単語記事: メアリー・スー

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この用は、狭義の二次創作、すなわちファンフィクション同人作品)におけるキャラクター造形に関する用です。
一次創作オリジナル)には用いませんので注意してください。

お願い
掲示板に書き込む前に必ず記事にを通してください。
記事を読まずに一次創作キャラを挙げて「○○メアリー」などとする事例が後を絶ちません。
この記事を読めば聞かなくても大体のことは理解できるようになっています。
一次創作の話はすべてスレチな話題なので該当スレでお願いします。

明らかに記事を読んでない人の書き込みはスルーしてください。愉快犯は反応を楽しんでいるので、注意するのは逆効果になります。

概要

メアリ・スー(Mary Sue)とは、大まかに言うと

ファンによる二次創作物のオリジナルキャラクターにおいて、作者の自己願望が詰め込まれすぎた結果、原作ファンを不快にさせる様々な弊が発生したキャラクターす。男性の場合、海外ではゲイリー・ストゥー(Gary Stu)とも呼ばれるが、日本の場合めったに使われない。

具体例は後に述べるが、例えるなら「最強主人公が次々と原作キャラを従わせ、強敵を倒しまくる」など。二次創作初心者がやらかしがちであり、「さくしゃのおもいがこめられた、りそうのきゃらくたー」的な印を与えかねない作りになっているため原作レイプの一種として多くの人に嫌われる。 当然他人からは「詰め込まれたように"見える"」に過ぎないため、に書く側が自、反として意識するべきものである。

なお、上記の例えのような「最強系」が多いため、単に強いキャラ一次創作公式外伝等のキャラして使う者もいるがこれは誤りである。(詳しい理由は後述)

由来

元々「メアリ・スー」とは、「スタートレック」初代シリーズ二次創作小説A Trekkie's Taleに出てくるオリジナルキャラクターの名前であった。この小説Paula Smithポーラスミス)という女性によって書かれたもので、1973年ファンジンファンらによる自主制作雑誌)内の一記事として発表された。アメリカ合衆国で発表されたものであるため原文は英語だが、2014年ネット上で邦訳もされている

この、キャラクターとしてのメアリー・スーは、

という、実に痛い解かりやすい設定を引っさげていた。
だが、作品のタイトルから見てわかるとおり(Trekkieというスタートレックファンし、否定的なニュアンスも含む)、これは当時の二次創作に対する刺でもある。

これを受け、SSの創作に当たっては自己投影が過ぎないように心掛けるべきという認識が広まり、二次創作において作者の理想の投影があまりにも強すぎるキャラクターす言葉として定着するに至った。

この言葉がスタートレックファンダムに登場してからの経緯、そして生まれたファンの間での数々の衝突については、1991年にCamille Bacon-Smithが著した「Enterprising Women」という書籍の一節において詳しく記載されている。さらにその一節は、ファンフィクション二次創作小説)に関する重要な論述をまとめた2014年の書籍「The Fan Fiction Studies Reader」にも収録されるなど、ファンフィクション歴史・動向を探る資料として一定の評価を受けている。

二次創作に限定される理由

二次創作に限定される理由としては、 原作からの乖離による違和感 が嫌われるな原因だからである。

既に「出来上がっている物語に異物を投入する」以上、 書き手にはそれらを「丁寧に整合性を持たせた状態でミックスする」がめられるのである。 後述のテストが加点方式(点が多いほど危ない)なのもこの(調整箇所が増える)為である。

因みに一次創作(オリジナル)の場合、不快なキャラとして扱われる事はあるかもしれないが、それに原作ファンとしての嫌悪が伴う事はない。要は二次創作だから生じる問題であり、一次創作なら単なる駄作扱いで済むのである。

ここでいう「二次創作」が同人作品に限られるのもファン同士の同好の場でやっちゃうのがメアリーだからである。
故に原作者監修のメディアミックス作品や、スパロボのような商用クロスオーバー等は該当しない。

結局は作者キャラを「作品を作るうえでの具・ギミック」として扱いきれて居ない為に発生する事と言えるだろう。既存作品を自己投影したキャラを動かす為の具と勘違いするから問題なのである。

