ボイスラッガー(VOICELUGGER)とは、ボイスラッガー製作委員会の製作で1999年1月12日~3月30日までテレビ東京系列で放送された石ノ森章太郎原作の特撮番組である。全12話。
概要
ボイスラッガーとは正義の声を放つ者達である。
その使命は、悪の帝王ゲンバーから宇宙の平和を守ることなのだ。
ほえろ!ボイスラッガー!『ボイスラッガー』OPナレーションより
石ノ森章太郎が直に関わった最後の作品(遺作。ただしボイスラッガーの顔デザインのみ)。
普段は声のお仕事(声優)をしている中川亜紀子、池澤春菜、関智一、草尾毅が俳優として出演しているのが特徴。
それ以外にも水樹奈々、神谷明、富沢美智恵、三木眞一郎といったところも俳優として出演している。
「ボイス」の名の通り、ボイスラッガーは声を武器に戦う(それ以外にもキック技もある)。
必殺技は「ソニックウェーブ」。1人でも出来るが、複数揃えば威力絶大。使用時には「シュババババーン!」と叫ぶ。
ちなみに第7話は、藤岡弘や佐々木剛、渡洋史等の過去の特撮番組に主演していた人達がちょい役・脇役で大量出演していた回(監督もショッカーO野こと大野浩)だったが、話が脳天気だったのはこの第7話までで、第8話以降はシリアスなものへと変わっていった。
ストーリーみたいなもの
宇宙支配を企むムーオン帝国にさらわれ、体内の「ボイストーン」というエネルギー源を奪われようとしてた4人の子供達はボイスラッガーゴールドに助けられて地球へと逃れた。そして大人となった4人はそれぞれの生活をしていた。
そしてある日、主人公でヒーローヲタクの帆村明子はムーオン帝国に襲われるが、体内のボイストーンが明子を「ボイスラッガー・ルビー」へと覚醒させた。
最初は1人での戦いだったが、第2話で明子の友人の夕樹遙も「ボイスラッガー・ローズ」へ覚醒。ツェドゥアでの出来事を覚えており、来たる日のためにトレーニングを続けていた「人気声優」の大地友一=ボイスラッガー・エメラルドと「アイドル声優」の天馬武=ボイスラッガー・サファイアも第3話で仲間となり、4人のボイスラッガーとムーオン帝国は戦うのであった。
キャスト
- 帆村明子(ほむら あきこ)=ボイスラッガー・ルビー(◆) 演:中川亜紀子
- 夕樹遙(ゆうき はるか)=ボイスラッガー・ローズ(●) 演:池澤春菜
- 大地友一(だいち ともかず)=ボイスラッガー・エメラルド(■) 演:関智一
- 天馬武(てんま たけし)=ボイスラッガー・サファイア(▲) 演:草尾毅
- ボイスラッガー・ゴールド(★) 演:水木一郎
スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- 製作:ボイスラッガー製作委員会
- 企画:石森プロ、ソルト
- プロデューサー:金子政路、大野浩、江口勝敏
- 総監督:平山亨
- アクション監督:新堀和男
- 構成:園田英樹
- 脚本:園田英樹(第1~3話)、猪爪慎一(第4話以降)
- 音楽:菊池俊輔
- 音楽監督:貴日ワタリ
- 音楽協力:ファーストスマイル・エンタテインメント、おもちゃ工房音楽出版、テレビ東京ミュージック
- 制作プロデューサー:小椋悟
- ライン・プロデューサー:片嶋一貴
- 監督:竹本昇(第1~3話、第8~9話、第12話)、久保直樹(第4~6話)、大野浩(第7話)、片嶋一貴(第10~11話)
スーツアクター
- ボイスラッガー・ルビー:秋山智彦(第1~11話)、秋山智緋子(第12話) ※どちらも同一人物。
- ボイスラッガー・ローズ:村田裕美子
- ボイスラッガー・エメラルド:林潔
- ボイスラッガー・サファイア:門脇亨
- アンドロイド・π:永島さおり
- ボイスラッガー・ゴールド:菊地寿幸
主題歌
- ほえろ!ボイスラッガー(オープニング)
作詞:さかい大 作曲・編曲:菊池俊輔 歌:水木一郎 - アメノチエガオエガオノチハレ(エンディング)
作詞:さかい大 作曲・編曲:菊池俊輔 歌:影山ヒロノブ、アップルパイ
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 特撮
- 声優
- テレビ番組の一覧
- 特撮作品一覧
- プリキュアシリーズ ※主演4人とμ、弘美役の人が出演。2011年10月15日のボイスラッガー同窓会で話題に。
- スーパー戦隊シリーズ ※最近では『特命戦隊ゴーバスターズ』にて水木一郎が出演し、絶叫している。
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