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ホワイトキャンバスとは、過去に存在していた同人ショップである。
概要
東方Projectの同人作品を主力として扱うショップで、店内は東方一色と言っても過言ではなく、ここにしか委託していない東方系サークルも多い。秋葉原と大阪日本橋のほか、金沢に店舗がある。
直営店はこの3店舗のみで、残りはフランチャイズによる展開。これらのフランチャイズ店は、東方同人を扱っていない、アダルトゲームやグッズを中心に扱う店もかなり多く、同人目当てに行くとがっかりすることが多い。
店舗自体も営業範囲も大手ショップに比べるとこぢんまりとしている。そのためか大イベントの後などでは、とらのあなやメロンブックスでは速攻で売り切れる人気サークルの作品が売れ残っていることが結構ある。
サイトでは通販も行っているが、商品の到着が非常に遅いこと、また注文した商品が実際には品切れしており届かなかったりすることが多いため、あまり評判は良くない。
以前はYahoo!ショッピングに出店していたため、ホワイトキャンバスへの委託作品の一部はニコニコ市場で購入することができたが、2011年8月末閉店したため、現在は購入が出来ない。
上海アリス幻樂団への不払いとガイドライン違反事件
上記の通り、東方Project系を主力商品としているホワイトキャンバスだったが、2011年12月20日に上海アリス幻樂団・ZUNにより、委託作品に対する支払いが無いことと、ガイドラインに違反して企業であるにもかかわらず無許可で東方Projectグッズを制作・販売していることを明かし、これらの問題が解決するまでホワイトキャンバスでの東方Project作品の取り扱いを一時休止[1]する旨の発表を行った。
-博麗幻想書譜(2011-12-20 13:11)
これに対し、ホワイトキャンバス側は自社HP上に反論となるPDFを掲載し、支払いが為されていない理由とグッズ製作・販売についての論拠を説明した。
以下要約すると、
- 1.支払いについて
- ZUNが同人委託と対応を任せている黄昏フロンティアと、ホワイトキャンバスは、ホワイトキャンバス側が「支払いがされていない」とされている金額相当額の全額を供託したうえで、裁判にて争っている。
- 2.ガイドライン違反について
- グッズ製作・販売についてはZUNとの間で従前に結んだ「商品化等許諾契約」に基いており、版権管理者が移行したために株式会社香霖堂が改定を要求している契約内容は無効で、ガイドラインに違反しているという事実はない。契約の及ぶ範囲について双方の代理人弁護士を通じて協議を重ねているところである。
- 3.ZUNの発言について
- それぞれの案件は無関係であり、支払いの案件に関して第三者であるZUNが独自に制裁処理、及び公表したことは甚だ遺憾である。
としている。以上の事から、問題は現状では法的な係争の段階となっている模様である。
-ホワイトキャンバス(2011-12-21)<現在非公開[2]>
なお上記の黄昏フロンティアとの係争において問題となっているのが何であるのかについて日刊サイゾーがホワイトキャンバスに取材したところ、争点は(秋葉原で噂をされているような)ロイヤリティの金額の話などではなく、「訴訟の件は、取引の中の見解の違いによって、私たちが支払いを差し止めているもの」としていた。
-日刊サイゾー(post_9445)
しかし、インタビュー(上記記事)でホワイトキャンバス側は「あのPDFがすべて」と明言していたにも関わらず、直後[3]に非公開にするという、自らの主張の信頼性を損なう行動に出たことは些か疑問が残る。
(掲載期間を設定していただけという可能性はあるが、「公開した反論文を取り下げる」ことは「原告の言い分を認める」と取られかねない極めて危険な行動であると付記する。)
情報が開示されるたびに不鮮明になる部分もあり、詳しい続報、そして問題の解決が待たれている。
ちなみにZUNは他の同人作者による二次創作品の展開については制約を課しておらず、ホワイトキャンバスでの取り扱いは可能となっている。
注記
[1] 取扱停止処分自体は店舗委託開始(9月11日)時点で執行されていた模様で、
同時期の内部暴露(9月16日)によると、他店舗から神霊廟を取り寄せていたとのこと。
[補] 一般に公開されていない黄昏フロンティア代表の苗字(N島/正しくはN嶋)をこの時点で
上層部の愚痴として書き連ねているため、真に内部の人間である可能性が高い。
[2] 全文ミラーはこちら。
[3] 記事掲載は29日昼、当該PDFは30日昼に削除(404エラー=削除)されている。
※留意点
- 2012年1月、この記事から「ホワイトキャンバス問題」という新記事が独立しました。
ホワイトキャンバス問題をもっと知りたい方は、併せてそちらもご参照下さい。 - 情報を公に発信する際は、その情報が間違いないものか・色眼鏡や補正のかかったものでないか・どちらか一方を悪意をもって貶めるものでないか などの点に充分注意しましょう。
- 見解、観測、推測と言ったものは掲示板で述べるに留めましょう。
店舗
秋葉原本店
秋葉プレイスビルの裏、じゃんぱらの隣にある雑居ビルに入居している。
他の大手同人ショップと比べても、その規模は明らかに小さいが、扱うものの殆どが男性向け同人であることを考えると、大きな店舗を持っているとはいえその何割かを女性向け同人に割いている他のショップと比べて、男性向け同人自体の取り扱い数においてはそこまで大きな差をつけられているわけではないといえる。
日本橋オタロード店
メロンブックス・らしんばんが入居する池田ビルの向かいに店を構える。
こちらは本当に規模が小さく、同じく日本橋に店を構えるメロンブックスやとらのあななどのショップの1フロア分程度しか広さが無いが、扱う同人誌の数はやはり大きい。
隣の建物を1つ挟んで、『グッズ館』もオープンしている。
これは、同人グッズを扱う部分。
金沢店
県内屈指のオタ率を誇る金沢工業大学のキャンパスのド真ん前にオープンしており、連日同大学の学生を中心に賑わう。というより、それ以外にあまり客がいない。
元々は金沢大学の近くにあったが、移転した。
店舗の広さだけならば日本橋店よりも大きい。金沢市都心部にある同人ショップを上回る規模を持っている。
関連項目
外部サイト
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