原作との乖離の要因

これらはメアリー・スーの条件ではないので注意が必要

  • 意味な身体的特徴の列記
  • 天才・強い等の設定の明(作中描写)がお粗末
  • 本来作中のキャラが知るはずの第三者視点からの決断を下す
  • ご都合主義とも言うべきフォローが備されている
  • 結果に至る経過が非常にお粗末
  • 書き手の欲望に忠実

日本におけるメアリ・スーの例としては、 「Kanon」の二次創作における相沢祐一の美化である『U1』が有名である。 詳しいことは該当項を参照。

 

また「新世紀エヴァンゲリオン」の二次創作における碇シンジにも似たような事例があり、酷い事例としては

などと言ったものが、放映当時から現在に至るまで散乱している状態である。 このような原作からかけ離れている碇シンジは「スーパーシンジ」略して「スパシン」と呼ばれ、忌み嫌われている。

また海外の有名なメアリー・スーの例として、ハリーポッターシリーズ二次創作「My Immortal」に登場するオリジナルキャラクター「Enoby」が挙げられる。
「My Immortal」は海外ファンフィクションサイト2006年から2007年投稿されたSSで、「Enoby」はその作中に登場する痛々しいオリジナルキャラクターEbony」の蔑称である。 詳しいことはMy Immortal Wikiを検索

客観的に優しく見守ってあげましょう

そもそも創作作品において作者がある程度自己投影・感情移入するのは当たり前の事である。
ただ、それが行き過ぎるのはよくないと警鐘を鳴らしているのがメアリ・スーの事例なのである。
特に二次創作でこれをやってしまうと、批判されたり非好意的な感想を受けても仕方のないことといえる。(検討中)
読者から摘されても、その作品の何がそう思わせるのかを冷静に察できれば次につながるのではないだろうか。

だが実際問題として、「メアリ・スーを書くな」などと強制する権利は(そもそもの著作権者などを除けば)にもい。作り手においても受け手においても、上記の様な失敗の結果である以上幾らでも誕生するものである。
あなたがメアリ・スーに対して否定的であり、どうしてもにしたくないのであれば、メアリー・スーの兆が現れた時点で見ないというのが双方にとって穏健な付き合い方と言えるのではないだろうか。

メアリー書くは自分が大好き」等の様に作者本人の人格の問題として考えるのは大きな間違いである。この言葉は自己投影が不可避だからこその自であり、先の様な考えに囚われて中傷に走るべきではない。

「メアリ・スー」チェックシート

自分の作成したキャラクターメアリー・スーかどうか判断したいとき、下記のリンク先にあるチェックシート安にしてみては如何だろう。

⇒ 「メアリ・スー」チェックシート

これは、「物語を作成する際に必要のない設定、描写」を加点方式で評価するチェックシートである。
海外で"Mary Sue Litmus Test"と呼ばれている多数のテストの内の一つあるいは複数を元に翻訳・再編して作られた。

このチェックシート々に訴えてくるメッセージとは、「そんなくだらない事を考える前に本文を考えろ」ということであり、物書き手への警鐘を鳴らすものである。当然ながら、上記のテストで引っかかった箇所でも、適切で十分な設定の明(作中描写)が作中で成されていれば問題はない。

使用上の注意

  • 各項メアリーの定義でも条件でもない。強いて言うなら「典例」
  • 合計点はそのキャラメアリーである(なってしまう)可性を示すものであり、「高得点だからメアリー」であるとは限らない。
  • このチェックシートはあくまで書き手に対するものであり、読み手が他者の作品に対して用いる為のものではない。

英語版

⇒ The (Original) Mary Sue Litmus Test

"Mary Sue Litmus Test"の大元のオリジナルとされる。アメリカテレビアニメ"Gargoyles"のSSを書く際にメアリーを避ける為のガイドラインとして1997年開された。

メアリー・スー作成者インタビュー

⇒ Transformative Works and Cultures Vol 6 (2011) Interview "A conversation with Paula Smith"

外部リンクメアリー・スーの初出である「A Trekkie's Tale」の作者Paula Smith氏のインタビュー。2章が成立の経緯、6章がA Trekkie's Taleの再録になっている

