメア大要塞」に登場。ホーリーナイトメア社の本部・ナイトメア要塞へ向かうカービィ達を倒すべく、ナイトメアによって戦艦ハルバードを内部から沈めるために送り込まれたメカ魔獣。「ハルバードを守衛するために製作された」ゲーム版とは逆に、ハルバードを陥落させるための存在となった。
ヘビーロブスターを収容したカプセル型ロケットで戦艦ハルバードへ取り付き、取り付いた部分から外壁に穴を開けてハルバード内部へ侵入、ハサミから熱光線を発射してハルバード内部の隔壁を溶解しながら艦内を荒らしまわり、カービィ達ハルバードクルーを追い詰めた(ちなみにこの時デデデ達が捕えられていた牢屋の壁も溶かし、デデデ達を逃がしてもいる)。
最終的には「ロブスターを調理するには冷凍云々」というコックカワサキのアドバイスと共に、カワサキが艦内の食堂から持って来た氷を吸い込んでアイスのコピー能力を身に付けたカービィによって全身を氷漬けにされたのち、ソードナイトの装備していたロケットランチャーの一撃を浴びて木っ端微塵に粉砕された。
最終話直前に登場したという事情もあり、カービィ達が作品中で最後に倒した魔獣でもあった(もっとも翌週に放映された最終話で登場したエアライドマシンライダーを魔獣に含めるならば、厳密には最後ではないと思われるが)。
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関連項目
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