単語記事: ホッカイドウ競馬

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ホッカイドウ競馬とは、北海道催する地方競馬である。旧称・通称競馬

概要

1948年に帯広競馬場で初開催。当時は地競走のほかばんえい競走(重量のある台を引く)、けいが競走(輪付きの台を引く)も同時開催されていた。けいがは止。ばんえいは4営へと移管され、1970年よりオンリーとなる。

1991年には454億円の売上を誇ったが、他の地方競馬同様赤字に苦しみ、長年存論議にさらされた。しかし日本最大の産地を有するため、止すれば産縮小・日本競馬レベル低下などに直結する懸念が強いこと、また一時は単年数十億あった赤字額を大きく減らしていった事などもあり、2010年10月北海道が当面の存続を決定(2010年10月17日の競馬ブックの記事)。積極的な場外発売策や地方競馬I-PATの開始、全地方競馬に先かげてスタートさせたJRA場外発売「J-PLACE」の大な手数料収入により2013年度の決算は22年ぶりの黒字となった。

他地区の地方競馬と違い、札幌競馬場旭川競馬場岩見沢競馬場帯広競馬場函館競馬場を1年かけて転戦するジプシー開催を行っていた。北見競馬場でも移転によってばんえい専用コースとなる以前は地開催を行っていた。
しかし移動費用の負担増、競馬場の賃借料の高騰などから、1997年に開催競馬場を大幅に集約(門別競馬場を開設するとともに、岩見沢競馬場帯広競馬場函館競馬場から撤退)。2008年には旭川競馬場から撤退。毎年8月から10月には札幌競馬場での開催が恒例となっていた(中央競馬の開催終了後に開催。年によっては違う時期の開催もあり)ものの、こちらも2009年をもって撤退。2010年からはオール門別開催となり、場外発売やインターネット販売、南関東を中心とした他場発売をメインにした形となる。地方競馬の新しい運営の形として注を集める。

以前は北海道地区の中央競馬場外発売は不便なものであり(締め切りがレース開始から大幅に時間がいていた)、北海道中央競馬が開催されない時期についてはホッカイドウ競馬は土日開催を行っていた。しかし中央競馬の場外発売所の整備に伴い、1986年開催を以て土日開催から撤退。平日祝日中心の日程へシフトする事になる。末期まで土日開催を続けていた県営新潟競馬とは対照的である。現在の開催日程は原則4月末~11月末の火曜木曜(たまに水曜木曜のみ)となる。

2歳戦の充実

ホッカイドウ競馬には2歳、すなわちデビューできる年齢のが多い。レース全体に占める2歳戦の率が高く(半分も占めていると言われたりするくらいに多い)、ホッカイドウ競馬としても競走体系の充実を図っている。事情としては、

というものがある。またそれゆえ、「ホッカイドウ競馬の2歳戦のレベルは高い」と言われることも多い。

経営が苦しい中でも2歳限定重賞は削られず、逆に増加している。2014年現在、2歳限定重賞は年間11レース(うち限定5レース)が組まれており、しかも大半は2000年以降に新設されたものなのである。3歳限定重賞が大幅に減らされ、2014年現在で年間3レースしかないのと対照的である。
また、JRA認定競走(勝利することでJRA特定の競走への出走権を得られる)の体系が2012年に変更された際も、他の地区は新戦・未勝利戦でのJRA認定競走の設定が止されたのに対し、ホッカイドウ競馬のみは残存している。

季の中央競馬札幌競馬場函館競馬場開催時には、地方競馬からの出走が設定される競走もあることから、上のレベルは遠征することも多い。ホッカイドウ競馬で活躍した南関東などに移籍し、一気に才が開するケースも多く、東京ダービー優勝も数多く輩出している。

主なレース

Jpn」は内格付け(中央競馬や他の地方競馬所属も出走可)、「H」はホッカイドウ競馬内の格付け。

道営記念[H1]

