>ここは…ジャズバーか…?
>ここは…エレベーターの中…? …どうでもいい。
>ここは…リムジンバスの中なのか…? …そっとしておこう。
>ここは…牢屋…なのか…?
???
「ようこそ…我がベルベットルームへ…
申し遅れましたな。 私(わたくし)の名はイゴール。」
イゴール
「この部屋…夢と現実
精神と物質の狭間の場所…
”ベルベットルーム”の主を致しております。」
ベルベットルームとは、ペルソナシリーズの要素の一つである。
概要 -この部屋は何なのか-
ペルソナシリーズの主な要素の一つであり、物語の進行には欠かせない部屋でもある。
その部屋には「イゴール」という名の老人がいる。
そのほかにも「従者」もしくは「住人」がいるのだが、作品によって違うのでそこは「主と従者」の項で記述する。
女神異聞録ペルソナ、ペルソナ2罪、ペルソナ2罰ではジャズバー
ペルソナ3ではエレベーター
ペルソナ4ではリムジンバス(ファンからの通称は「ベルベットカー」)
ペルソナQでは青いテントの中の異空間となっており、中には鎖がかけられた2つの扉が…?
ペルソナ5では牢獄、主人公は「客人」ではなく「囚人」と呼ばれている…。
ペルソナQ2では映画の試写室となっている。
用途 -この部屋で何が出来るのか-
- ペルソナ合体(P2以外)
ペルソナを重ね合わせ、新たなペルソナを作り出す。
しかし、極稀にシリーズ恒例の「合体事故」が起こることも…。
P2では合体とは別の形でペルソナを呼び出す。
P3及びP4では、イゴールがカードを重ねあわせることによってペルソナを合体させる。
P5ではペルソナをギロチンにかけて行われる。
PQ及びPQ2では従者がペルソナ合体を担当している。 - 従者の依頼(P3以降)
イゴールの従者は時々主人公に依頼を出すことがある。
その依頼をこなすことで、新たなペルソナを作れるようになることもある…。
そして、最後の依頼は…。 - 来た道を戻る(P4、P5)
番長(ペルソナ4)は強烈な目眩に襲われ、気がつくとベルベットルームにいた。
ジョーカー(ペルソナ5)は謎の男に暗殺され、気がつくと牢獄の中にいた。
P4、P5では、期限内にダンジョンをクリアしないとゲームオーバーとなる。
しかし、期限切れENDの場合、そこから1週間前まで巻き戻しができる。
(おそらくハマリ防止策) - ペルソナの強化(PQ、P5)
1体のペルソナに、別のペルソナをイケニエとして捧げて経験値を得る。
お互いのアルカナが同じ場合、より多くの経験値が入る。
PQでは「イケニエ・スプレッド」、P5では「絞首刑」となっている。
P5では宝魔をイケニエにした場合、多くの経験値が手に入る。
(同アルカナだと経験値ボーナスの倍率が更に跳ね上がる) - ペルソナの特訓・独房送り(P5のみ)
ペルソナを独房に入れて特訓を施し、弱点を克服するスキルを習得させる。
特訓の所要日数(ゲーム内)は、そのペルソナが属するアルカナのコープランクが高いほど短くなる。
ただし、放置していると預けたペルソナが消失する。
(消失する前日になると双子から連絡が来るので、その日のうちに必ず出牢させる事!)
