『ボーダーダウン』(Border Down)とは、2003年にグレフから発売されたアーケードゲーム。ジャンルは横スクロールシューティングゲームである。通称はボダソ。
概要
8方向レバー+3ボタン(ショット+ブレイクレーザー+スピードチェンジ)でプレー。ショットは連射するとホーミングショット、押しっぱなしで収束ショットを発射するのが変わり種。レーザーボタンは押すと下のパワーゲージを消費して発射。このパワーゲージがメインショットのパワーアップも兼ねているために、レーザーを使った直後はショットパワーも低下するという酷いゲーム。ちなみにこのブレイクレーザーは敵のブレイクレーザーと干渉させることにより大ダメージを与えられ、ブレイクレーザー発射から4秒間は無敵も付加される。なんかどっかで見たと思うだろうがスタッフが一緒なので仕方がない。
特徴なのはボーダーシステムで、Green、Yellow、Redの3パターンがある。基本的に後に行くほど基礎難易度は高くなる。で、Redでミスするとゲームオーバー。
GreenでミスするとYellow、YellowでミスするとRedへと落とされ、復活ポイントからのリスタートとなる(これがタイトルにもなっているボーダーダウン)。んが、内部ランクから生成される難易度は低下するために更に地獄へ落とされるというわけでは無い。しかしステージによっては各ボーダーで別の場所を使うためにパターンが崩れたり大変な事になる。
このボーダーはゲーム開始時に各ボーダーから、ステージノルマ達成時に隣接ボーダーへと移動可能(RedからYellowへ移れば実質1Up)。
ここで賢明な諸君は分かると思うが、ゲーム開始で基礎難易度が大きい=敵多い=スコア稼げるとRedスタートすると1ミスで即ゲームオーバーである、酷い。
ステージは全6面、最後の6面はステージノルマを一定数獲得出来なければ6A、獲得できていればプレーの最多ボーダー数に応じて6B(Green)、6C(Yellow)、6D(Red)へと分岐し、ここではその場復活でボーダーシステムは消滅する。
…って事は6D見るには最低3ステージをRedで完走する必要があってまたこれ即死の恐怖と戦えと、酷い。
そしてハイスコアを狙うためにはボスの制限時間ギリギリで倒す必要があり、これは一応自機のテストなのでギリギリまで戦闘を引き延ばせという指示という説明がついている。制限時間を30秒オーバーするとデータを取り切れたと判断されるようで強制離脱となる。とりあえずスコアを狙うためとはいえ酷いよねーw
…でも酷い酷い言ってるけどバトルガレッガ並みのリソースコントロールを必要とする横シューと考えると、とたんに面白くなる辺りがボダソである。
唯一の評価?
時代が時代だけに全然正常評価されていなかったボダソだが、Yackが生み出すサウンド面は、アルカディア主催のアーケードゲーム大賞にて、あのbeatmaniaファミリーを差し置いて大賞を受賞した。それまでずっとbeatmaniaファミリーの独壇場だっただけにこれは快挙である。
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関連項目
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