概要
原作はスティーヴン・キングの中編小説「霧」、監督・脚本はフランク・ダラボン、主演はトーマス・ジェーンなど。ダラボンはかつてキング原作の映画「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」を監督・脚本を務めたことがあり、この映画でキング原作の映画の製作を務めるのは3回目となる。
結末
この映画の結末は原作とは異なる。予告編などでは「映画史上かつてない、衝撃のラスト15分」と言われた。この結末にはキング曰く「この結末は衝撃。恐ろしい」と言っており、「先に思いついてたら自分もこれにしてたのに」とも発言したらしい。 端的に言えば状況こそ打開出来ていないが希望のある終わり方をしていた原作を、後味の悪い明確なバッドエンドへ改変したものであり、この衝撃こそがミストの評価を高める一因となっている。
あらすじ
湖のほとりに住む画家デヴィット・ドレイトンと8歳の息子ビリーは、昨晩の嵐で倒木が家の窓を突き破ったため、隣人で黒人弁護士のブレント・ノートンとともに街のスーパーまで買い出しに行く。その道中で電力会社の車や山の上の基地から来た軍用車両の列とすれ違い、既に噂話になっている軍主導のアローヘッド計画を思い起こす。
スーパーで買い物をしているとパトカーや消防車がサイレンを鳴らしながら駆け抜け、突如として街中に警報が響く。間もなく鼻血を出した老人ダン・ミラーが逃げ込んできて「霧の中に何かがいる」と叫んでドアを閉めるよう怒鳴る。老人の背後からは壁のような巨大な霧が迫っていた。車の中にあるショットガンを取ってこようとした男性が警告を無視して外に出た結果、霧に包まれるとともに絶叫を上げて何者かに殺される。あっと言う間にスーパーは霧に覆われ、電波は遮断されて携帯電話は使用不可、視界は完全にゼロ。スーパーは孤立した。
霧の中で何が起こってるのか・・・
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関連項目
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