ホッカイドウ競馬グランリレース。ファン投票で出走が決められる。ホッカイドウ競馬所属のみのレースでは優勝賞は最高額(1000万円)。

近年は1年の締めくくりとして、最終開催日の最終レースに開催されるのが定番となっている。

ブリーダーズゴールドカップ[JpnIII]

1989年に、当時としてはしい中央との交流重賞として創設。当初は札幌競馬場2400メートルであったが、1994年旭川ナイトレースの開始に伴い、旭川競馬場2300メートルへ。2009年からは門別競馬場2000メートルの開催となる。

一時は優勝賞5000万円を誇るビッグレースであった(2014年現在2500万円)。今では当たり前となった地方競馬同士の他場発売も1996年ブリーダーズゴールドカップが史上初であった。北海道内でしか買えない競馬券が買えるとあり、裏開催を行っていた川崎競馬場にはファンが殺到した。

中央と地方の格差が大きく開いた現在では地元の回避が多くなり、2012年には地元の出走がゼロ、出走もわずか7頭(しかもうち1頭出走取消)という事態が発生した。このままではまずいということで、出走を確保するため、2014年より出走条件が中央・地方間の格差が少ない限定競走に変更されることが決まった。

北海道スプリントカップ[JpnIII]

距離重賞「杯」をリニューアルし、1997年より交流重賞とした。当初は札幌競馬場ダート1000メートルであり、日本最短距離重賞レースであった(アイビスマーダッシュの創設前)。2000年には12歳(当時の表記では13歳)のオースミダイナーが優勝。地方競馬ファンを感動させた。

栄冠賞[H2]

毎年7月上旬に開催。日本一い2歳重賞レースである。当初は口に行われていたが、1999年より7月開催となる。

中央競馬の2歳重賞レース初戦「函館2歳ステークス」(函館競馬場)の2週間半前に施行され、1着函館2歳ステークスへの出走権を得られる。

エーデルワイス賞[JpnIII]

2001年創設。日本で一番最初に行われる2歳ダートグレード重賞である(10月中旬)。2歳限定戦で1200メートルで行われる。ダートグレーレースの中ではしく、地方勢が強いレースの1つである。

北海道2歳優駿[JpnIII]

当初は北海道勢のみのローカル重賞であったが、交流重賞に格上げ。1着に入ると全日本2歳優駿に優先出走でき、また開催時期の面でも全日本2歳優駿の前戦として重要な一戦である。このレースエーデルワイス賞はホッカイドウ競馬の2歳戦としては最高額の優勝賞2000万円)である。

騎手

他の地方競馬と異なり、ホッカイドウ競馬の場合は「迷えばこの人を買えばいい」といえるほどの鉄板騎手がいない。群雄割拠である。

ホッカイドウ競馬は以前より騎手交流が盛んであり、様々な地域の騎手が乗る事が多かった。2000年代初頭の地方競馬止ラッシュにより、行き先をくした騎手が次々に移籍。その中には中津有馬澄男を打ち負かした服部茂史。上山のリーディン小国博之という々たる面子がいる。そこに地元北海道トップ五十嵐。大ベテラン井上坂下秀樹宮崎行。若手の筆頭格、桑村明。期待の新人阿部石川倭。そして名古屋から移籍した阪野学など、積極的に他地区の短期免許騎乗も推進している。

北関東から移籍し活躍した山口竜一現在調教師。名古屋から移籍した吉田稔は現在牧場のオーナーとして活動している。

このような状況のため勝ちが分散し、ぶっちぎりのリーディングという状態が起こりにくい。2014年現在、所属騎手は20名(短期免許騎手除く)と少なく、出走頭数が多い日は全員がほぼフル回転という状態になる事も多く、リーディング上位といっても油断ならない。

