マエケンダンス(もしくはマエケン体操)とは、プロ野球選手の「マエケン」こと前田健太投手が投球前に行うウォーミングアップである。
概要
前田健太が試合前やイニング前にベンチ前などで行うウォーミングアップ。
腕を肩からぐるぐる回す体操で、「肩甲骨を意識して動かし、肩の可動域を広げ、また投げる時の腕の流れを体に教え込む」のが目的という。
PL学園時代に阪堺病院でトレーニングを担当していた荒木和樹(2009年~2010年まで千葉ロッテマリーンズ理学療法士)から教わったウォーミングアップで、「どうすればムチのようにしなやかに体を動かせるか」をポイントに試行錯誤を重ねた結果生まれた。体操選手のリボンを短く切ったものを振ったりしていたこともあったという。
PL学園でもこの準備運動をやっていたのはマエケンだけらしい。
一見簡単そうに見えるマエケンダンスだが正しく行うのはかなり難しいらしく、マエケンの柔軟な肩や筋肉あってこそのマエケンダンスでありマエケンのように柔らかくしなやかに行うには練習が必要。
素人がやると関節を壊す可能性があるので、良い子は真似しないでね!
禁止危機
2013年5月、翌シーズンから“試合中のベンチ前でのキャッチボール禁止”するルールが決定され、同年7月から二軍の試合で試験的に導入された。
もし実施されたら当然ながらマエケンダンスも禁止となっていたが、現場の監督や選手から「幼少期からキャッチボールで肩を慣らすことが習慣化している日本での導入は難しい」などと難色を示す意見が多く寄せられたため、実施は見送られた。
2015年現在もマエケンのユニークな体操を見られることは確定しているが、あくまで「見送り」であっていつこのルールが実施されるかは不明。
関連動画
関連項目
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