ホンダ・ストリームとは、本田技研工業が1981年から1983年に製造をしていた排気量50㏄の三輪スクーターの名称及び2000年から2014年6月まで製造をしていたミニバン型の小型乗用車である。
概要
車名の由来は英語で「流れ」「時流」の意味。1981年に発売をされたスクーターの名称であったが「近未来的」とも評された個性的なデザインが採用されていたが1983年に製造が終了をする。
2000年に17年ぶりにストリームの名称が復活をし、全幅が1.7m未満の5ナンバーサイズの3列シート7人乗りのミニバンとなる。名称の意味も新しい7人乗り車両の潮流を創り出すというホンダの意志を表明している。
スクーター時代
1981年に登場。三輪スクーターとしていて車体前方にはトランクルームを設けられていた。バックレストつきの大型シートは3段階に調節が可能というものであった。
1983年に生産が終了。
四輪・初代モデル(2000年~2006年)
2000年に登場。名称も17年ぶりにストリームの名称を復活させた。当時ヒットを飛ばしていた上級版のオデッセイの最大の弱点であった、都市部や路地で取り回しに苦労する幅広ボディであると言われており、かねてより5ナンバー枠に収まるミニバンの登場がされていたがシビックをベースにしてデビューを果たす。
エンジンは直4気筒でスポーティバージョンの2000㏄と普及版の1700㏄の二種類が用意され、ミッションが2000㏄はスポーツモード付きの5速AT、1700㏄が4速ATとなる。駆動方式はFFと4WDで1700㏄のみ4WDが用意される。
2003年にマイナーチェンジ。フロントデザインを従来の優しい感じから目がつりあがった鋭い感じとなった。また、スポーツグレードのアブソルートが追加をされる。後にホンダ初の直噴エンジンが追加をされる。排気量は2000㏄でミッションも専用のCVTとなる。この直墳仕様は差別化がされていて、4灯式ヘッドライトなどを採用したが、好き嫌いの分かれやすいマスクとなった。
発売から10ヶ月で累計販売台数は10万台を越えたヒット車種であったが、2003年に同じコンセプトのトヨタ・ウィッシュがデビューをすると、人気が陰りが出てマイナーチェンジをするが、ただ癖の強いデザインが仇となって売上は低迷をした。
特にマイナーチェンジ後はウイッシュを意識をしたキャッチコピー「ポリシーはあるか」と挑発的なものとなった。
四輪・二代目モデル(2006年~)
2006年に初のモデルチェンジ。5ナンバーサイズを維持をし、車高を低床低重心設計にしたことにより立体駐車場に入るサイズとなった。エンジンは2000㏄と1800㏄の二種類になり、どちらのエンジン共にFFと4WDが選択可能となった。ミッションはFFの2000㏄のみがCVTとなり、1800㏄と2000㏄の4WD仕様が5速ATとなる。
2009年にマイナーチェンジ。従来の3列シート仕様のみであったが、2列シート仕様も用意されるようになる。
2012年にマイナーチェンジ。3列シートの乗車人数を7名から6名となり、グレードも整理される。
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関連項目
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