ボージャックとは、アニメ映画『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』に登場したボスキャラクターである。
声優は玄田哲章。
本稿では、部下であるキャラクターについても記載する。
概要
かつて銀河を荒らしまわっていた銀河戦士のリーダーで、4人の界王によって封印されていたが、セル戦で北の界王が巻き添えで死んでしまった影響で封印が解け復活してしまった。
セルが倒されて数か月後、平和になった世界で開催された「天下一大武道大会」(天下一武道会とは別物)の決勝戦用に作られた特設闘技場に4人の部下を引き連れ乱入し、本来の対戦相手(ミスター・サタンの弟子達)を殺してすり替わり、決勝進出を果たした孫悟飯達Z戦士を苦しめた。
部下も含めて、肌が深青色である以外は地球人の外見にきわめて近い。パワーアップ形態では髪の毛がオレンジ→赤、肌の色が青→緑に変化する。
その圧倒的な戦闘力の前に悟飯、トランクス、救援に現れたピッコロやベジータ達は次々と倒されていくが、悟空の遺志を継いだ悟飯が超サイヤ人2に覚醒し、それまでの劣勢を覆し圧勝した。
覚醒のきっかけこそ悟空が関わったものの、ボスを(誰の力も借りずに)完全なタイマンで倒したケースは『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』の悟空対クウラ以来である。
ミスター・サタンの弟子数名と、悟飯達と同じく決勝進出したドスコイという力士が犠牲になったが、彼らがドラゴンボールで生き返ったかは不明。
ボージャックら銀河戦士の台頭期にフリーザ一味はどうしていたのかという疑問もあるが、ボージャック自身は「戦闘力」という言葉を使っているところから、スカウター文明を認知していた可能性がある。
後の映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では、フリーザの部下として登場している。
ゲーム作品では、同年発売のSFCソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』にて部下のザンギャと共にプレイアブルキャラクターとして登場した他、後年では様々なゲームに登場している。
ボージャックの部下
- ゴクア CV:森川智之
- ザンギャ CV:丸尾知子(現:Chiko)
- 紅一点。登場時はクリリンの対戦相手とすり替わっており、クリリンを一瞬で倒す実力を見せた。
華麗な身のこなしで超サイヤ人1悟飯を苦しめたが、超サイヤ人2に覚醒し文字通り一撃で他の2人を瞬殺した悟飯を前に立ちすくんでいたところを、背後からボージャックにエネルギー弾で撃たれ捨て駒にされる形で殺される。このボージャックの行動はやや不可解だが、表向きは突撃してくる悟飯への盾および目くらましとして利用されたことになっている。実際には「悟飯に女を殺させるわけにはいかない」という裏事情のための苦肉の策だという説が有力。ちなみに、ゲーム作品ではこの時の捨て駒戦法が度々ボージャックの技として再現されている…かわいそう
なお、紅一点という理由で前述の『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』に部下の中で唯一登場できたラッキーギャルである。また、同作に登場したことで一定の知名度を得ていたために、他のゲーム作品でもボージャックとザンギャのみ登場することが非常に多い。一味総出で登場できたのは、実に映画公開から18年後の『ドラゴンボールヒーローズ』第2弾のことであった。
- 紅一点。登場時はクリリンの対戦相手とすり替わっており、クリリンを一瞬で倒す実力を見せた。
- ブージン CV:龍田直樹
- ビドー CV:江川央生
なお彼らの名前の由来は全て、残虐・非道・極悪・傍若無人といったネガティブな言葉からきている。
全員海賊風の衣装や同系統のアクセサリーを身に付けている等、デザインが統一されている。
劇中ではボージャックとゴクアが体色の変化するパワーアップ形態を見せたが、他の3人も同じようにパワーアップできるのかは不明。
ボージャックの強さ
ボージャックはよくブロリーやセルと比較されてどっちが強いかと論ぜられることが多い。
主な原因として、
- ブロリーの圧倒的な存在感。
- 『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』においてのブロリーの時の勝ち方がよく分からない。
- 『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』においてのブロリーを直接倒したのは悟空、ボージャックは悟飯。
- ブロリーのときは全員超サイヤ人1、セルやボージャックのときは超サイヤ人2。
- セル戦の超サイヤ人2悟飯は途中からベジータを庇って負傷状態に。
など、基準が全体的に曖昧模糊なことが挙げられる。
ニコニコ内で票をとれば過半数はブロリー最強説を取るだろうが、ブロリーより後のボスなのにブロリーより弱いと噂されている。
ちなみに前述の『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』ではボージャック・セル・ブロリー全員が出演しているが、ブロリーは隠しキャラで、攻守ともにトップクラス、ストーリーモードのラスボス的位置と、明らかに優遇されていた。
ブロリーやセルと比較されるほどの悪人を戦闘力数1000しかない界王様たちが抑えられたのはすごい。
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