独房入りしているペルソナはその間、装備・合体には使えなくなる。
宝魔と呼ばれるペルソナは人ではなく物に宿っている為、独房入りができない。
P5Rでは独房入りしたペルソナに香を焚(た)いて、能力値を上げる事が出来るようになっている。 - 電気椅子(P5のみ)
特定のアイテムに、ペルソナをイケニエとして捧げ、より上位のアイテムへと変化させる。
生み出されるアイテムは希少価値が高い。
例:ラクシャーサ(ペルソナ/XI.剛毅)xブランクカード(素材アイテム)=マインドスライス(スキルカード)
※ザ・ロイヤルでは上記の組み合わせが「小治癒促進」へと変更されている。
この祭儀は特別なもので、1日1回と限られている。 - ペルソナ全書(P3以降)
イゴールの従者たちが持っている青い本、それが「ペルソナ全書」である。
客人が今まで心に宿したペルソナが記されており、
お金を払えば全書から再びペルソナを呼び出すことができる。
ペルソナ5ではジュスティーヌの持っている「囚人名簿」がそれに当たる。
全書登録率が一定%に達すると、必要な代金が安くなっていく。 - キャラクター選択(P4U、P4U2)
ペルソナシリーズ初となる格闘対戦アクション「P4U」では
ベルベットルームがキャラクター選択画面になっている。 - 合体警報(P5Rのみ)
異世界内でシャドウに勝利した時、一定確率で扉の青いモヤモヤが赤くなる演出が入る。
主人公(なんだが胸騒ぎがする…)
警報中は合体・絞首刑・電気椅子・独房送りの効果が強くなる。
警報中は、2回目以降の祭儀は事故が起こりやすくなる。(1回目で事故が起こる時もある)
事故が起きた時点で警報は終了となり、処刑器具がこれ以上持たない(または調整)の為、
主人公は強制退出となる。
警報は従者に話しかけて任意で止めてもらうよう頼む事も可能。任意で退出しても警報は終わる。 - チャレンジバトル(P5Rのみ)
ジュスティーヌに話しかけ、「特別な戦いを…」を選ぶ事でアクセスできる。
認知上の仲間と一緒に敵と連戦。ダメージ量がそのまま点数となる。
通常のバトルと違い、敵を全員ダウンさせても総攻撃チャンスは訪れない。
条件を満たすとボーナスが入り、高得点を得られる。 一定点数まで達すると報酬が手に入る。
負けてもゲームオーバー(イゴる)にはならない。ただしアイテムは消費したまま。
※この時に限り、禁止区間となる12月25日(日)以降でもSHAREボタンが解禁される。
戦闘が終了してベルベットルームへ戻ると再度禁止区間へ入り、キャプチャーや録画が出来なくなる。
主と従者 -この部屋には誰がいるのか-
- イゴール
(CV:青野武(初代:ドラマCD版P2)、田の中勇(2代目:P3、P4)、津嘉山正種(3代目:P5)、
島田敏(4代目:P3リロード))
ベルベットルームの主。P1、P2ではフィレモンの従者だった。
P3の世界観を用いたアニメ作品「ペルソナ-トリニティ・ソウル-」では
なぜか路上で占い師をしており、従者も存在していなかった。
P4AやP3Mなどの映像作品ではライブラリからの特別出演となっている。
「ようこそ、我がベルベットルームへ。」
P5では口調が違う。
「ようこそ、私(わたくし)のベルベットルームへ…。」 - ベラドンナ
P1、P2で登場(名前が分かるのはP2から)。
耳を閉ざした歌うたい。BGMは彼女が歌っている。
「私はベラドンナ~♪ 己という魔物に挑む、もののふ称える歌歌い~♪」 - ナナシ
P1、P2で登場(名前が分かるのはP2から)。
盲目のピアニスト。BGMの演奏をしている。
「全ての人の魂の詩」以外にも多種多様な音楽を奏でる。(2限定)
「俺はナナシ… 閉ざされし、心の扉を開くピアノ弾き…」 - 悪魔絵師(あくまえし)
P2で登場。フリータロット(真っ白なタロットカード)にアルカナを宿らせる役目を負っていた。
名は明かされていないが、よく似た人間がこちらの世界でゲームデザイナーをしているらしい。
「僕は悪魔絵師。 人の内に住まう、神と悪魔を描く絵師。」 - エリザベス(CV:沢城みゆき)
P3でのイゴールの従者。
後に「P4U」でプレイアブルキャラクターとして鳴上悠たちに襲い掛かる。
「本日のグランドフィナーレ!メギドラオンでございます!!」
- マーガレット(CV:大原さやか)
P4でのイゴールの従者。エリザベスの姉である。
