「メガデモ (Mega Demo)」とは、コンピュータグラフィックアニメと音楽を組み合わせた映像作品のこと。
もともとAmigaあたりでFDD1枚に収まる(=1MB強)デモでどれだけすごいことが出来るかを競うことから由来している。
概要
コンピュータサブカルチャーの一つであり、一言で表すならば
限られた容量にどれだけコンテンツを収められるかという美しさを追求する文化
だと言えるだろう。このデモの美しさを競うためのイベントが北欧を中心に世界各地で開催されている。
一般的なムービーとは違い、映像はプログラムからリアルタイムに生成されている。
デモ作品は普通 グラフィック担当、音楽担当、コーディング担当のように複数人が組んで製作される。 これらのグループは「デモグループ」と呼ばれる。もちろん個人製作のメガデモも存在する。
現在のコンテストでは、容量別に部門が分かれておりそれぞれに名称がある。
例えば4KByteでは「イントロ」、64MByteでは単に「デモ」と呼ばれるため厳密には「メガデモ」とは異なる。
日本ではこれらのファイルサイズなどに関係なくメガデモと呼ばれることが多い。
メガデモの歴史
メガデモの始まりはソフトウェアのクラッキングだと言われている。
1980年代にヨーロッパ・フィンランドの子供たちの間で、商用ゲームのプロテクトを解除して仲間内で交換し合う遊びがあり、そのクラッキングを自分たちが手がけたのだという証明としてゲームの内部に自身の署名(HN)や自作のデモを埋め込んでいた。
それから次第にソフトのクラッキングよりもデモ製作が主体になっていき、現在のメガデモ文化が形成されている。
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関連項目
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