マッドマックスとは、オーストラリアで制作されたアクション映画で、全3作制作された。主演はメル・ギブソンである。
概要
暴走族対策部隊「M.P.F」に所属していたマックス・ロカタンスキーがとある事件をきっかけに暴走族の報復を受け、親友と愛する子を奪われ、妻は重体となってしまう。そして鬼となったマックスが暴走族へ冷酷な復讐を開始する…。
以上が第1作目のあらましであるが、2作目以降の直接的な前日譚であるにもかかわらず、場所によっては全く独立した作品という解釈もなされる。理由は後述する。
第1作目の後に、世界規模の大戦争が勃発、文明が崩壊し、石油をめぐり暴力が駆け巡る世界において、妻子を殺され心を閉ざしたマックスがキャプテン・ジャイロや小さな石油精製所を持つ村の人々と共に暴走族と戦ううちに徐々に心境を変えていく…というストーリーが第2作目である。
宇宙進出などと言った近代文明がそのまま進化をしたものであると思われていた近未来の想像を根底から覆す殺伐とした描写は世界各地に衝撃を与えた。第1作目もその激しいカーアクションが注目はされていたが、全体的なインパクトはそれほどでもなかった。その為、マッドマックスの知名度がそれほど浸透していない地域では副題である「The Road Warrior」がメインタイトルになっている。
第3作目はマッドマックス・サンダーストームというタイトルであるが紹介は…いずれ。
インターセプター
マッドマックスを印象付けるのがこのインターセプターと言われるパトカーである。インターセプターと名のつく車は2台登場しており、1台は第1作目の最初の方で出てくる4ドアセダンであり、もう1台は黒の2ドアクーペである。どちらもベースはフォード・ファルコン(XBタイプ)でオーストラリア独自のモデルである。一般的には後者の知名度が断トツである。
アイデンティティの一つでもある飛び出したスーパーチャージャーにグリルレスになったエアダムと角目が特徴である。いつ辞めるとも言い出しかねないマックスの為に、上司が特別に用意した一台である。「最後」のV8エンジンを搭載し、スーパーチャージャーが発動する(運転室内で操作)と凄まじい加速を発揮する。
第2作目ではリア部分に巨大なガソリンタンクを備え、エアダムが半分無くなっているのが特徴である。また、全体的にボロボロになっており、内装がはがれている。この車には自爆装置が備えられており、マックスの操作で爆発が出来る。ヒューマンガス一派の追跡を受けて転落、マックスは一派を吹き飛ばす為にインターセプターを爆破した。
登場人物
マッドマックス
- マックス・ロカタンスキー
マッドマックスシリーズの主人公。妻・ジェシーと息子・スプローグと共に海辺の家で暮らしている。寡黙な性格であるが、暴走族を数多く退治するなど非常に有能な警察官である。暴走族に妻子を殺され、復讐の鬼と化す。 - ジェシー・ロカタンスキー
マックスの妻。マックスの事を常に気に掛ける。「Crazy'bout(「あなたに夢中」)」というように夫への愛情を惜しみなく注ぐ。静養先でトーカッター一味と鉢合わせしてしまい、バイクで轢かれてしまう。足などを切断し、内臓にもダメージを追ったが峠を越したという描写があるので、第1作目の時点では命だけは救われているが、第2作目の冒頭で墓が二つある所から、その後死亡したと思われる。 - ジム・グース
マックスの親友で、同じくM.F.Pに所属する。カスタマイズされたカワサキZ1000に乗って職務に就く。寡黙なマックスと対をなす陽気な性格である。また、犯罪者が釈放されると聞いて激しく激高する所もある。トーカッター一派によって、ブレーキに細工をされ転倒、トラックで輸送中に一派に生きたまま車を焼かれると言う残忍な復讐を受け、全身やけどを負い、その後死亡した。 - フィフ隊長
M.P.Fの隊長で坊主頭とひげが特徴の大男。資料によっては「フィフィ」と表記される事もある。マックスに全幅の信頼を寄せており、「この時代にはヒーローが必要だ」と言った。そしてインターセプターを発注させた本人でもある。なお、上半身裸で水をやるという謎の描写がある。 - ジャッカルトーカッター
暴走族のリーダー。マックスの追跡を受けて死亡したナイトライダーのかたき討ちの為に執拗にマックスに付きまとう。そして彼の周りの人間へ残忍な報復をし、マックスの怒りを買う。最後はトレーラーに衝突して死亡した。 - ババ・ザネッティ
