マウンテンバイクとは、その名の通り山を走る自転車である。
概要
1970年代後半にビーチクルーザーや実用車に太いタイヤをはかせ、山を駆け下りた遊びが始まりとされている。そのうちに、ゲイリー・フィッシャー、トム・リッチー、ジョー・ブリーズらが既存の自転車の改造から脱出し、山下り専用の自転車としてマウンテンバイクを完成させた。その後、スペシャライズド社により広く広められた。
マウンテンバイクの種類
マウンテンバイクは競技や構造によって分類することが出来る。
競技による区分
- クロスカントリー(XC):山道を比較的長距離走る競技。登り下りの両方をこなす必要があり、ギヤの段数が多く軽量なバイクが多い。崖から飛び降りるなど、あまり強い衝撃を加えると壊れてしまう。
- ダートジャンプ(DJ):走破することよりはジャンプ台などでジャンプしてトリックをきめるような使い方をする。ジャンプでチェーンが暴れるため、トラブルの元となる変速機は用いない。
- ダウンヒル(DH):その名の通り、山を下ることの特化している。登りはリフトや車を使うため、登坂性能は考慮されていない。その代わり非常に頑丈な作りをしており、崖から飛び降りるなど頭のねじのとれたやつが乗るバイクである。
構造による区分
- (フル)リジット:通常の自転車同様、前後のタイヤがサスペンションを介さずに固定されている。したがって、路面からの衝撃はフレームがたわむことで吸収する。フレームのたわみは微々たるものなので、衝撃の大部分は乗り手の腕や膝などで吸収する必要がある。
- ハードテイル:前輪はサスペンション。後輪はフレームに固定されたタイプ。ハンドルから腕にかかる衝撃が減るため、視線が安定し、体にかかる負担も少ない。ただし、膝を柔らかく使って乗らないと、自転車にケツを掘られることになる。
- フルサスペンション:前後ともにサスペンションを搭載したバイク。構造が複雑でコスト・重量がかさむが、乗り手への負担が一番少ない。立ちこぎの際、サスペンションの伸び縮みでエネルギーがロスしてしまう。
- ルック車:マウンテンバイクっぽく作られた市街地用の自転車。2~3万円程度でホームセンターなどで売られている。フレームなどの強度が低く、悪路の走行は危険である。また、サスペンションが付いていても、ダンパーが無いことが多く、まともに衝撃を吸収しない。
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関連項目
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