さらに身長135センチ日本最小騎手である黒澤愛人も所属しており、騎手のバラエティは非常に豊富である。

門別競馬場

2010年以降、ホッカイドウ競馬が開催されている一の競馬場である。1982年開設のトレーニングセンター改造し、1997年オープン日本で一番新しい競馬場である。
が、もともとアクセスが悪い(後述)うえ、「入場口からスタンドまで300m近く歩く」「場の開催が多く死ぬほど寒い」「スタンドが狭すぎる」「売店が少なく飲食物がどない」「帰る手段がない」と散々な評価を下された競馬場であった。

しかし2009年にナイター化に伴い大幅リニューアル。在来スタンドの他に新スタンドポラリスドーム」が完成パドックコースの前からポラリスドーム裏へ移設。飲食店が新規にオープンし、パドックの「とねっこ広場」ではジンギスカンが楽しめ、日高の特産物の物産販売コーナー備。スタンドに新駐車場が整備。入場門からは電気自動車スタンドまでピストン送迎。個室有料観覧席の設置と一気に施設が充実。来場プレゼントも豊富であり、ファンサービスは非常に充実している。
スタンドこそ小さいが、非常にコンパクトにまっており、ポラリスドーム取ればレースを見た後、徒歩30秒でパドックに到着し次のレースを見られる。毎レースパドックを見るファンにとっては非常に新設な設計となった。それまでパドックだった旧スタンド前のエリアは開放され、レース後に引き上げるを間近で見ることができる。

競走馬の生産が多い地域という事もあり、客層は産関係者が非常に多い。「ウチのが次のレースに出る」。「乗り換えたから今回は本気だ」。「(が勝った時に)口取りオラしかいねぇぞ」「ウチのが前にいねぇとまともに走らねぇど」などといった産関係者特有のディープな会話を聞くこともできる。日本公営競技場で一番ギスギスとしたギャンブル臭がせず、のほほんとした雰囲気が漂っている。有名な牧場が一般客に混ざって普通に観戦している事もある。

コースは1周1600メートル(内回り1386メートル)、ゴール前直線330メートル(内回り218メートル)、フルゲート16頭。周長とフルゲートの頭数は、地方競馬競馬場としては大井競馬場双璧をなす最大規模であり、札幌競馬場函館競馬場にもひけを取らない。
2015年現在、施行距離10001200・1500・1600・1700・1800・2000メートルである。の際は800メートルの設定もあり。2014年までは2600メートルの設定もあった。また1500メートル1600メートル2015年に新設されたもので、同年より内回りコースを設置したことで施行可になった。これにより、1200メートルの次が1700メートルになるという施行距離アンバランスが緩和された。

砂厚は11センチ~12センチと全競馬場でもトップクラスの厚さ。砂であり、保湿性が高く、非常に重たくのいるダートである。良馬場ではかなりのが必要だが、重馬場になると一気に足抜きがよくなり、高速馬場となって逃げ天国となるのも特徴である。他の地方競馬場に漏れず、内側の砂は深くに調整されているので内人気には要注意。しかし馬場の整備によっては内が異常に延びることもある。

場内グルメ2014年に大幅リニューアル。地元日高町にあるそばの名店いずみ食堂」が登場。独特な極太麺の田舎そばが競馬場でも楽しめるようになった。ベースのかけそばは500円、これにトッピングを加える。とねっこ広場ではジンギスカンも楽しめる。味付けジンギスカン日高産の野菜がたっぷりついて2人前から注文可バケツに固形燃料を入れてその上にジンギスカンを置く独特のシステムである。売店や自販機では日高限定の乳酸菌飲料ヨーグルッペもあり、コア人気を博している。サッポロビールホッカイドウ競馬スポンサーとなっているため、場内の生ビールサッポロビール(ラベルクラシック)となっている。1杯400円。ドライバーの皆様はご遠慮下さい。

入場料は全競馬場一の無料

アクセス

の場合は日高自動車日高インターが最寄り。競馬場入口が国道235号に面している。途中富地にコンビニスーパーマーケットがあるため買い出しも容易。スタンド横のJBC駐車場と4コーナーよりの一般駐車場がある。ともに駐無料