トーカッターの右腕。寡黙な性格である。マックスとの一騎打ちで、足と右腕を怪我をさせながらもマックスにとどめを刺そうとして、逆に撃ち殺されてしまう。 - ジョニー・ザ・ボーイ
トーカッターの手下。気弱なヤク中でトーカッター一派らとカップルを襲撃した後にキメてた所をマックスらに逮捕されるが、証拠不十分で釈放される。その後、トーカッターにはっぱをかけられ、グース殺害に加担する。その事がマックスの怒りを買い、ラストで爆殺される。気弱ゆえにトーカッターに逆らえずにグースを殺害したら、マックスにグースがやられたような手段で処刑されるなど、結構不憫なキャラ。
- ナイトライダー
トーカッターの手下。全ての元凶。夜空を見るたびに思い出すべき人物。
「警官ヌッ殺した→車ぱくった→M.P.Fに見つかる→振り切る→マックスに目つけられた→観念した→操作を誤ってナイトロ?作動→事故車を避けようとしてあぼーん」
こうかくと、完全にトーカッターは逆恨みである。
マッドマックス2
- ケンシロウマックス・ロカタンスキー
第1作目以降、生ける死人のごとく、特にあてもなくインターセプターで荒野を疾走していた。妻子を殺されたショックからか意固地な性格となった。また、第一に石油の為に動き、それ以外の事に一切関知しないなど非常に嫌な性格になった。ジャイロ・キャプテンとの交流を通じて、その性格も徐々に変化を見せた。 - フェラル・キッド
ブーメランを操る野生児。言葉が一切話せないが、マックスに憧れている。そしてジャイロ・キャプテンの後に北部族のリーダーとなった。そもそもマッドマックス2自体が彼の回想記であり、老いてなおもマックスへの憧れを忘れていない。 - ジャイロ・キャプテン
オートジャイロに乗るキャラクターで当初はマックスを罠にかけたが、後に共に行動(と言うより半ば拉致)した。陽気な性格で石油精製所の村の娘に惚れこんだ。その後、北部族のリーダーとなった。 - ジャギ様ヒューマンガス
暴走族のリーダー。半裸にホッケーマスクが特徴である。「ロックンローラーのアヤトラ」の異名を持ち、マックスが霞みかねない強烈な存在感を放つ。スコープ付きの44マグナムを武器とする。暴力が支配する荒野の中で、建前であってもまずは話し合いを提案するなど意外にも紳士的な対応に定評がある。 - ウェズ
ヒューマンガスの右腕。冷静なヒューマンガスに比べると血の気が多く、ヒューマンガス自身もウェズに手を焼いている。彼には常に恋人♂がついていたが、フェラル・キッドのブーメランの直撃を受けて死亡した。
影響を受けた作品など
マッドマックスシリーズの描写はどれをとっても、その当時は斬新であり、特に2作目の世界観はあちこちに亜流を生み出したほどである。その影響を受けた作品を紹介したい。太字は主にマッドマックス2からの影響を指す。
- 北斗の拳
いわずとしれた日本の漫画で、文明崩壊後の暴力が支配する世界観、ケンシロウのファッション、雑魚キャラの姿などはマッドマックス2を下敷きにしている事には疑いの余地はない。この作品は数あるマッドマックスの亜流の中でも特に高い知名度を誇っている。なお、ジャッカルが第1作目のトーカッターとダブるのは気のせいだろうか。 - ザ・ロードウォーリアーズ
アメリカのプロレスのタッグチームでマッドマックス2の現地名である「ロードウォーリアー」をそのまま名前にした。その世界観を踏襲し、姿はあれくれものをイメージした。面白い事に北斗の拳はこのザ・ロードウォーリアーズをハーン兄弟として出演させている。 - 西部警察PART3・16話「大門軍団フォーメーション」
西部警察のマシン軍団であるRS-1・2・3の初登場の話であるが、大将のガールフレンドがバイクで殺される描写、「皇帝」とその部下の姿、皇帝の部下がダンプカーで死ぬ描写など、マッドマックス第1作目のシーンをオマージュしている。
このほかいろいろあるが、特に知名度の高いものをあげた。
関連動画
現在、DVDでは字幕版のみであるが、テレビでは吹き替え版が放映されていた。
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9


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読み:マッドマックス
初版作成日: 11/11/01 18:32 ◆ 最終更新日: 11/11/03 20:48
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