ストーリーの途中で主人公と「女帝」の属性を持った絆を結ぶことになる。
アニメでのとある回では「出張中」の張り紙をおいてどこかに行ってしまう描写が見られた。
そして…「お客様の女関係は…」(鳴上悠「そっとしておけ!!」)
また、「P4U2」ではプレイアブル(追加コンテンツ)として登場。
キャラクターPVでは、妹エリザベスと対峙する姿が…。
「エリザベス、戻る気はないの?テオもあなたのことを気にかけているわ。」 - テオドア(CV:諏訪部順一)
P3Pでのイゴールの従者。エリザベスの弟である。
女主人公(通称:ハム子)でストーリーを進め、イゴールの質問に「男の方ですか?」と答えると彼がイゴールの従者として登場する。
ペルソナQやP4U2(家庭版ストーリーモード)でも登場しており、
姉二人に振り回される苦労人のポジションであるようだ。
「テオ、とお呼びください。」 - マリー(CV:花澤香菜)
P4Gで登場。
厳密にはベルベットルームの住人ではなく、
今までの記憶が全く無いまま、偶然たどり着いた存在である。
マーガレットから「マリー」 という名前と群青色の帽子を与えられ、「住人見習い」になる。
今作で追加されたシステム「スキルカード」の管理や販売を担当する。
ストーリーではコミュニティを築くキャラとして、「永劫」コミュを担う。
「…ばかきらいさいあくさいてー。」
マーガレットと同じく、こちらも「ペルソナ4 ジ・アルティマックス」のプレイアブル(追加コンテンツ)として登場。 - カロリーヌ&ジュスティーヌ(CV:共に豊崎愛生)
P5でのイゴールの従者(看守)。
主人公の「自由への更生」を手伝ってくれる双子の少女。
カロリーヌは右目に眼帯、意地悪そうな少女で気が強い。髪型はお団子。帽子の文字は「X・M・R・N」
ジュスティーヌは左目に眼帯、物静かな少女で物知り。髪型は三つ編み。帽子の文字は「O・Y・O・O」 - ラヴェンツァ(CV:豊崎愛生)
P5でのイゴールの真の従者。
悪神によって、カロリーヌ&ジュスティーヌへと姿を分断されていた。
P5Rに限り、ラヴェンツァに戻るとCOOPRATIONの画面でも
剛毅が双子の看守からラヴェンツァへと変わる。
裏話 -この部屋と従者に関して-
※どんどん追加していってください
- ベルベットルームは、作品が進むごとに狭くなっている。
スタッフ達は、そのことについて、「じゃあその次は文化祭のテナントでしょうか(笑)」などと語っている。
なんて言ってたらPQでは、文化祭で賑わっている異世界の学校の中に青いテントが。 - 「P2」では、ベルベットルーム内を自由に歩き回ることができる。
「P5/P5R」では独房内のみ移動可能。ベルベットルームにいる間は主人公は囚人姿になる。 - P3以降は、「ワイルド」の能力を持つ特別なペルソナ使いである主人公のみが入れる場所となっている。
- マーガレットは、P3Pにも登場している。
- ペルソナ2以前では、
イゴールは「イビルホン」と呼ばれる電話の受話器のようなものでペルソナ召喚を行っていた。
初代は特に召喚時のエフェクトが非常に荒々しかった。(部屋中に猛烈な暴風) - P4Aでは、アバンタイトル的なポジションで、毎回オープニングの前にベルベットルームから始まる。
- PQではまさかのイゴール不在。
- P3/P3F・P4/P4G・P5/P5Rでは、主人公が倒れるとベルベットルームが映る。
そこあたりについては「イゴる」「女神転生シリーズの死亡シーン集」等を参照。 - カロリーヌ&ジュスティーヌが双子なのは、物語上の理由がある。
(週刊ファミ通・橋野桂ディレクターからのインタビューより) - P5/P5Rではペルソナ合体を処刑で行う。
「今回、処刑をモチーフにしているのは、自分が持っている仮面(ペルソナ)をいったん、
処刑という儀式で消し去り、それをもとに新たな自己を生み出すというイメージがもとになっています」
(週刊ファミ通/No.1446/32ページ・橋野桂ディレクターのコメントより) - P5Rでは、双子の看守と色んな場所へ出かける事ができる。
指定された場所へ正しく連れていけば、報酬としてアイテムを貰う事ができる。 - ラヴェンツァと戦えるのは、P5R限定(P5では双子のみ)
関連項目 -客人達の物語-
関連項目 -他の物語-
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