公共交通機関の場合、お世辞にもアクセスがよいとはいえない。
最寄りJR日高本線の富。しかし4km程度離れており、徒歩だと50分くらい(しかも急な登り坂)、ハイヤーでも10分くらいはかかる。競馬場前には路線バス道南バス)も通っているものの、レースを最後まで見ているとバスがなくなるのが難点(2013年現在札幌行き最終が18:13、苫小牧行き最終が17:10、静内・河行き最終が17:30)。
そういうこともあって、無料連絡バス札幌駅北口発着(予約制)と門別中心発着(ただし最終レースまでは見られない)で設定されている。祝日お盆開催時には南千歳駅からも無料バスが発着。競馬場18時30分発(最終レースは見られない)の特別便も増発される。札幌駅からの所要時間は約90分。

場外発売所

収益として有効ということもあり、2000年代に入ってから場外発売所を次々と設置しており、地方競馬催者別の場外発売所設置数は最多である(2016年1月現在門別競馬場自体を除いて15か所。ちなみに大井競馬が14か所、岩手競馬が12か所)。北海道内のみの設置であるにもかかわらずである。
2010年には釧路町に新規に場外発売所を開設したが、これはJRA釧路町に、ばんえい競馬釧路市にすでに場外発売所を設置していたにもかかわらずの開設であった(2008年まではJRAの場外を借りていたが撤退)。

北海道都市をだいたいカバーしており(ホッカイドウ競馬公式サイトの情報)、原則平日開催ということでなかなか門別競馬場に出向けないファンホッカイドウ競馬を楽しむための拠点であるとともに、他催者の競馬を楽しむ拠点にもなっている。2013年からはJ-PLACEとしてJRAの発売も行われている。Aiba登別室蘭Aiba静内のJRA発売に伴い、ウインズ室蘭ウインズ静内は閉鎖された。
なお上記サイトに記載はないが、帯広市北見市網走市・名寄では、ばんえい競馬帯広競馬場や場外発売所でホッカイドウ競馬が楽しめる(逆に、ホッカイドウ競馬ばんえい競馬の場外発売を実施する)。

関連動画

(左)ホッカイドウ競馬の頂上決戦営記念」。この年は、3歳三冠のうち二つに出走しどちらにも惜しくも手が届かなかったレオニダスが、この大一番で勝利。
(右)門別競馬場に近い土地柄、が発生しやすい。あまりにがひどいと競走は中止されるが、こんなの中で競走が行われたことも…。

 

(左)かつての旭川競馬場での開催。ばんえい競馬2006年に、ホッカイドウ競馬2008年に撤退し競馬場止となった…。
(右)「12歳ダートグレード競走勝利」「13歳で地方競馬限定重賞勝利」という最高齢記録を立したオースミダイナー。これは後者の競走。

(左)ホッカイドウ競馬所属のまま日本で・世界で挑戦を続けたコスモバルク。詳細は当該記事を参照。2006年にはシンガポールでGI勝利も成し遂げた。
(右)ホッカイドウ競馬の3歳三冠を含む重賞8勝を挙げたクラキンコ。しかしその生まれまでのいきさつは数奇なものであった。

 

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読み:ホッカイドウケイバ
初版作成日: 11/10/14 08:35 ◆ 最終更新日: 16/03/27 00:03
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ホッカイドウ競馬について語るスレ

1 : ななしのよっしん :2013/08/28(水) 19:29:27 ID: XnU/+oxiHM
札幌競馬場スタンド築工事終わった後に、
競馬も開催してほしい・・・。
2 : ななしのよっしん :2014/06/16(月) 12:49:00 ID: 79zlNQxPNY
ホッカイドウ競馬における伝説()ファンファーレ
>>sm19361395
3 : ななしのよっしん :2017/03/28(火) 05:23:38 ID: FbBVeLIxbs
http://blog.nicovideo.jp/niconews/17026.html
2016年5月より開始したニコニコ生放送競馬レース生放送に、
2017年4月から「ホッカイドウ競馬」が追加になります!

果たしてどうなるか……
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