ホッキョクグマとは、クマの一種である。シロクマとも呼ばれる。
概要
体長はオスが2.5~3m、メスが2~2.5m。体全体が白い体毛でおおわれているように思われているが毛は透明。地肌は黒く光の屈折によって白く見える。鋭い爪と牙を持ち、北極圏の食物連鎖の頂点に君臨する地上最大の肉食獣である(北極以外にもアラスカやロシア北部などにも分布している)。
雑食性で、アザラシを主に、魚類や鳥類、哺乳類を捕食する。また、嗅覚も鋭く、氷の下にいるアザラシの匂いを察知することができ、氷を掘って巣穴にいる個体を狙ったり、氷上にある呼吸用の穴や流氷の縁で待ち伏せるなどの方法を用いるなど、高い知能を持つ。
日本では1973年に旭山動物園で初めて飼育下繁殖に成功し、それ以来様々な動物園で飼育され、人気を博している。しかし、近年は温暖化による生息域の減少で、個体数の減少が危惧されている。
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関連項目
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