マタンゴとは、
である。ここでは主に、1.について記す。
映画の概要
1963年公開。
「美女と液体人間」などの、特撮サスペンス『変身人間シリーズ』の番外編的扱い。
ヨットで無人島に行き着いた人々が、食欲と性欲に苛まれながら、一人また一人とマタンゴの誘惑に負けていく姿を描く。
ノワール映画・怪奇映画として評価の高い『変身人間シリーズ』の系譜に属することもあって、怪奇性や淫靡さに満ちた作品。特撮映画ではあるものの、キノコの怪物の恐怖よりも、荒んで行く人間関係が中心的に描かれる。
あらすじ
都内のある病院の一室で、若者が回想する。
「みんな僕をキチガイだと思ってるんです。でも僕はキチガイじゃありません。」
「しかし僕の話を聞いたら、あなたもまた僕のことをキチガイだと思うでしょうね。」
彼を含む7人の男女がヨットで旅に出た。
彼らは大学教授、社長、歌手、推理作家など、それなりの地位にある人間とその部下や恋人達であった。
船は暴風雨に遭遇した。マストは折れ、無線は故障し、潮の流れに従ってただ南へと漂流するのみとなった。水や食料は尽き果て、彼らは次第に荒んでいった。
しかし、しばらくしたある日、彼らは深い霧の中に島を見つけた。喜んで上陸した7人だったが、そこは霧ばかりで人の姿はなかった。
やがて彼らは、人の足跡らしきものを発見する。それを辿った先には、島に打ち上げられた難破船があった。
その中には、すこしばかりの缶詰が残されていた。だが、人々の姿はなく、死体すらも一切残っていない。
食料を残したまま乗組員達は消えたのだろうか。
不思議に思う7人だったが、やがて食料を食い尽くすと、再び飢餓に襲われた。
食料を求めて島をさまよう7人。
するとその前に、人のように蠢くキノコの化物が現れる……。
マタンゴ
謎の無人島に生息するキノコ。
その名前は、ツチグリ(食用)の東北での呼び名「ママダンゴ」から。
食べた者の体に異変を起こしてマタンゴにしてしまうという恐ろしい性質を持つキノコ。
麻薬的な効能を持っており、食べた者には、気分の高揚や幻覚などの症状が出てくる。
また、島にたどり着く生物がすべからく空腹であるためか、それとも元来のものかはわからないが、非常に美味であるらしく、たとえキノコと化してしまうことを知っていても、一度食べると止められなくなる。
熱と光に弱く、じめじめした暗いところを好む。
これは、マタンゴを食べて変貌した人間も同様。
マタンゴを食べた人間は、体がキノコのように変貌するものの、人型を保ち、歩行などが出来る。
若干の知能が残っているものの、人間らしい行動はとらない。
最初は顔の面影も残っているものの、やがてキノコに手足が生えただけのような姿と化す。主人公達より先にマタンゴの誘惑に負けた難破船の乗組員達は、高さ2.5mの、文字通りのキノコの化物と化していた。
不気味で甲高い鳴き声(ケムール人のものを流用)を上げる。
仲間を増やすことに貪欲で、マタンゴを食べた人間達は、他の人間にもマタンゴを食べさせようとしてくる。
変貌する前の状態では、恋人や友人に甘い言葉をかけて引き込もうとするほか、怪人と化した状態では力づくで生物を拉致して食べさせようとする。
また、マタンゴのいる無人島にはマタンゴ以外に一切食料がなく、鳥達も近づかないため、漂着した生物は、脱出しない限りは、マタンゴを食すか死ぬかの二択を迫られる。
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関連項目
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リビジョン番号: 1330207
読み:マタンゴ
初版作成日: 11/10/24 13:28 ◆ 最終更新日: 11/10/24 13:28
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