ミュッチャー・ミューラーとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第6部「ストーンオーシャン」の登場人物である。
概要に触れるな 脱獄を考えるほど 死に近づく事になる
グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に務める主任看守。25歳。通称「ミューミュー(ミューミュー主任)」。
面会室及び正面ゲート部署を担当している。ホワイトスネイクの正体がプッチ神父である事は知らないが、プッチ神父が刑務所付きの教戒師になった頃から「スタンド使いを閉じ込める」任務についている。
スタンド能力によって、徐倫達が最初の1人目となるまでただの1人も脱獄者を出した事が無い実績を持ち、エンポリオにも「スタンド能力を封じ込める力を持つ、真の看守」として正体こそ知られていなかったが存在を恐れられていた。
容姿はグェスに曰く「ハダがスゲー真っ白で」「ギンギンの金髪」「ちぢれ毛で」「身長は175くらい」「網タイツはいてた」「白いメス豚」。
プッチ神父を追って脱獄しようとする空条徐倫の前に現れ、スタンド『ジェイル・ハウス・ロック』の能力で徐倫のスタンドと記憶能力を封じ込める。
やがて体のいたる場所にメモ書きを残した風体の、記憶障害に陥った徐倫を自ら囚人に成りすまして監視し続け、徐倫の腕に書いてあったメモから謎の協力者(エンポリオ)の存在を感知しはじめ、徐倫を追跡する事でホワイトスネイクさえも知らなかったエンポリオと幽霊部屋の存在に辿り着く。(ミューミューは当初エンポリオの存在を知らなかったが、ミューミュー自身知らないうちにスタンドでエンポリオの記憶能力を奪っていた。)
その後、エンポリオを銃撃で瀕死に追い込み、彼の持つパソコンも破壊した事で徐倫達は追い詰められたが、エンポリオが残した2進法の情報をストーン・フリーに「プリントアウト」された事で徐倫はようやくミューミューを認識、徐倫の「つまり敵でいいんだな!」という問いかけに余裕の態度で答えたのが仇となって敵と認識され徐倫に叩きのめされる。その後、徐倫とエンポリオはスタンドからも解放され、徐倫たちの脱獄を手伝わさせられた。
スタンド使いだが、後述するように直接戦闘を得意とするスタンドではないため戦闘ではミューミュー自身が銃で直接攻撃する。しかし、徐倫との戦闘では10発以上の弾丸を連続で撃ち込んでおり、ミスタもびっくりの射撃スキルを披露している。俺のリロードはレボリューションだ!
名前の元ネタはイタリアのアパレル会社・プラダのブランドの1つ『miu miu(ミュウミュウ)』。
本名の方はその創設者『Miuccia Prada(ミウッチャ・プラダ)』。スイスの時計メーカー、ブランドの『FRANCK MULLER(フランク・ミュラー)』も入っていると考えられる。
「3つ」だけの生活だ だが記憶を全て失くすよりも始末が悪い
- JAIL HOUSE LOCK(ジェイル・ハウス・ロック)
【破壊力:なし / スピード:C / 射程距離:刑務所内の壁 / 持続力:A / 精密動作性:なし / 成長性:なし】 - ミューミュー主任のスタンド能力。スタンドのビジョンは、手足の指が無く全身各所を糸で縫われ、脳がむき出しになった人間、という奇怪な姿をしている。
刑務所内の壁や鉄格子と同化し、刑務所から脱獄するために面会室より先の壁や鉄格子に触れた者に対して能力を発動、「囚われた」相手をスタンドに触れた時点から物事を3つまでしか記憶できなくさせる。
このスタンド能力で記憶を封印された者は、4つ目を覚えた時点で1つ目に覚えた記憶が消去されてしまい、また覚え直したり同じ事を延々と繰り返したり物事が振り出しに戻るという無限ループに陥るので戦闘どころか日常生活を送ることさえ困難となる。なお、スタンド能力に囚われるよりも以前の記憶はそのまま覚えている。
徐倫はこの能力で囚人たちに迷惑を振りまくのみならず、ミューミューにゴキブリ入りの食事を食べさせられたり、エンポリオは自身の住まう幽霊部屋で水を被ったコンセントを抜こうとして何度も感電し続けたり、また幽霊部屋へ辿り着いた徐倫がエンポリ共々互いに成すべきこともわからないまま立往生していたりと、ミューミューの手の上で延々と「ワルツを」踊らされ続けていた。
また一度に4人以上の人間や物が視界に映ると、4人目(4つ目)からは記憶として受け付けず、認識自体ができない。いかに強力な力を持った人間やスタンド使いがいたとしても、それらを行使する脳の機能を封印されてはどうしようもなく、次々に記憶を与え続ける事で戦闘の意思すらもゼロに戻してしまうので戦闘になってもあらゆるスタンド能力や武器を無力化できる。アヌビス神の天敵。
スタンド自体に破壊力は無く、攻撃は専らミューミュー自前の銃による攻撃が中心だが、徐倫の腕や顔面を負傷させる程度にはスタンドの物理攻撃も可能らしい。
スタンド名の由来は、アメリカ出身のミュージシャン「Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)」の楽曲『監獄ロック(JAIL HOUSE LOCK)』から。プレスリーが主演する同名の映画の主題歌でもある。
増援の看守たちによるスタンド能力の実演
- 記憶① あそこを見ろッ!子供だッ!一体どういうことだッ!?
- 記憶② しかも一緒にいるあの女は懲罰房で唯一生き残った女だ!
- 記憶③ ミューミュー主任が暴行を受けて捕まっているぞッ!
- 記憶④ (徐倫たちが)離れた!! (この時点で記憶①が消去)
- 記憶⑤ 撃てェエエエエーーーッ!! (この時点で記憶②も消去)
- ・・・って、誰を撃つんだ? えと、俺たち・・・ ここはどこだ?
その他
- 「物事を記憶できなくなる」脅威のスタンド能力から転じて、ジョジョファンの間では物覚えが著しく悪い事や話した内容をすぐ忘れられる事を指して「スタンド攻撃か!?」「ミューミュー主任に記憶を奪われたか!?」「3つまでしか物を覚えられなくなったのか!?」などといった風にこの能力が比喩に用いられる。
またテレビドラマやアニメ、映画などで登場人物の発言・行動の不一致や脚本の矛盾・忘れを指摘する際にも度々、「ジェイルハウス・ロック」が引き合いに出される事もある。 - フリーゲーム「ディアボロの大冒険」でも罠の一種として登場し、踏んでしまうと覚えたフロアのマップや識別済のアイテムを「忘れさせる」。
あたしの目的はニコニコ動画だ!敵が誰かなんてどうでもいい事だ!
上手いねぇ・・・ だがそんな熱い感情さえ 次の3つのイラストでお前は完全に忘れ去ってしまう
『エンポリオに会え』・・・ お前に案内させてやった!
なるほど!こんな所にコミュニティがあるとは・・・
で、ニコ百に何を見に来たんだ?オレたち・・・? ここはどこだ?
- ジョジョの奇妙な冒険 / ストーンオーシャン
- 空条徐倫
- エンポリオ・アルニーニョ
- エンリコ・プッチ
- グェス
- G.D.st刑務所
- 記憶喪失
- 無限ループ / エンドレスワルツ / ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム
- なんだっけ 忘れたァァァ ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!
- 二進法
- 監獄ロック
- メメント …記憶障害の男が主人公の映画
- 桂三度 …「3」に関係のある芸人・噺家
- 東方家 …記憶障害の症状が出る石化病を代々持つ家族
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- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
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