関連動画

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関連項目

最後に掲示板にレスされる方へ重ね重ねお願い

この言葉は拡大解釈されやすい傾向があります。しかし、ここの編集に関する議論等も行われる「メアリー・スーについて語るスレ」ではメアリー・スー」の定義・用法になるべく厳密であることがめられます。

書き込む前には必ず記事にを通して下さい。特に赤字の部分「由来」「二次創作に限定される理由」熟読をお願いします。

一次創作に関しては過去に何度も議論されているので過去ログも参照してください。

また、明らかに記事を読んでいない人や荒れるのを楽しんでいると思われる人に関してはスルーをお願いします


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ページ番号: 4426955 リビジョン番号: 2393857
読み:メアリースー
初版作成日: 10/07/31 19:48 ◆ 最終更新日: 16/08/13 14:17
編集内容についての説明/コメント: 「由来」の節にCamille Bacon-Smithの論述について追記し、それが収録されている書籍を「関連商品」節を新設して掲載
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メアリー・スーについて語るスレ

4189 : ななしのよっしん :2016/11/27(日) 13:48:28 ID: vN3111wICw
>>4188
その記事って
メアリー・スー一次創作に限るけど,あなたがそう思うのなら二次創作でも使っていいですよあなたの中では」
っていう内容であってむしろ一次創作限定だと思うけど

とりあえず人格攻撃や口汚い暴言は抜きにそれぞれのまとめると
一次創作のみ」本来そういう定義だから
二次創作OK」現在そういう使われ方もしているから
って感じだろうけど

>>4171で書いたようにwikipdiaを見るに元々の定義上は女性キャラ限定みたいだし「男性キャラを含む一次創作」って定義も既に本来の定義じゃないし本来そういう定義だから定義を変えるのは良くないって意見は成り立たないと思う
4190 : ななしのよっしん :2016/11/28(月) 18:19:49 ID: boGfy7wh+v
>>4184
横からだけど、じゃあそっちが付け込まれないように自制すれば?としか言えない。
自分で自分の言葉の価値を下げるような事を言ってる時点で、それは正しくないだろ
4191 : ななしのよっしん :2016/11/29(火) 16:18:37 ID: BjyGiDzlxM
>>4189
散々違うと言われた挙句に作られたいわばゴリ押しで作られた記事だからああいう形になっただけで一次でもでも使ってOKなんて話にはなってないんじゃないのか? 大百科の記事はどんなクソ記事でも消せないからな
この記事見てもあくまで二次創作関連の言葉っていう人のほうが多いだろ
4192 : ななしのよっしん :2016/11/30(水) 17:21:18 ID: 1S6izU4/VN
メアリー・スーって二次創作の上での概念だけど、
歴史物みたいな創作ではないが既に一定の物語が存在している場合にも適用してもいいのかな?
4193 : ななしのよっしん :2016/11/30(水) 17:24:35 ID: oveB5KuOUm
おんな城主 直虎の記事でこの言葉が誤用されてるけど警察の皆さん注意しに行ったほうがいいんじゃない?
4194 : ななしのよっしん :2016/11/30(水) 18:13:31 ID: BjyGiDzlxM
自分がオナホ扱いされるのは嫌がるのにマルチまでして気に入らない層を皮るとか最高にかっこいいな
4195 : ななしのよっしん :2016/12/02(金) 17:25:58 ID: CvXG0JTot9
一次創作なら単純に「キャラ贔屓」って言葉でいいんじゃないのと思ったり
4196 : ななしのよっしん :2016/12/02(金) 18:17:02 ID: rQcikJQsRc
一次二次議論をするんだったら作成者インタビューの二章ぐらいはを通しておくことを勧める。
4197 : ななしのよっしん :2016/12/03(土) 05:08:14 ID: boMphi9zes
一次二次の範疇で済むならまだいい
三次創作で出てこられた場合の事態の複雑さについて
4198 : ななしのよっしん :2016/12/05(月) 22:00:14 ID: EWD02inRhz
記事中のスパシンについてはアニメエヴァに対する
ファンの願望として当時一ジャンルとして確立してたけどな
記事書いた人の観が入りすぎで見苦しくなってるのが残念
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