ホロロホルルとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
概要
初登場は『モンスターハンタークロス』
フクロウあるいはミミズクによく似た姿の鳥竜種モンスター。
ランポスやイャンクックのような爬虫類型の鳥竜種と違い、ヒプノックおよびクルペッコなどと同じくより現実に存在する鳥類に近い形態をしている。
全身を鮮やかな深い青色、首周りと背中にかけて虎柄の分厚い羽毛で覆われた丸みを帯びた胴体を持つ。その頭は耳の部分が道化師の帽子のように二又に分かれており、顔もフクロウらしく真正面に付いた眼と小さめの嘴が特徴である。
興奮すると翼の三枚爪と両耳が展開、その耳の裏側が赤くなる。
両目が正面にある事から立体的な空間認識能力に優れていると思われるが、その代わりに全体の視野は低いとされ、それをカバーするために首の可動域を広くし、周囲を見回す際には首を180度近く回して辺りの様子を伺う。
戦闘の際には低空を飛びながら脚の鉤爪を用いて相手に襲いかかる。さらに独自の性質として羽毛の中には金色の鱗粉が含まれており、その鱗粉を羽ばたきや着地の際に周りにばら撒くのだが、これをハンターが吸い込むと平衡感覚が狂わされるのか前後不覚の状態に陥ってしまう(ゲーム的には歩行の際の操作が逆のものになる)。
またコウモリよろしく超音波を発生させる能力も持っているようで、その超音波で体内の催眠液を気化させてそれを前方に向けて大量に放射し、この睡眠粒子を浴びせた相手を昏倒(睡眠)状態に追い込むという。
G級個体は片翼を大きく振り上げて相手に叩きつけるという非常に荒っぽい技を使う。
その大まかな姿はゲーム雑誌や公式サイトのコンセプトアート紹介などでかなり早い段階から公開されており、今までに無かったイメージのモンスターという事でユーザーの間でも注目を集めていた。そして正式なキービジュアルや実際に戦っているプレイ動画ではその丸っこい身体とモフモフそうな羽毛の感じからカワイイという評価も多かった。
余談だが、名前がMHFに登場する全く別の鳥竜種モンスターと似通っている事から、一部の媒体ではそれと名前を混同されて紹介されるというケースも見られた。
また同じMHFにはこれまたフクロウをモチーフにした獣人種のウルキーが存在している。
二つ名個体
MHXXにて登場したホロロホルルの二つ名個体。
赤い被膜のまるで目のような模様が付いた大きな翼、人の手のような形状の尾羽根、耳から目元かけて金色のラインが走っている頭部を有している通常種との違いで、後述の特殊能力から“朧隠(おぼろがくれ)”と称される。
本種の最大の特徴がオオナズチやナルガクルガ希少種と同じような“透明化”能力であり、頭部に含んだ光を屈折させる特殊な鱗粉を纏う事でまるでテレポーテーションするかの如く瞬時に相手の視界から消え去ってしまう。
無論、遁走のための透明化というわけではなく、それから派生する形で催眠音波を放ってきたり、あるいは上からボディプレスをかましてきたり、そして超高速で回転しながらの滑空突撃を繰り出すなど、様々なパターンで自分の姿を消して相手に不意打ちを仕掛け、その上脚を使った攻撃の際にはハンターの手持ちからアイテムを奪い取ってしまう事もあるなど原種以上にトリッキーな戦法を多用してハンターを苦しめる。
さらに混乱鱗粉は着地の際に周りに振りまくだけでなく、それを小さな弾丸のように集束させて高速で飛ばす事でより離れた相手に鱗粉を浴びせようとする。
ただし、透明化の要となる屈折性の鱗粉は頭部に溜め込んであるとし、その頭部を部位破壊されると鱗粉の放出が効かなくなるのか透明化が不完全となり、うっすらとだが姿が見えるようになってしまうという。
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関連項目
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